94才の母のスイカ畑には、スイカごろごろ状態です。
前掛けでスイカを一つずつ畑の端へ持ち出してくれています。
私は回収係。驚くべきは、母の仕事ぶりです。
今年も力を発揮して益々腕を磨き、自信も出ています。
私達は早くからスイカを買って食べていたので、ちょっと飽き気味の時分のスイカですが、
もう切り売りを買う必要もなく暑い夏に食べるスイカは、格別です。
特に高齢の母がつくるスイカは格別です。
でも、近所の熱心な農家の畑が荒れているようで伺うと、
確かにイノシシのせいではあるらしいのですが、どうも頭の黒いものがとのこと。
ハウスの中にまかれたホースも切られ、持ち去られ、閉めたはずのハウスからイノシシ侵入らしいのです。
何たることか!一生懸命農業に携わっている人のものを傷つける人がいるなんて、どうしたことでしょう。
綺麗な仕事ぶりで学ばなければならない方の畑の荒れ方を見て、心苦しいです。
人間の仕業であるとしたら、悪すぎます。
こんな方がいらしゃるなんて悲しすぎます。
春には、私もなんだか府に落ちない苗箱の件、老化苗の件など、共通の問題のようで、恐ろしい。
おとろしい世の中ですなあ。
おとろしいとは、当地の言葉で、こわいです。
猪の仕業ならまあ生きる為の行動として、あきらめもつくが、もし人間の行為だとしたら、どうか?
静かな山里でも今の世、こんなことが起きる。どうかしているわ!
今年は母のスイカ畑には犬のこころの出動なく、有刺鉄線付きメッシュを張り巡らしているので無事ですが、油断大敵、油断大敵です。
人の努力を欺く人って、怖い。
露骨な人間の二面性をみたようで、おとろしや。