楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

茶番の極致

2024年06月05日 | 日記
政党のトップ同士が合意したのに提示する法案は違っていた。
そんなことがどうして起きるのだろうか不思議でならなかった。

維新の会が要求する政策活動費の公開を受け入れるかわりに、その対象を50万円超とすることは実務者が岸田首相に念入りに説明したはずだ。
にも拘わらず・・・。岸田首相が説明を理解出来なかったか、無視したか、何らかの〝手違い〟があったかの何れかだろうと考えていた。


しかし、謎が解けた。〝手違い〟だったのだ。
自民党は50万円超のまま維新の反対があっても衆院で可決し、参院で修正後、手続きに基づき衆院で再び審議し、50万円超を外した法案で可決し直すというシナリオを描いていたが、茂木自民党幹事長から反対されてドタバタ劇になったというわけだ。TVニュースショーの政治部記者が明かした。

岸田首相のグリップが全く無くなっていてガバナンスが崩壊している。


このような国会対策は岸田首相も「合意」の際に知っていたはずである。維新も、政治部記者もこうしたことは知っていたはずだから関係者総掛かりの茶番の極致である。

事程左様に政治資金規正法の改正は裏金問題の解明を置き去りにし、国民無視の政局決着をしようとしていたわけで、こうした「自民党政治」に決別しようと蓮舫参院議員が東京都知事選に立ち上がった。政権交代のためにも重要な決戦である。


岡田幹事長もようやく「連合は自民べったりの小池都政を認めるのか。」とけん制した。蓮舫参院議員が共産党の支援を受けている点を連合の芳野友子会長が問題視していることを踏まえた発言だ。

立憲は連合などに捕らわれず、国民を向いた市民連合を組織して大同に就くべきだ。