全国各地のプロオーケストラの公演再開の動きが出てきた。
京都フィルハーモニー室内合奏団は13日、緊急事態宣言解除後、観客を迎えての全国初の公演を京都コンサートホールで行った。510席のうち100席を使用、マスク着用や手のアルコール消毒を求め、演奏者同士は1・5~2メートルの間を空けるなどの対策を講じた。
東京都交響楽団は11-12日に慶応大、聖マリアンヌ医科大学の専門家の参加も得て「試演」を行った。
ベルリンフィルなどの海外のデータも参考に、楽器毎の飛沫の飛散状況を科学的に検証し、弦楽器奏者のマスク着用は不要で、演奏配置も従来と大きく変わらなくても大丈夫との結論を得たとのこと。
得られたデータは今後、全国のプロ、アマの演奏団体に提供されるようで、直ぐに元のような状態で演奏出来ないにしても重苦しい空気を払拭してくれるニュースだ。
というわけでアップしてきた〝九響ライブ配信〟最新版は「チャイコフスキーバイオリン協奏曲」(第1回名曲 午後のオーケストラ」2015.4.5福岡アクロスシンフォニーホール)です。最終楽章が特に好きです。よろしければどうぞ。
バイオリンは三浦文彰。