OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

ジェントルマン

2009年03月06日 | 家族の話題
白内障で入院中の舅。
慎重な人なので、大事をとって月曜日まで入院することにしたんだって。

今日は雨も降るので、姑を乗せて病院まで。
たまには、いい嫁さんのフリもしなくっちゃ!

手術で、視力もずいぶんと回復したらしい。
「今までは、メガネと虫眼鏡の両方を使って新聞を読んでいたけれど、昨日くらいからはメガネだけですいすい読めるようになった」と、舅は喜んでいる。
そして、「ここの病院は、看護師がいい!」と、大絶賛。
ブザーを押すと、夜中でもイヤな顔もせずに飛んできてくれるんだとか。
居心地が良いようで何よりです。

病室は暖かいけれど、パジャマで売店に降りていくと少し寒いのだという。
「何か羽織るものないんですか?」
「あったかいと思って、邪魔だから、持って帰ってもらっちゃったんだよ」
「だったら、着て来た洋服の何かを羽織ったらどうでしょうかねぇ…」
ロッカーを開けてみた。

中にあったのは、まるで銀座にでもお出かけするかのような、りゅうとしたシャツ、ジャケット、コート!
「お父さん、カーディガンとか、何かニットものは着てこなかったんですか~?」
おしゃれなよそ行きばかりの衣類を見て、思わず大きな声が出てしまった。

舅が現役を退いてからもうずいぶんと時が経つけれど、相変わらず外出する時はジェントルマンが辞められないらしい。
「お父さん、入院する時は、かっこつけるより居住性を重視した方が良かったみたいですね!」
つい、いっちゃった~!

しかし、いつまでもジェントルマンでいたい、男の気持ちもちょっとわかる。
かわいいじゃない…。