昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

キメラ

2023-12-13 08:14:34 | 日記
「キマイラって知ってる?」と尋ねられ、
ああ、ケルベロスやオルトロスのお姉さんでしょ、ギリシャ神話や物語に出てくる合成獣とお答えしたら、いや、現実の奴と。
トルコで双頭の仔牛が生まれたそうで、すぐ死んじゃったみたいですけど「あれもキマイラっていうのかなあ、ライガーみたいに」。

どうでしょうね。そもそもライオンとトラ(ジャガーだったか?)を掛け合わせたライガーは雑種であって、キメラ(キマイラ)ではありません。
確かに2系統の異なる遺伝子は持っていますが、個体すべての細胞に同じ遺伝子を持っていますから。

キメラは2つ以上の受精卵が合体して1つの個体を作るわけで、個体の部分によって違った遺伝子を持つものの事だった気がしますから、各部の遺伝子を比べてみないとわかんないんじゃないのかと。瞳の色が左右で違うオッドアイなんかも、何らかの事情で片側のメラニン色素が減少している場合にも起こるそうですから、一概には言えない、ほとんどはキメラじゃないでしょうけど。

卵子に異なる系の精子が入ってきた場合、ほぼ細胞分裂しないですから自然発生は中々のレアケースかと。

人工的に鶏とウズラの実験はよくされるようですが、カモなんかでは自然発生キメラの存在もあったような・・・哺乳類なんかは精子と卵子がペアを組んだ時点で他の精子は除去されますが、鳥類はペアができた後でも暫く卵の中に、他の精子もウジャウジャいたんじゃなかったかなあ。
それがキメラ発生要因の1つだったりして・・・すみません、正確性のないうろ覚え+いい加減な推測です。

いずれにしても発生は超レアで、ましてや生存できる可能性なんてほぼないんじゃないかと思います。

にも拘らず、中央集権と分散型ネットワークをくっつけてみたりと人の社会はキメラばかり。
なるほど物語でしかないから可能なんでしょう。

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