楕円と円 By I.SATO

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気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

『 私の自転車旅物語 2018 』-台湾一周 (余話)- 5 台風の中、帰国

2022年04月18日 | 環島

2018年7月10日

 

赤道付近から台湾のすぐ東に台風が接近。

予報は翌日の11日にかけて北西部を進んで大陸に向かうというものだった。

帰国日(11日)を直撃なので予定していた市内見物を取り止め、善後策の検討だ。

 

いろいろ考えた。

帰るのを1日延ばすか。

はたまた空港まで行くだけ行って、飛ばなければ戻ってくるか。

ホテルは予約しておくか、どうするか。

 

泊まっていたホテルはやはり延泊の人が多く出て、午前中には満室になってしまい、紹介して貰った台北駅近くのホテルに行ってみることにした。

 

11日を予約しておいて、飛行機が飛ぶことになったらキャンセル出来るかどうかフロントの女性に尋ねると、当日キャンセルなので返金は出来ないとの返事だった。

自己都合ではなく、台風という不可抗力によるものなので救済出来ないか、念のため聴いてみた。

返答は「飛行機が飛ぶ場合は一応、空港から電話してください。考えてみます。」との前向きなものだった。台湾の人は本当に優しい。

 

ひとまず期待して、午後から泊まっているホテルの近所を散歩した。台風の生温かい風が吹いている。

 

  

 

ホテルの裏は餃子、小籠包、肉饅頭などの食べ物屋が密集していた。調理しているところが通りから見える。

 

 

 

昼食は、これが最後かな・・・と4月にもお世話になった「牛肉うどん」にした。

隣の女性が食べている豆腐のようなものも注文してみた。歯ごたえがあったので豆腐ではなさそう。何かのパテかな。唐辛子を付けて食べると美味しかった。

 

由緒ありげな看板、掛け軸゛に店の古さを感じる。

外へ出ると風が強くなり小雨が混じってきた。

 

2018年7月11日

 

 

4月、7月に台湾で泊まってきたツーリストホテルの朝は大体、このような地元料理のバイキングだった。屋台のように香辛料は強くない。朝食付で3,500円~4,000円くらいか。

 

 

朝から台風に包まれている。

しかし、「目」の中にいるのか、風が無い。

 

空港に着いて、予定通り飛ぶとの案内にホッとする。警察官、警備員の姿が目に付く。

直ぐに確保しておいた台北駅近くのホテルにキャンセルを入れる。

台風の影響は殆ど無く、予定どおり離陸。

 

無事、帰宅してホテルの名刺のアドレスにメールすると、数日して「返金手続をするのでホテルの領収書と搭乗券を送って下さい」との返答が来た。

暫くして、指定した口座に全額が振り込まれて〝余話の〟台湾旅は終わった。

Thank you,Miss Coco さん!

 

       

       桃園空港


PS.台湾が平和で、優しく、親切な国であって欲しい。


(お終い)

 

 


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