花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

バンマツリ(番茉莉)・梅雨を知らせる花

2006-05-28 | 花・植物・果実
 平成18年5月28日(日)

 庭に1本ある背丈が1㍍50㌢ほどのバンマツリ(番茉莉)の花が峠です。「茉莉」と言うのはジャスミンという意味ですが、香りがさほど強いわけではありません。1本の木に紫と白の同じ形の花を咲かせるのでちょっと珍しがられます。この花が咲き始めるとやがて梅雨に入ると言われています。



 同時に紫と白が咲くのではなく、初め紫色をしているのが段々と脱色されて、2,3日で白い花へと変身していくのです。花言葉の一つ、「浮気な人」と言うのはこのように色が移ろっていくことから命名されたのかも知れません。花には迷惑な話です。



 九州南部は26日、平年より3日、昨年より16日も早く梅雨に入ったと気象台が発表しました。梅雨の雨に打たれると「浮気な人」もしっとりと落ち着いて見えます。別の花言葉は「愛情」です。こちらの方がこの花にはふさわしいようです。



 雨粒が消えて、一層葉の緑も鮮やかです。上の写真からは紫から白へ移行する過程が良く分かります。自然の摂理の不思議さに心を打たれます。
 好んで歩く浦川べりの風景もすっかり梅雨空の様相です。間もなく田植えが始まります。





コメント (4)
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