エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「アナログ」・「同期型」から「デジタル」・「非同期型」へ

2011-08-12 08:43:23 | Weblog
情報通信ネットワークは、10年ごとに段階を追って進化してきました。1980年代のPCの時代から、90年代にようやくインターネットがネットワークの基盤となりました。2000年代に入ると、それがウェブ2.0やクラウドコンピューティングへと進化してきました。インターネットの社会変革の力は誰もが共通して認めているところであり、その力の源泉はネットワークが生命のように進化していく「自己組織化」にあると考えられます。環境エネルギー問題についても、その解決のためにこれから長い時間がかかるでしょうが、今必要なことは、エネルギーネットワークにも「自己組織化」という息吹きを吹き込むことだと思います。
エネルギーネットワークも、これからは情報通信ネットワークと同様に、「自己組織化」のダイナミズムの下で進化していくものと考えられます。情報通信ネットワークの進化とこれからのエネルギーネットワークの進化を対比させて考えると、情報通信ネットワークの進化は、「アナログ」・「同期型」から「デジタル」・「非同期型」へという大きな方向に向かって進化してきたことがわかります。この大きな進化の方向性は、情報通信であれエネルギーであれ、ネットワークに共通するパターンであると思われます。
そうすると、現状における「アナログ」・「同期型」エネルギーネットワークは、これから「自己組織化」のダイナミズムの下で、「デジタル」・「非同期型」へ進化していくといえるのではないでしょうか。私たちは、今後の「スマートグリッド革命」の発展を構想するに当たり、このような「ネットワークの進化」の視点を忘れてはなりません。

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