Fun with NATURE

人と人、人と自然をテーマに
まっちゃの環境、自然、あそびの広場

田んぼで

2009-06-22 | 子ども


久しぶりの記事です。
ありがたいことですが、急に忙しくなり、朝から晩までバタバタしていました。
結果、一日のスケジュールや段取り、頭の切り替え、睡眠、休憩などうまくコントロールできておらず、疲れ気味でした。

そんな中でも、子ども達と自然の中で遊ぶのは楽しさや発見がいっぱいでした。自然の中へ出かけていく時の子ども達の好奇心は、本当に素晴らしいものです。

「田んぼへ行こう!」と声をかけて、10人ほどででかけていくと、最初は「全然何にもいーひん」と話していたのですが、その内誰かがオタマジャクシを見つけ、カエルを見つけ、メダカを見つけ・・・となっていきます。
田んぼの中には、コオイムシやマツモムシ、ヒルまでもいます。
子ども達にとっては、最高の遊び相手、畦にひざまずいて、手を伸ばし、そっーと生き物を捕まえています。
捕まえようと集中している子ども達の顔も素晴らしいですが、田んぼに落ちないかヒヤヒヤしています。(落ちたら落ちたで、結局笑ってすませるのですが)

ホースセラピー

2009-05-08 | 子ども


ゴールデンウィークも終わりましたので、その間の話を少し。

先日のブログで、島根で馬と・・・とのことでしたが、詳しく言いますと、島根県雲南市にあります「雲南TRC(セラピティックライディングセンター)」へ行っていました。
鹿児島に住んでいた時の友人が、そこのスタッフとつながりがあり、事業をお手伝いさせて頂けるとのことで、訪問しました。

今回のGWには子ども達と保護者のグループが来場し、乗馬レッスン以外の時間(馬の手入れやお散歩、ちょっとした遊びなど)をお手伝いしていました。

グループには、作業療法士の先生もおられ、子ども達の心理的なサポートもされ、夜には保護者へ子ども理解の講座もあり、私もとても関心を持って聞くことができました。
先生と話すと、子ども達の成長に、いかに遊びや自然、体験が大切であるかを強調されておられました。
作業療法について、ほとんど知識がない私でしたが、現在子ども達の遊びや学びに関わっていることとリンクしていることの多さに驚きました。
作業療法というと治療というイメージもありますが、子どもの個性に合わせた学びや成長として捉えることができるのかと思いました。

そして、乗馬のレッスンをしている途中の子ども達。
乗れば乗るほど、どんどんいい顔をしていくのです。
乗る前には少しフワーとした様子だったのが、活き活きとして、真剣で、乗った後は良い疲れと楽しさと達成感のある顔をしていました。
(活き活きとしているということは、脳が活性化され、成長している状態であるとのこと)

私も少し乗馬体験をしたり、馬を引いて歩いたりしました。
そこで、馬の賢さや人間とのコミュニケーションを感じました。馬に触れることでの癒しというのは良く聞くことですが、それよりも、馬が私の状態を見抜いているということです。
私の不安や緊張、度量をすぐさま感じ取り、それに合わせた行動をとります。相手に気を使ったり、逆手に取ったりします。
世話を通してコミュニケーションを取るようになると、私も馬の状態を理解できるようになり、それに合わせ馬も近づいてくるようです。
子ども達は、ややこしいことは考えず、馬に触れ世話をしコミュニケーションを取り、お互いの信頼関係を築き、乗馬を楽しんでいるようです。
そのことが、普段学校や社会でなかなか築けることの少なくなった子ども達の自尊心を育んでいるかと思います。

以下はメモです。
・遊びは子どもの自分育て
・子どもは暇だから遊んでいるのではない。
・子どもは未熟な状態で生まれ、大人になるまでの長いゆとりの期間、大人や社会へ適応していくための期間である。(しかし、現代はその適応していく社会に問題があることが多いのではないか、だからこそ不健康な適応が起こることもある)
・今の社会は35歳くらいで成人でも良いのでは。
・診断を行ってカテゴリー分けすることより、個性に合わせること。
・未来を支える子どもや地域を思い、尽くす人々がいる地域。その地域には人が集い、常にムーブメントが起こる空気があること。出会い。
・時間の流れの違い(同じ24時間であるが、ゆったりとした時間をつくるにはどうすべきか?)



子育て支援ネットワーク

2009-02-17 | 子ども


年末年始は大雪だったのが、2月は暖かく春のようでした。
が、昨晩から小雪がちらついています。
あったかくなったり、寒くなったり、三寒四温ですが、激しすぎます。

先日、滋賀子育てネットワークの学習会に参加してきました。
「子育て支援」って聞くと、幼児とお母さんの居場所づくりというのが一般的ようですが、子どもの関係でたまたまお誘いいただいて、参加した次第です。

たまたま参加したのですが、環境レイカーズでやっている事業は、子育て支援であると思います。
【あそびの達人教室】は、小学生の安全な居場所、親が安心して預けられる場所です。
マッチングフェアや体験ツアー、職業人との出会いなどを行っている【青少年出会い発見応援事】は、高校生以上を対象に若い人たちの社会との接点づくりを行っています。そこの団体ネットワーク交流会では、「若者への支援と同時に、悩みを持つ若者の保護者、特に母親への支援が必要」との声があがっています。

【地域コミュニティ】という縁が崩れつつある中、一般的な子育て支援という枠に捉われず、人が育っていく過程には様々な社会の支援が必要であると感じました。
学習会でも、少し異なる角度から子育て支援に関わることが大事だと改めて気づいたとおっしゃって下さりました。

以下は学習会でのメモ

・子育て支援って、儲かる事業じゃないけど、地域とつないで支える仕事
・一人の思いを、みんなの思い・みんなの自己実現へ
・モノを買うのと同じように、サービスを買うことは、自治や協同にはつながらない(子育てサービスへの考え方に対して)
・通訳インタープリターの必要性(行政の子育て支援とお母さんの現実の差、国の少子化対策と現場の子育て支援の違いをつなぐ人)
・「ベタ」な活動(身近、地域、緊急)
・住民活動は、まとまりと広がり、組織論と活動論
・居場所の提供:孤独と孤立の違い(子育てグループに入りたくない人も)
・育つ:情報(知識)ではなく、関係性を通して学ぶ(知恵)こと。親が他者とのやりとりを見せていないのでは?
・子育て支援ネットワークの小地域版が必要。

PHOTO:あそびの達人教室で

子どもまちづくり

2008-12-01 | 子ども


先日の土日は、琵琶湖博物館にて、「びわ湖・まるエコ・DAY 2008」が開催されました。
県内の環境学習に取り組んでいる団体や学校、個人、企業のポスター展示と様々なワークショップや講演会が同時に開催され、県内での環境学習の情報を得たり、出会いの場となりました。

環境ほっとカフェでは、早稲田大学の卯月さん、滋賀県嘉田知事、県立大学の森川さんによる鼎談も行われ、基調講演では、卯月さんが「子どもが育つまちとは」と題してお話しされました。

卯月さんは、ドイツミュンヘン市の「ミニ・ミュンヘン」についてや関わっておられる新宿での公園づくり事業などについてお話しされ、とても興味深く聞くことができました。
 ミニ・ミュンヘン研究会 ミニ・ミュンヘンのDVDも販売しておられるそうです。

子どもがまちづくりに参画し、そこからたくさんの地域の大人も関わり出し、ついには、みんなのまちとなっていく過程をお話しされ、環境レイカーズで運営していますJ21(21世紀淡海未来会議)や子どもとのキャンプの作り方にも大きく通じるところがあると思いました。
「公園づくりで、一番面白かったことを子ども達に聞くと、私達大人が期待をして、いろいろと仕組んで、子ども達に提供してきた数々のコトやモノではなくて、子ども自身がこだわって、自分達でやり遂げられたことが一番楽しいと子ども達は答えた。大人が思うことと、子どもが反応すること、そのズレが一番面白い」
と話しておられました。(注:私が聞いた様子では)

私も「子ども達がこう思うだろうなぁ、こうやれば楽しめるだろうなぁ」など手を変え品を変え、プログラムをつくるのですが、子ども達が楽しいのは、やっぱりそんな枠を超えて、【自分でやる】ところです。
良い裏切りがあるから面白いのでしょうね。
そのことを忘れずに、あの手この手でプログラムをつくりたいと思います。

遊びの森

2008-02-21 | 子ども


子ども達といつも一緒に遊んでいる東近江市八日市の五十年森。

雪が降れば、みんなで雪遊び。雪合戦に、キャッチボールに、雪だるまに、樹の上に積もった雪を落としての大騒ぎと、道の雪がとけても、いつまでも残しておいてくれます。

秋にはたくさんのどんぐりを落として、子ども達にたくさんのおもちゃとお土産を提供してくれます。

夏はカブトムシやクワガタムシなどいろんな生き物が子ども達とかくれんぼを競います。

春はまだまだ遠いようですが、冬の五十年森でまだまだ遊びます。

子ども達を支え、周りの田んぼを支え、神様がおられる森です。

地域に大切な森が残って、その森でいっぱい遊ばせてくださることに感謝。