楕円と円 By I.SATO

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RWC2019 いよいよ対抗戦 -4-  残り10分の交代 

2019年10月28日 | 楕円 -Rugby-

決勝はラグビー発祥のホームユニオンのイングランドとウェールズを期待していた。実現すればワールドカップで初のことだった。

大英帝国時代の両国のラグビーは、構成メンバーが上流階級と移民労働者という趣を異にしたものだったので、強烈なライバル意識を持って戦っていた。炭鉱で育ったせいか、石炭と鉄の街のウェールズのラグビーは多少荒っぽく火の匂いがするようだった。

試合前の国歌斉唱は1900年代の初め、ウェールズがイングランド戦で愛唱歌の『我が父祖の土地』を歌って士気を高めたのが始まりという。

今もロンドンの「トゥッケナムスタジアム」のスタンドに地鳴りのように湧くシーンがよく放映される。日本のスタジアムでその文化の一端を感じたかったのが決勝カードへの思いだった。

試合は19Vs16の1PG差で南アがウェールズを破り決勝進出を決めた。残り10分頃まで互いに1トライ、4PGずつの16Vs16の全く互角。力が伯仲するとトライは簡単にはとれない。

ノーサイド間近にアレっという動きがあった。ウェールズはPGをことごとく成功させているNo10を交代させた途端にペナルティを得て、No15が決めて同点の16点とした。勝利の流れを感じた。

しかし、その直後に今度は南アがキャプテンを交代させた。何とその直後にペナルティを得て突き放す。

双方の交代の意図は分からない。PGの応酬の膠着状態を打開し、「トライ」を取るための一大勝負に出たのか。終了5分前に神は南アに3点をもたらした。

野球の投手戦のように派手さは無いが、相撲のがっぷり四つのような見応え十分の試合だった。

決勝もPK戦になるのだろうか。願わくば両者の強力FWから供給されたBacksライン攻撃で勝負がついて欲しい。

 

 

 

 

 

 





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