朝日杯は明暗をクッキリと分けた。ジャンタルマンタルは前半脚をためると、多頭数でゴチャつくのを嫌うように、早目に仕掛けた。直線半ばは少し外へ出して後続との差を決定づけた。川田はリバティアイランド三冠以来のJRAG1制覇。鮫島駿から乗り替わっての騎乗でも、もう手慣れたコンビに見える。そう来年をも見越すように。鮫島駿も福永と川田にアドバイスを受け向上したひとりだ。折しも日本供用が発表された父パレスマリス。母方も合わせマイルから二千のタイプには映るが、GⅠの勲章を手にした以上、次は少し距離を延ばしての進撃となりそうだ。
一方の人気馬シュトラウス。デビュー前から類稀なる脚力と、突っ走ってしまう気性面の危うさ。3戦の内容にも現れているが、今回は最悪の形になったしまった。出遅れはある程度仕方ないが、トムはすぐに外へのコース取りをした。あれだけの脚力からしたら、もう腹を括って4角15番手からの追い込みでも、と思ってしまうが、トムは意図して数頭分外からグイグイと追い上げる。さすがの脚力で(笑)アッという間にセットアップを抜いての先頭。更にグングン加速しての直線。歴戦の川田に早目に交わされジエンド。それでもゴールでは勝ったジャンタルに0.8差しかない。印象からしたらド大敗という感じだったけど、あんなレースでたったの0.8差…。ついでに云うと勝ち馬と2着エコロは1馬身1/4差なのに、0.1差と発表されている。普通1と1/4なら0.2差だよね。0.1差だと1馬身以内の筈だ。まあいいけど(笑)。それにしても嗚呼トム・マーカンド。ほんと印象に残るヤッチャ。
今年のクラシックは牡牝のレベルがいわれたが、今回の2歳総決算も、先週のJFが1.32.6で、朝日杯が1.33.8と大きく開いた。少し今週の方が掛かってる印象もあるが、当然1秒以上の差はないので、やはり牝馬優勢という感じか。タガノエルピーダが3着に来たのも後押しかな。
冬眠…どうすっかな(笑)。2着続きだった応援馬ショウナンガチは、当日朝になっての出走取消。本日1番と入れ込んだ阪神8Rヤマニンルリュールは僅差の4着。3着なら3複でも50倍近いゴッチャンだった。更に期待のマーカンド・シュトラウスは出遅れ・追い上げ・失速の体たらく。もう世界中の不幸を背負ってるゾ! 運について考えてみる(笑)。この先には有馬と競輪GPが待っている。冬眠…最近はクマもあまりしないのもいるらしい…で、私もとりあえず生活して行こう。皆さんはご無事で。