楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

機能しなくなっても惰性が優先の政治

2020年06月09日 | 日記

今日(6/9)の衆院予算委員会で。

福島原発事故の時に民主党政権が議事録を作っていなかったことを管官房長官が当時のブログで「政権を担当する資格が無い。」と綴っていた。

このことを辻元清美議員が取り上げ、「官房長官も総理を見限っているのではないですか。」と挑発すると、安倍首相が例によって色をなし、「失礼だよ!失礼だよ!」とヤジを飛ばした。本当のことなんだ。

“アベのマスク”が昨日届いた。本当に間抜けなことだ。まだ半分ちよっとの配布割合らしい。10万円は2割程度とのこと。永田町も霞ヶ関も機能不全に陥っている。

コロナ対策の遅れを“役所仕事だから”と片付けるのは簡単だ。政権中枢のスタッフは忖度上手だがまともな政策立案や霞ヶ関部隊の運用は苦手のはずだし、その部隊も安倍政権の不祥事の後始末で疲弊し切っている。行政が機能しなくなっているのも当たり前だ。

これまでは人事で尻を叩かれてきたが、霞ヶ関も徐々に安倍首相からの離反が始まっているかもしれない。昔から官僚は機を見るに敏だ。PCR検査体制が遅々として改善されず、何ヵ月経っても希望者が受けられないのはその兆候かもしれない。

二次補正も殆どが野党が言っていたものを霞ヶ関が後追いで纏め、途方も無い予備費を放り込んだ“やっつけ”仕事だ。「これが目玉」という力も誠意も感じられない。

昔であれば自民党内で政局になっていたが「あと1年だから。」の空気なのが与野党とも情けない。機能しない政府と役所が惰性で政治をしている。