「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

ひとりごと<76> 結願祭 

2005年09月29日 | 沖縄
 旧暦の8月吉日、これまで1年間いろいろな祈願をしてきた事の総まとめ、しめくくりの儀式として「結願祭(キチイガン)」行われる。

 昔は毎年行われたそうだが、過去の歴史の中で執り行えない年があったりして、島によって地区によって、その間隔はまちまちになってしまったようだ。

 私が川平にいた頃は、川平村だけが毎年「結願祭」をやっていると聞いていた。 

 川平には4つの御嶽(ウタキ)、群星(ムリブシ)・山川(ヤマガワ)・赤色目宮鳥(アカイルミメエトウル)・浜崎(ハマサキ)があり、56歳以上の女性が、それぞれ所属する御嶽で3日2夜の夜ごもり祈願をするそうだ。

 3日目の満願の日には神司(チィカサ)や村役員・長老が4御嶽に供物を持って詣でる。

 午後からは群星御嶽の境内にみんなが集まり、奉納芸能が行われる。
 
 豊年祭(プーリィー)でも行われた太鼓や獅子舞、ミリィク(弥勒)の行列「などが境内の庭で披露される。

 また、臨時の特設舞台では踊りや狂言が演じられる。

 品格を持った狂言と言われる「芋掘り(ンーブリ)」は狂言であるが、完璧なウチナーグチ、川平版であるため、聞いていても笑えない・・・/汗


 元々、どこの島でも結願祭に奉納芸能が集中しているそうだ。

 近年は竹富島の結願祭が有名だと耳にした。

 はなやかな奉納芸能を支えてきたのは、働き通しの苦しい生活の中で豊作を願い感謝する島民の心の息吹だったのだろう。

 

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