イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

ピリオド

2006年07月15日 | スポーツ
◇先ほどまで、サッカーの中田選手の引退特番を見ていました。日本
代表の将来を考えると、彼にはもう少し第一線でプレーして欲しかっ
たなぁと思う一方で、まだ余力のある(僕にはその様に見える)うちに
引退するのは、何とはなしに彼らしいなぁとも感じています。

中田選手の特番を見ているうちに、いろんな選手の引き際が脳裏を過ぎりました。その
中で、特に印象に残っているものを挙げてみると…

◇千代の富士(大相撲)
→「体力の限界…気力も無くなり…」―平成3年5月場所での引退会見のインパクトは、
今でも強烈です。全盛時代の強さ―左前まわしを引いての鋭い寄り、相手の首根っこを
押さえての豪快な上手投げ―を目の当たりにしていただけに、あの無敵の横綱が居な
くなってしまう事を、にわかには受け入れられなかった様に記憶しています。

◇スコッティー・ピッペン(NBA)
→TVで引退セレモニーをじっくり見る事が出来たからでしょうか、マイケル・ジョーダン、
パトリック・ユーイング、マローン&ストックトンなど、他のスーパースターたちよりも、ピッ
ペンの引退は印象的です。自ら光輝く恒星の様な存在ではなかったかもしれないけど、
眩しい光よりも彼のその温かい存在感が、僕には何物にも比較できないものの様に感
じられたのです。

◇アイルトン・セナ(F1)
→彼の場合は引退ではなく、レース中の事故死という、悲劇的な結末でキャリアの終焉
を迎えました。そのレースを生中継で見ていて、放送時間中に彼の死が伝えられた時、
激しく動揺した事…その夜はなかなか眠れなかった事を覚えています。普段は冷静な解
説の今宮純さんが、涙ながらにセナの思い出を語った後、「…これからもF1は続いて行
くんです」とコメントしていた姿は、あまりにも痛々しかったなぁ…

…とまぁ、何だか今回は湿っぽい話になってしまいました(汗)でも、ずっとスポーツを見
続けていれば、必ずお気に入りの選手や偉大な選手が競技の第一線を退く時が訪れて
しまう。
今回の中田選手の引退もその中の一つとして、これから自分の中で整理されていく事で
しょう。そして、刻一刻と引退の時が近付いている名選手の最後の輝きを、出来るだけ長
く見続けたい―そんな想いを強くしたこの一日でした。

P.S.ウチの庭に白いユリが咲いているのに気付いたので、載せてみました。