OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

あと2度でも3度でも

2006年05月09日 | 母のこと
久しぶりに母とお寿司屋さんに行った。
1年の間、たびたび訪れたので、お寿司屋のおじさんともすっかり顔なじみになった。
「久しぶりですねぇ、この間来た弟さんはお元気ですか?」なんてね。

「何で知ってるの?」と母は不審顔。
2ヶ月ほど前に2度ほど来たのを忘れてしまったらしい。

食べたのは、鮪の細巻き1本、中トロの握り、赤貝の握りそれぞれ1個、ボタンエビをつまみで。
お椀とつきだしの煮物椀を食べて、もうお腹がいっぱいだという。
去年の今頃いっしょに食べに来て、驚くほど食べたことがウソのよう。
食も細くなってしまったようだ。

最後にガリを一口食べて、「からい!、からい!」と大騒ぎをするので、あわてて玉子を出してもらう。
「甘いの食べたら、口の中がホッとするでしょ」と言いながら、子供達が小さかった頃のことを思い出す。
1年の間に、母はすっかり小さい子の様になってしまった。
聞き分けのないところも含めて…。

食後は、恒例の散歩。
いつものコースを回っていたが、途中で「トイレに行きたいから帰る」との要求にあわててOT園に引き返す。
用を済ませて、部屋でテレビを点けた途端、「こんなところにいるのはイヤ!」、「散歩に行きましょう」と言う。
「今行って、帰ってきたところじゃない」
「そうなの?2度でも3度でも、散歩ならいいのよ」
こちらはそうもいかないので、「また、今度ね」とあきらめてもらったが、その後のご機嫌の悪いこと。

こうグズグズ言い始めたのは、きっとお腹がいっぱいになって眠たくなってきたからだろうか。
「寝グズリ」をするところも、幼児みたいだとちょっと悲しくなる。

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