2001年ノーベル経済学賞受賞者のJ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)は、週刊ダイアモンド2月6日号において、京都議定書のような国別の数量目標設定方式に疑問を呈し、各国が排出枠の価格を国政的に合意されたレベル(たとえば、1トン当たり80ドル)に引き上げることを誓約し、その実現に取り組むという方式への転換を提案しています。
これは、排出権価格の固定相場制の導入であり、私が提案している国際エコマネーとそれを担保するための世界減CO2(ゲンコツ)バンクにほかなりません。
また、スティグリッツの提案で重要なのは、途上国への排出枠の公正な配分のためには、最低限人口一人当たりの排出量を等しくすることであるとしていることです。
ただし、スティグリッツは、その方法論については「炭素税によってであれ、上限規制によってであれ」と述べていますが、このうち国際炭素税の導入に関しては、世界的な徴税権を持った公的機関を設立することは、ほぼ不可能です。
むしろ、ケインズのバンコール、国際清算同盟の構想をCO2の世界にも適用することが現実的です。私が提案している国際エコマネーとそれを担保するための世界減CO2(ゲンコツ)バンクは、ケインズのバンコール、国際清算同盟にそれぞれ対応したものです。
なお、世界環境税に関するスティグリッツの見解に関ては、2006年の日経ビジネスのインタビュー(こちら)を参照ください。
これは、排出権価格の固定相場制の導入であり、私が提案している国際エコマネーとそれを担保するための世界減CO2(ゲンコツ)バンクにほかなりません。
また、スティグリッツの提案で重要なのは、途上国への排出枠の公正な配分のためには、最低限人口一人当たりの排出量を等しくすることであるとしていることです。
ただし、スティグリッツは、その方法論については「炭素税によってであれ、上限規制によってであれ」と述べていますが、このうち国際炭素税の導入に関しては、世界的な徴税権を持った公的機関を設立することは、ほぼ不可能です。
むしろ、ケインズのバンコール、国際清算同盟の構想をCO2の世界にも適用することが現実的です。私が提案している国際エコマネーとそれを担保するための世界減CO2(ゲンコツ)バンクは、ケインズのバンコール、国際清算同盟にそれぞれ対応したものです。
なお、世界環境税に関するスティグリッツの見解に関ては、2006年の日経ビジネスのインタビュー(こちら)を参照ください。
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