NHKの教育番組のドキュメンタり―番組アルゼンチナ丸乗船名簿の中の一人として、南米移住される人々と共にした太平洋上での2週間の思い出。横浜から父、妹、恩師、友人に見送られて日本を出てからもう50年経ってしまいました。最近1968の番組を見ることもあり、アメリカではまだ人種差別があった時代だったのだと思うと不思議な感じです。南部の町で買い物中、子供にチノと呼ばれて何のことかしらと思ったことがありましたが、まさか自分が有色人種だとも思わず、過ぎて行った日々でしたが、翌年の夏フィラデルフィアでもサマ―キャンプに参加中、黒人の人々との交流もあり、白人の黒人の中にいると私は有色のアジア人で初めてアイデンティー発見の夏だった。
今あらためて50年前のアメリカを考えると、不思議な感じです。アメリカにつくやいなや、ロバートケネディ―、マルチンルーサー牧師の暗殺、東部の街でみた映画、卒業、招かれざる客など、ずっと印象深い。
翌年1969は帰り道、アポロの月面直陸。
あれやこれや激動の中で揺れていた私。
そんな経験を1968物語のエッセイ―を書いたら、歌手の加藤登紀子さんがひろってくださってコンサートに招待されたこともあったわ。
加藤登紀子さんにとっても,1968は思い入れの多い、年で1968の💿も出されています。
団塊の世代にとって、思いの深い年からもう50年です。
1968と聞くだけでアメリカ大陸を上がったり、下がったりした青春時代が懐かしい。
今も鮮やかにいろんな方に出会い、怖くもなかったいい思い出ばかりです。
南米に移住され成功したひと、夢破れた人、いろいろです。
皆一回きりの人生を果敢に生きています。
どの方もこの方もなんとなつかしいことか!
この50年が私らしさを作ってくれたように思います。
若い方には、冒険の旅に出てと言いたいです。
出ると、自分のことも日本の事もよくわかってきます。
さてこれから、団塊の私達はどんな時間を過ごしていくのでしょう。
50年ぶりの乗船名簿をみて過ぎ去った日々、これからの日々に思いを寄せてみました。