ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

滞在記・二日目

2011-09-06 18:09:33 | 
旅先で早朝走るということ。旅の定番となった。
日が昇か昇らないかの境に颯爽と町に繰り出す。
誰もいない町の空気を吸い景色を目に刻む。
健康のためもあるがそればかりではない。
日中人だかりの町にない自然の息吹きを感じられるのがいい。
僕と自然だけある世界だ。今朝は伊江島の早朝を堪能した。
朝食も美味い。

旅の今回のもう一つの友は「与謝野晶子」。
愛と情熱の歌人だ。

春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ

こんなにも愛された鉄幹は幸せものだった。
それにしてもエロチック過ぎ。
コバルトブルーの海と真っ青な空をデッキチェアから遠く望みながら
こんな歌集を読んでる人などいない。
しかも朝っばらだ。

午前中いっぱいプールで泳ぎ、沖縄そばを食いに町場へ出かけた。
暑いが日陰は風がひんやりとして涼しい。これが沖縄の空気だ。
過ごしやすい。
漁師さんや地元の人で溢れるさり気ない食堂へ。
当然まずいはずがない。

午後は沖へ釣りに出かけた。
漁港から15分くらいで大海原。水深は30メートル。水は濃い青だ。
撒き餌の下に針が6本もある仕掛けで釣り糸を垂らすや否や、
もう「入れ食い」!!
グスクンというアジのような魚の他、あいなめを七色に染めたようなのや、
真っ赤な魚、黄色と青の魚。あっと言う間の2時間、30匹は釣れたろう。

帰って風呂に入りこうして夕涼みをしている。
波の音を聞きながら夕食までの束の間のひととき。
ほどよい疲れと少しばかりの空腹が何となく幸せだ。
今日はどをな古酒を堪能しようか。

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