３Ｄ

３Ｄテレビ開発にメーカーが躍起らしい。
はっきり言ってどうでもいいし、俺はいらない。

米国などでの３Ｄ映画が盛況だという風潮を捉えての開発競争らしいが、３Ｄ映画なんてのは珍しさから足を運ばれているだけ。

コンテンツ産業はソフトありき（ＴＶはコンテンツ産業と言えないかな）。ソフト面の改良を考えずハード面ばかり追求していくから映画産業もテレビ産業も衰退する。

映画はドキュメンタリーに頼りすぎだし、テレビはお笑いに頼りすぎ。

フィクションでいいものを作っていかないとダメ。
そう思う。

その点、小説では新しいものでなかなかいいものがあるように感じる。

沸点（この表現は正しいのか？）は低くなっているような感じを受けるけど（くっすん大黒が芥川の候補になったことでもそれはわかる）。
低いは低いなりになかなか面白い。
沸点の低さをうまく利用している。

松岡正剛が「くっすん大黒」について書いている。
面白い。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0725.html

-----------

そんなナマを言っているが、一方オレの文章が第一回目の推敲を終えた。
客観的に読んで面白いのか面白くないのかは判断できない。
時折ナルシスティックに「なかなかいいじゃん」と思うことはあっても。

ただ、表現の稚拙さはもうどうしようもない。
中学生レベルだ。

小説を読んでいると、しばしば感銘を受ける表現に出会うことがある。最近では川上未映子。「ヘヴン」を読んで表現のうまさに脱帽した（内容の一部がバレてしまうが、手紙のか弱い文字を魚の小骨に例えたことなど）。
もともと幼少女期の読書体験は少ないはずなのに、なぜこんなに表現力豊かなのか、と不思議だ。

精進、精進。

----------------

さて、前に書いただろうか。

ギー藤田という一部では非常に有名な人がいる。
銭金にも出た。
俺は一回新宿で見かけたことがある。

その人の「ギー」という渾名だが、大江健三郎が著書の中で度々登場させる「隠遁者ギー」に由来したのではないかと勝手に思っている。

「懐かしい年への手紙」で隠遁者ギーに久しぶりに会って、以前のその思い付きを思い出した。

--------------------

今日チューン：
Wham/Wham Rap!
久しぶりに聴いたら超かっこいい。
今日レコバッグに入れてきてしまった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB
へー、パナイオトゥーってんだ。