ウイルス感染とオリンピック延期報道で元近畿財務局の赤木俊夫さんの命をかけた『手記』が押し流されそうだ。
そう感じていたら明日(3/26)発売の『文春』が、赤木さんが信頼していた当時の直属の上司の池田統括官が、1周忌の昨年の3月に赤木さんの奥様に打ち明けた国有地売却の詳細を報じるとのこと。
8億円の値引きの根拠になったゴミの埋蔵量ついては資料が乏しく、会計検査院報告書では試算を示して終わっていたと記憶している。
赤木さんの『手記』でも「内部検討資料は一切出さないこと、文書として保存していないと説明するよう事前に本省から指示があった。」と記されている。
安倍首相の「新事実は無いので再調査はしない。」という役人のテンプレート答弁をひっくり返すには新たな事実をひとつひとつ積み重ねることしかない。
かつての関係者が勇気を持って真実を証言することが赤木さんの霊に報いることではないか。
《庭の福寿草 2020.3.25 9:00》