OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

タロウに鼻をなめられた!

2009年03月03日 | 家族の話題
舅が白内障の手術。
姑一人で付き添うのも気の毒かと思い、私も同行を申し出た。

手術そのものは、30分ほどで済む簡単なもの。
日帰り手術が、普通らしい。
ただ、舅の場合は、右目がほとんど失明状態なところへ、左目の白内障を手術するので、もしうまくいかなかったら見えなくなってしまうというと、皆が心配していた。

心配だったのは、私だけではなかったらしく、弟夫婦もひょっこり顔を見せた。
付き添いが4人で、舅の手術の終了を待った。
といっても、神妙にしていたわけではなく、談話室で賑やかにおしゃべりをして。

お陰様で、手術は順調に終わったらしい。
「ずいぶんレンズが濁っていたので、落ち着けば、前よりずっと明るく見えるようになると思います」という、執刀医の先生の言葉にホッとする。
舅も、「寝ているうちに終わってしまったよ」という。
「寝ていて、タロウ(愛犬)に鼻を舐められて、あっと思って起きたら手術が終わっていた」んだって!
年をとってからの子どもはかわいいというけれど、現在の舅姑の生活に、タロウは欠かせない存在のよう。

しばらく視界が不自由なので、大事をとって入院する舅に、「しばらくタロウちゃんと会えなくて、寂しいけど我慢ね!」と、別れを告げた。
弟は、「オヤジ、今日からしばらくは、酒も呑めねえな」という。
医師は、「金曜日に退院しても良いし、土日もここにいても良いですよ」と言ってくれている。
でも、舅はきっと金曜日には退院するだろうというのが、皆の一致した意見(弟は「賭けようか?」というけれど、全員が金曜だと思うのだから、賭は成立しない!)。

みんなで姑を実家に送って返り、夕方暗くなってから、弟夫婦と三人で帰路に。
姑は、タロウを抱っこして手を振ってくれた。
「お姑さんを一人にして帰るのは心配だけど、タロウがいてくれると思うと、ちょっと安心できる」と、義妹。
身近に抱きしめられる存在があるというのは、とても心強いことなのだと思う。

チビ犬のタロウ、その存在は、なかなか大きく、頼れるものなのだ。