「お前はいつも何を考えて生きてるんだ?」
「何をと言われても、、」
「まるで“精気”がない。
それじゃ何のために生まれてきたかわからんじゃないか」
「そこまで言う・・・」
「いや、お前の将来のために言ってる」
「仕事で画期的な成果をあげろとは言わん。
が、しかし女でもギャンブルでもいい。
何かしら一心不乱に打ち込める対象を見つけろよ」
「先輩、僕の何がわかるって言うんですか。
言うに事欠いて女だ博打だなんて。
そんなんだったらまるで僕は生きる屍みたいなもんじゃないですか」
「そう、よくぞ言った。お前さんはまさにその“屍”だ。ゾンビだ。
いや今のまま行ったら間違いなくそうなる」
「余計なお世話です・・・」
「そういう態度がいけない。もっと人の言うことに耳を傾けろ。
謙虚になれ。みなお前の事を心配して言っているんだ」
「まだ脈がある。お前はもっとできる奴だとみこんでいるから苦言を言っている。
それが何でわからんのだ」
「それで僕にどうしろと」
「どうもこうもない。それにどうするかなんて人に教わるもんでもなかろう。
生きてるっていう“迫力”を出せということだ。
仕事云々の前にきちんと生きろ。俺が言いたいのはそう言う事だ」
「先輩、熱いですね。その情熱はどっからくるんですか?
僕からすると先輩も僕も本質的には大差ないとおもえるんですけど・・・」
「失敬な奴だな。俺はお前と違って守るべきものがある。
そのために精一杯生きてる。
残念ながら今のお前とはおお違いだ」
「仕事ですか?家族ですか?それとも恋人?
先輩、他になんか趣味とか取り柄ありましたっけ」
「またまた失敬な奴だな。
そのすべてだよ。女も家族も仕事もギャンブルも。
そういうことに没頭することで生きてると実感できる」
「単純なんですね。結局、自分というのがどこにも出てこない」
「僕と同じように空虚なんですね」
「・・・。痛いとこつくな」
「僕」と「先輩」。
本当の僕はどっちでしょうか?
答 どっちも僕です。
(帰りの電車のなかで考えたつまらないフィクションなのですが)
「何をと言われても、、」
「まるで“精気”がない。
それじゃ何のために生まれてきたかわからんじゃないか」
「そこまで言う・・・」
「いや、お前の将来のために言ってる」
「仕事で画期的な成果をあげろとは言わん。
が、しかし女でもギャンブルでもいい。
何かしら一心不乱に打ち込める対象を見つけろよ」
「先輩、僕の何がわかるって言うんですか。
言うに事欠いて女だ博打だなんて。
そんなんだったらまるで僕は生きる屍みたいなもんじゃないですか」
「そう、よくぞ言った。お前さんはまさにその“屍”だ。ゾンビだ。
いや今のまま行ったら間違いなくそうなる」
「余計なお世話です・・・」
「そういう態度がいけない。もっと人の言うことに耳を傾けろ。
謙虚になれ。みなお前の事を心配して言っているんだ」
「まだ脈がある。お前はもっとできる奴だとみこんでいるから苦言を言っている。
それが何でわからんのだ」
「それで僕にどうしろと」
「どうもこうもない。それにどうするかなんて人に教わるもんでもなかろう。
生きてるっていう“迫力”を出せということだ。
仕事云々の前にきちんと生きろ。俺が言いたいのはそう言う事だ」
「先輩、熱いですね。その情熱はどっからくるんですか?
僕からすると先輩も僕も本質的には大差ないとおもえるんですけど・・・」
「失敬な奴だな。俺はお前と違って守るべきものがある。
そのために精一杯生きてる。
残念ながら今のお前とはおお違いだ」
「仕事ですか?家族ですか?それとも恋人?
先輩、他になんか趣味とか取り柄ありましたっけ」
「またまた失敬な奴だな。
そのすべてだよ。女も家族も仕事もギャンブルも。
そういうことに没頭することで生きてると実感できる」
「単純なんですね。結局、自分というのがどこにも出てこない」
「僕と同じように空虚なんですね」
「・・・。痛いとこつくな」
「僕」と「先輩」。
本当の僕はどっちでしょうか?
答 どっちも僕です。
(帰りの電車のなかで考えたつまらないフィクションなのですが)
読み進みました。
人は、大なり小なり
この二人共の立場をとりながら
この二人の感情を持ちながら
日々すごしているような気がするのですが・・
始終熱くいても疲れてしまう
始終屍のように脱力していては
他人にも迷惑をかけてしまう
だから、ときに熱くもなり
また、自暴自棄になってしまうくらいに
落ち込み、どうしようもなくなってしまっている
自分に腹を立て、もがき、
やがて再生・・・・・
誰の為に生きる・・・かなんて
そんな大仰なことなんて考える事も無く
その時々で
大切だと思った人のため、事柄のために
自分の微力で出来るだけのことをする
そしてその繰り返しで
月日が過ぎていく
結果なんて
解るはずもない
年老いて
いよいよお迎えが来る~その間際に
「いい人生だった」
と思うことが出来ればいい・・・と
どうでしょうか~
物事を
あまり深く考えない私・・です
露と落ち露と消えにしわが身かな
難波のことも夢のまた夢
旅に病んで夢は枯野をかけめぐる
秀吉と芭蕉の辞世の句とされています。
その間際を想像するにこんな感じでしょうか…
情熱と倦怠と。
その二つが僕の中にも、だれの中にもあるのでしょうね。
その綱引きで時が刻まれていく。
そんな感じです。
と思いきや、、ドラゴンさんの一人二役でしたかー
(@_@;)
でもね
そうやって自問自答、、
いいかも知れません
なんか、、ちょっと
ヒント、、もらったような、、
ヾ(´ε`*)ゝ
一人二役、二人ばおりでした。
そういえば二人ばおりという〝芸〟、最近見なくなりました。
これも死語と化しているのでしょうか。
1人を2人で演ずる面白芸です。
よく学芸会でやったもんだ。
あぁあ、寝たらすぐ朝だ。
今日は凄く寒くなるということ。
会社に行くのが辛いです…
村上春樹かだれかの引用かと思いました!
自分の中に相反する二つの自分を見るときってありますよね。
こういう小説があったら、たぶん読みます(笑)
ぜひ書いてください♪
村上春樹ですか。
何か意外な感じがしました。
僕が僕であることを感ずる時は、
相反する自分が「自問自答」している時かもしれません。
それ以外の時間はただいたずらに流れている時間。
村上的といわれると確かにそうかもしれません。
似てるかな。