昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

滅びゆく民

2024-09-10 07:51:32 | 日記
庭でプール遊びをしている家族が、突然体の不調に襲われます。頭痛やイライラ、吐気・・・隣家を見ると、開けた窓からこちらにテレビ(スピーカー付きモニター?)が向けられ、ネットで見たことのある「モスキート音」を発生させるという映像が。

加齢と共に高い周波数の音は聞きづらくなりますが、甲高い蚊音の様な音は人を不快にさせ、時に健康被害を及ぼす。そう言われてはいますが、因果関係が公に証明されていませんから、責任を追及する事は困難でしょう。それを利用した、騒音と認識する「子供の声」への対策だったようです。

公園やこども園、電車内や公施設での子供に関連するトラブルは、僕らが子供だった半世紀前より明らかに増えました。
有効な対策を提示できるわけではないですが、この変化に対し思う事は、「子供がいる風景」が「普通」ではなく「特殊、異端」に成ったこと。

子供がどこにでも、溢れるほどの活気を持って居た時代、騒がしいのが普通で、その環境に慣れ=適応していただけではなかったか。
ならば、過渡期的な社会ストレスは増大するとしても、子供が日常にワラワラいる環境になれば、子供トラブルも自然と低減するかも。

その少子化対策自体が、暗礁に乗り上げている訳ですけど。

「異端」に対する社会の目が厳しくなればなるほど、出生数は減り続けるのは想像に難くないでしょう。

ですから、その子供のいる風景を「普通」と見做せなければ、今の個人的価値観と幸せを大切に守り、気に入らない事は全排除しながら、民族としては、滅びていくだけなんだろうなあとは思います。

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