先日のキングジョージ&クイーンエリザベスSは衝撃的なレースとなった。 英ダービー馬ワークフォース、愛ダービー馬ケープブランコを、まったく別次元の走りでウォークオーバーのハービンジャー。
こんな結末は誰も予想できなかっただろうね。 たしかにハービンジャー自体は、今年急成長していた感はあったけれど、2着ケープブランコに11馬身差とは…。
鞍上はおなじみのペリエ。 最近は日本でもたまに見かける程度になっているし、主戦場でもやや脇的存在ではある。 そういえばブエナビスタの騎乗もあったね。
それにしてもシーザスターズというスーパーホースを輩出した世代から、またも歴史に残る名馬が誕生した、という図式になるか。
ヨーロッパ競馬の絵巻の中でも、同年にキングジョージと凱旋門賞を制覇したのは、なんとたったの6頭という。 リボー、バリモス、ミルリーフ、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、ディラントーマスだ。 この中にハービンジャーの名前が記されることになるのか。
今年の凱旋門賞は日本からヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタが挑戦の予定。 当然マスコミの取り上げも大々的だろうし、ハービンジャーの走りは大注目となりそうだ。