毎週「環境ビジネスオンライン」にウェブ連載している「見えてきたスマートグリッド
新しいスマートコミュニティ構築へ」に、「アメリカと日本の需要応答(デマンドレスポンス)最前線<その6;日米における需要応答アグリゲーターの動向>を掲載しました。その前半部分は、以下の通りです。
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9月27日の連載(http://www.kankyo-business.jp/column/003298.php)でご紹介したように、9月14日政府のエネルギー・環境会議が「革新的エネルギー・環境戦略」において需要応答を国家的プロジェクトとして推進する方針を決定しましたが、ビジネスとしての展開はこれからといった状況です。そこで今回は、需要応答(ディマンド・レスポンス)の最前線第6回目として、需要応答ビジネスの展開に必要な「アグリゲーター」に関するアメリカと日本の動向を解説してみたいと思います。
電力会社に需要応答ソリューションを提供するエナーノック
アメリカでは、10月5日の連載(http://www.kankyo-business.jp/column/003349.php)で解説した需要応答の市場化やエネルギー管理(EMS)への進化に伴って、需要応答ソリューションを提供するプロバイダーのビジネスモデルが構築され、近年、「アグリゲーター」(需要応答プロバイダー)と呼ばれる事業者が急成長しています。エナーノック(EnerNoc)とコンバージ(Comverge)がアメリカの2大プロバイダーです。
このうちエナーノックは、業務用・産業用電力顧客を対象とするプロバイダーです。同社のネットワーク運用センター(NOC)を介して、従来のような一方的な需要削減ではなく、必要な情報を提供することで、業務用・産業用電力顧客が効率よく電力削減に応じるような仕組みを提供しています。11年6月時点で、業務用・産業用電力顧客4,500社、8,000施設、6.65ギガワット(GW)<出力1GW原発の6.65基分に相当>の需要応答容量を管理し、取引市場等を通じて電力会社と取引しています。
電力小売事業者向けに需要応答ソリューションを提供するコンバージ
また、コンバージは既に30年以上にわたり需要応答をソリューション事業として運営しており、電力小売事業者向け市場をリードする先駆者的な存在と言えます。ハード、ソフト両方の技術を生かしたエネルギー効率化のソリューションを50万件以上に提供しており、これは電力小売事業者用需要応答市場の約60%のシェアに当たります。
これら2社以外には、コンステレーションエナジー(Constellation
Energy)、ハネウェル(Honeywell)、グリッドポイント(Gridpoint)などが、需要応答市場の代表的なプレイヤーとして挙げられます。
日本では2012年の夏の需要期から「アグリゲーター」が登場
日本では、こうした「アグリゲーター」の本格的な登場はこれからといった状況ですが、2012年の夏の需要期から電力会社に需要応答ソリューションを提供する「アグリゲーター」が登場しました。
(以下、略) *全文は以下にアクセスするとご覧になれます。
→http://www.kankyo-business.jp/column/003404.php
新しいスマートコミュニティ構築へ」に、「アメリカと日本の需要応答(デマンドレスポンス)最前線<その6;日米における需要応答アグリゲーターの動向>を掲載しました。その前半部分は、以下の通りです。
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9月27日の連載(http://www.kankyo-business.jp/column/003298.php)でご紹介したように、9月14日政府のエネルギー・環境会議が「革新的エネルギー・環境戦略」において需要応答を国家的プロジェクトとして推進する方針を決定しましたが、ビジネスとしての展開はこれからといった状況です。そこで今回は、需要応答(ディマンド・レスポンス)の最前線第6回目として、需要応答ビジネスの展開に必要な「アグリゲーター」に関するアメリカと日本の動向を解説してみたいと思います。
電力会社に需要応答ソリューションを提供するエナーノック
アメリカでは、10月5日の連載(http://www.kankyo-business.jp/column/003349.php)で解説した需要応答の市場化やエネルギー管理(EMS)への進化に伴って、需要応答ソリューションを提供するプロバイダーのビジネスモデルが構築され、近年、「アグリゲーター」(需要応答プロバイダー)と呼ばれる事業者が急成長しています。エナーノック(EnerNoc)とコンバージ(Comverge)がアメリカの2大プロバイダーです。
このうちエナーノックは、業務用・産業用電力顧客を対象とするプロバイダーです。同社のネットワーク運用センター(NOC)を介して、従来のような一方的な需要削減ではなく、必要な情報を提供することで、業務用・産業用電力顧客が効率よく電力削減に応じるような仕組みを提供しています。11年6月時点で、業務用・産業用電力顧客4,500社、8,000施設、6.65ギガワット(GW)<出力1GW原発の6.65基分に相当>の需要応答容量を管理し、取引市場等を通じて電力会社と取引しています。
電力小売事業者向けに需要応答ソリューションを提供するコンバージ
また、コンバージは既に30年以上にわたり需要応答をソリューション事業として運営しており、電力小売事業者向け市場をリードする先駆者的な存在と言えます。ハード、ソフト両方の技術を生かしたエネルギー効率化のソリューションを50万件以上に提供しており、これは電力小売事業者用需要応答市場の約60%のシェアに当たります。
これら2社以外には、コンステレーションエナジー(Constellation
Energy)、ハネウェル(Honeywell)、グリッドポイント(Gridpoint)などが、需要応答市場の代表的なプレイヤーとして挙げられます。
日本では2012年の夏の需要期から「アグリゲーター」が登場
日本では、こうした「アグリゲーター」の本格的な登場はこれからといった状況ですが、2012年の夏の需要期から電力会社に需要応答ソリューションを提供する「アグリゲーター」が登場しました。
(以下、略) *全文は以下にアクセスするとご覧になれます。
→http://www.kankyo-business.jp/column/003404.php
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