エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

「エコ」とは「エコモード」(eco-mode)のこと!

2008-10-20 08:06:27 | Weblog
エコマネー2・0の「エコ」、エコポイント2・0や3・0の「エコ」とは、どのような意味なのでしょうか?
通常「エコ」は、環境に優しい、有害物の少ない、省エネが進んでいるなど「環境」のエコと考えられていますが、そもそも「エコロジー」(19Cドイツの生物学者ヘッケルがオイコスとロゴスを合成して作り出した言葉)の「エコ」は、ギリシア語の「オイコス」を音写したラテン語から来ています。ギリシア語のオイコスは、狭義にはイエを意味しますが、広義には生息地、生息圏を意味します。
そうすると、本来の「エコ」とは人間が生態系の一部として地球と共生しながら生きる、その生き方そのものを指しているということができます。
「エコ」とは狭い意味での環境に限られたものではなく、われわれ人間の活動すべて(経済、福祉、医療、教育、政治、行政など)が地球と共生する「エコモード」(eco-mode)となることを指しているのです。2~3年前に流行した「ロハス」(LOHAS)というライフスタイルも、ほぼ同義といってよいでしょう。
最近では、最先端の分野でもこのような意味で「エコ」が使われるようになっています。IT企業の「エコシステム」、技術開発・イノベーションの分野での「エコ・イノベーション」などは、「環境」という意味を超えてIT企業と他の事業体との共生ネットワーク、供給側からではなく、人間生活、需要サイドから見たイノベーションという意味で使われています。
これからのインターネット、IT、電子ポイント・電子マネーも、最近言われているような環境負荷が少ないIT機器という「グリーンIT」を超えて、われわれの「エコ」なライフスタイルをクリエイトする「エコモード」(eco-mode)のクリエーターを目指さなければいけないと私は考えています。
ビジネスの「エコシステム」に関心のある方は、こちら
「エコ・イノベーショイン」に関心のある方は、こちらをそれぞれご覧下さい。