ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

横浜おもいで巡り

2008-10-18 20:11:19 | 



温かい秋の日差しの中、横浜めぐりをしてきました。
元町中華街駅で下車し、外人墓地の中の長い坂道を通り「港の見える丘公園」へ。
横浜ベーブリッジが一望できる高台で一休み。
この季節、一帯に咲くバラがとてもきれいでした。それにしても種類がいっぱい。
それぞれ固有の名前がついていて覚えきれません。
「ダイアナ」というバラもありましたよ。



この丘に来ると必ず寄るのが「神奈川近代文学館」と「大仏次郎文学館」。
今日はこの辺で近所の年配のグループと思しき方々が、思い思いの場所で写生をしていました。

大仏次郎文学館の前でもおばさんが一生懸命、製作に打ち込んでいました。



この文学館の中にある「霧笛」という喫茶店でコーヒーを飲むのが楽しみです。
「パリ燃ゆ」など彼の文学書の初版本も置いてあり、何か落ち着く場所です。



そして神奈川近代文学館。今日の展示は「堀田義衛展」でチラ見した程度でした。
11月15日(土)には俳優の夏八木勲さんが「方丈記私記」の朗読をなさるそうです。
一般の人は1000円で参加できるとのこと。興味あります




バラに包まれ一休みしていると「赤い靴号」がやってきました。
このバスは市内どこから乗っても100円で、この公園が終着点です。
横浜と言えば、〝赤い靴、履いてた、女の子~♪〟ですよね。
それにちなんだバスなんです。さすが横浜市、素敵だね。


お腹がすいたので中華街のとあるお店でお昼を取りました。
今日は「フカひれチャーハン」でした。
いろいろついてこれで1300円
満足、満足



そしていよいよ後半戦に突入

山下公園では「インドフェア」が盛大に行われていました。
インドの食べ物(カレーやナン)や衣類、小物などの出店が50店くらい出ていました。
すごくいいお香の匂いに包まれて…
ステージでは妖艶なインド舞踊が繰り広げられ。



そして横浜埠頭の大桟橋へと歩をすすめ。
ここはよくテレビの撮影に使われる場所ですよね。
しかしいつも思うのですが、この桟橋の歩道を作るデッキの板は、
相当の技術と労力を要したに違いないと。。。
芸術的です。





そしてここから眺める赤煉瓦とみなと未来21地区の風景がこれ。



逆に、赤煉瓦から大桟橋を眺めたのがこちらです。



ついさっきまであっちにいたんです。
いまは赤煉瓦倉庫で一休み。「馬車道アイス」を食べました。

赤煉瓦倉庫にある雑貨屋や小物屋さんには若い人がいっぱい。
ここは人気スポットですね。“おじさん”にはやや場違いかな…

そしてランドマークやクィーンズタワーがある21地区へ。
途中に「コスモワールド」という遊園地があります。
ここのジェットコースターは見るからに凄い。
高所恐怖症の僕にはとても無理…
けれど昔々、ここの巨大観覧車には乗りましたよ。
生きた心地がしませんでした。




クイーンズタワーの敷地内でアメリカンドッグ&コーラを食べて帰途につきました。
比較的淡々と記してきましたが、僕にとってはおもいでのいっぱいあるコースなんです。
久しぶりにいろんなことを考えながら散策しました。

最後におまけショット
背景は外人墓地です。



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世界恐慌など起こらないんだろうけれど…

2008-10-18 09:33:04 | 




トップの写真は1931~32年の世界恐慌の時の米国の貧農家族の写真です。
1929年10月24日の米ウォール街の株価大暴落から始まった世界恐慌。
株価暴落、信用不安、経済の縮小、生活の困窮という連鎖の中で、
世界各国のブロック経済化が進み、逃げ場のなくなった国々は、
「第二次世界大戦」へと「幻影」にすぎない活路を見出す道を歩みました。

こんな愚劣な道をいま僕たちが歩んでいるとは単純には思いません。
けれど、その火種がいま、世界のすべての国々で起き始めているのは事実です。

サブプライム・ショックによる欧米投資銀行バブルの崩壊が、
世界株式の大暴落という形をとって、僕らの前に立ちはだかっています。
いまだに株価の下落は止まらず、不安定な状態が続いています。




当時と現在との大きな違い。
それは現在はG7(先進国首脳会議)など各国の政策協調の場があり、
一致団結してこうした危機に対処する構造があるということです。
先のG7で先進各国は「行動計画」を策定し、すべての国で金融機関への資本注入に踏み切りました。

第二次大戦に至る過程では、世界協調という概念が確立されておらず、
まだ電話やインターネットなどの通信手段もあまり発達していなかったため、
世界主要国の首脳が協調して対策を取ることが難しい状態でした。

アメリカは不況を「ニューディール政策」で、イギリス、フランスは「ブロック経済」で、
植民地を持たない日本やドイツは「ファシズム」により、この危機を打開しようとしました。
まったくバラバラで、自国の利益しか考えないという有様でした。


       ***************************


なので、現在は株価暴落→信用不安→経済の縮小→世界恐慌→世界戦争…
などという図式は単純には考えにくいのですが、
信用不安から経済の縮小までに差し掛かっていることは事実です。


日本のバブル崩壊から回復までは約10年かかりました。
世界のバブル崩壊から回復過程はいったい何年かかるのでしょうか。
いったん壊れた仕組みは簡単には元に戻りません。
生活面では、これから「不況」が本格的に始まります。

これまでテレビの舞台で繰り広げられていた“金融恐慌劇”が、不況・不景気
という実感を伴って、僕らの生活のシーンに現出してくるんでしょうね。
日本はまだマシとは言われるものの、覚悟はしておいた方がいいですね。


大恐慌は来ませんが、不況・不景気は間違いなく続きますよ。

ちっちゃなちっちゃな僕の〝予言〟です…


さーて、今日は久しぶりに横浜の埠頭でも行ってきますか

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