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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 4-1 The Six Thatchers その16

2017-03-04 15:10:25 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。


飛行機の中。


ジョンは自分で言った言葉を思い返しています。
「うそばかりだ。」
「君だけじゃない。」

窓に映っているのはバスで出会った女性。


ここからジョンの回想です。

バスの中。


ずっと自分を見ている女性がちょっと気になりながらもバスを降りるジョン。
バスの窓に映った自分を見ると耳にはおもちゃのデイジーがさしてありました。

慌てて花をとりその場を離れようとしたとき、目の前にその女性が立っていました。


Woman:Hello.
JW:Hello.
Woman:そのデイジー、好きよ。
JW:サンキュー。でも違うんだ、僕のじゃないんだよ。
Woman:違うの?
JW:うん
Woman:ごめんなさい。
JW:いや、僕の花でもあるんだけど。
僕は疲れた目をした老いた男よりも疲れてるんだ。
Woman:あら、私はステキだと思うわよ。ステキな目だわ。



Woman:私、普段はこういう事しないのよ・・・

女性はバッグの中から取り出したメモに番号を書いてジョンに渡します。

JW:これは?
Woman:私のよ。
JW:Thank you. Cheers.

女性が走り去っていきます。
ここからしばらくマーティンのひとり芝居になりますが、さすが上手いです。

ジョンはそのメモを手にしばらくボーっとしながらもポケットから携帯電話を取り出しますが
待ち受け画面のメアリーとロージーを見て、思い直した様子。


ゴミ箱に捨てようとしますが、そこも思いとどまってしまいます。

この表情が、突然女の子から電話番号をもらってしまい、
いけないと思いつつ嬉しい気持ちもある、複雑なおじさんの心境がよく表れているなーと。
全部私の妄想なんですけど・・・

お家に帰ってもまだ悩んでいるジョン。
メモには番号と「E」の文字があります。


07700 900 552
E xx

結局、ジョンは番号を自分の携帯に登録し、「Hey」を打ってその場を離れます。


しばらくして返事が返ってきました。



トビーたちと捜査に出かけたあとの夜の回想。


MW:彼女が生まれて気づいた事があるでしょう。
JW:気づいたって何を?
MW:彼女の頭にある「666」よ。
JW:それは「オーメン」だよ。
MW:だから?
JW:君はまるで「エクソシスト」のようだと言ったぞ。そのふたつは違うんだ。
彼女は悪魔やアンチキリストにはなれないな。

ロージーが泣き出します。

MW:なれないかしら

メアリーがベッドから出ていくと同時にジョンの携帯にメッセージが届きます。
ジョンはあたりを見回しながらメッセージを確認します。



E「ずいぶん久しぶりね。」
JW「わかってる。ごめん。」
E「Miss you.」
JW「遅くまで起きてるんだね。」
E「早起きなのかも。」
JW「夜型?」
E「ヴァンパイアなの」
JW「:)」

MW:泣き止まないつもりね。わかったわ。パパのところにいく?

ジョンは最後に絵文字だけ打ち素早く元の体勢に戻ります。
なんかホント不倫中の夫ですね・・・

ジョンはロージーを抱き上げ、電話を手にリビングへ行きます。


ある日のバスの中でジョンはメッセージを打っています。


これはよくない。
僕は独身じゃない。
うまくいかないよ。
わずかでも君と知り合えてうれしかった。
I’m sorry.

バスを降りメッセージを送ると目の前に女性がいました。


無言のままお互い見つめ合っています。

ここで現在に戻ります。


考え込んでいるジョンでした。


続きます。

今回はジョンのターンでした。
しかし、何というかここだけ見たらソープオペラのようです。
つまり、うそつきなのはお互い様だという事ですね。

Sherlock 4-1 The Six Thatchers その15

2017-03-02 22:27:38 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。


エージェイに襲撃される3人。



A:やあ。
MW:エージェイ?
A:僕を覚えていたんだ。感動したよ。
MW:あなたは死んだと思っていたのよ、信じて。
A:君の想像以上に僕はずっと再会を心待ちにしていたんだ。
MW:誓って私はあなたが死んだと思ってた。脱出したのは私だけだと思ってたのよ。


メアリーはシャーロックに銃を渡します。

SH:どうやってここがわかったんだ?
A:君のあとをつけていたんだよ、シャーロック・ホームズ。
賢い君はちゃんと彼女を見つけた。
だが僕も君を見つけたから、そんなに賢くないって事かもね。
そしてようやくたどり着いたわけだ。

その時、シャーロックが天井の照明を銃で壊して室内を暗くし、
エージェイに狙いをつけますがエージェイはとっさに身を低くします。

A:1本ありだな。
JW:聞いてくれ、たとえ君が何を知っているにせよ、僕たちは話し合える。
対処できるよ。
A:彼女は僕が死んだと思っていた。僕は死んだも同然だ。
MW:私たちいつも4人だったわよね、覚えてる?
A:もちろん。
MW:どうして私を殺したいの?
A:俺がどのくらい奴らの囚人でいたか、奴らが俺に何をしたか知ってるか?
アレックスは拷問を受けて死んだ。
彼の背骨の折れる音が今でも聞こえるんだ。
だが、君、君は・・・君はどこにいた?
MW:私は大使館から逃げたのよ。
A:そうだな。
MW:私もあなたを見失った。どこにいたか説明してちょうだい。
A:逃げていたんだ・・・・しばらくの間。
メモリースティックを隠すために。
奴らの手に渡したくなかった。
忠実だと君は思うだろう。友人に忠実だと。
だが俺は捕まり拷問された。情報のためじゃない。
楽しむためだけにだ。


A:奴らは俺が屈して死ぬと思っていた。だが俺は死ななかった。
俺をどこかの朽ちかけた独房に置き去りにしたまま忘れていった。
俺は6年の間捕まっていたがある日チャンスが訪れた。
もちろん、奴らには代償を支払ってもらった。
そこにいる間、ずっと聞かされたことがあった。
ささやき声で、笑いながら、ゴシップを。
優秀なエージェントがなぜ裏切ったか。

ジョンは目の前の床に転がっている銃を見ます。

A:君のせいだ。
MW:私?

電車が通ったその瞬間、メアリーはシャーロックから銃を受け取り、
飛び出したエージェイとお互い銃を突きつけあう格好になります。
ジョンは目の前の銃を拾い上げエージェイに狙いをつけています。


MW:私もあなたを殺すってわかってるわよね、エージェイ。
A:俺がそんなことを気にするとでも思うのか?
俺は6年間、ずっと君を殺す夢を見ていた。
裏切った君を絞め殺す、うそつきののどを。
MW:誓ってそんなことはしてないわ、エージェイ。
SH:君は何を聞いたんだ、エージェイ。
君が囚われていた時にどういったことを聞いた?
A:何を聞いたかって?
Ammo。毎日、俺を引き裂きながら言ってたよ。Ammo。Ammo。
俺たちは裏切られたんだ!


エージェイの手が震えだします。

SH:それが彼女だと言ったのか?
A:君が俺たちを裏切ったんだ。
SH:彼女の名前を言ったのか?
A:ああ、英国人の女だと。


その時、警官が部屋に入りエージェイを撃ちます。
倒れるエージェイ。

MW:No! No!


シャーロックはロンドンのマイクロフトと電話で話しています。


SH:英国人の女だと彼は聞かされた。当然、それはメアリーだと彼は思ったんだ。
MH:お前が戻ってきてからではダメだったのか?
SH:これは終わりじゃないんだ。エージェイは彼らが裏切ったと言った。
人質犯はAGRAが来ることを知っていた。電話の声だけしかわからないんだ、あとコード名。


MH:Ammoと言っていたな。
SH:ラテン語はどうなんだ?brother dear
MH:ラテン語?
SH:Amo, amas, amat.
MH:I love, you love, he loves. 何を・・・?


SH:ammunitionにあるような「ammo」ではなく、「amo」だったら?
MH:それが間違いなら大変なことになるからな、シャーロック。


国会議事堂

レディ・スモールウッドが議事堂に入館しようとカードをかざしますが拒否されてしまいます。


後ろからサー・エドウィンが声をかけます。

SE:大変申し訳ありません、レディ・スモールウッド。
あなたのセキュリティプロトコルは一時的に取り消しました。
LS:何ですって?

レディは警備員に別室へと連れていかれてしまいます。

続きます。

緊迫の場面が続きましたが・・・
ジョン、銃を拾ったまではいいのですが結局拾っただけで終わってしまいました。
S2までは結構ガンガン撃っていたように思いますが、
最近射撃の名手な設定が忘れ去られています?(日本語変?)

Sherlock 4-1 The Six Thatchers その14

2017-02-25 18:59:09 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。



メアリーはモロッコにたどり着きました。
尾行されていないか気をつけながら市場を通り抜け銃を構えながら裏通りにある建物に入ります。


すると中から少年とシャーロックの声が聞こえてきました。
彼らはカードゲームで遊んでいます。
(Happy Familiesというカードゲームをやってるらしいです。)
少年と言いあいながらゲームをしているシャーロックです。


SH:ほかに誰を失うんだ?
Boy:Master Bunだよ。あとどのくらい待てばいいんだよ、Mr.ホームズ。
SH:多分僕がコンセプトをよくわかってないからじゃないかな。
Boy:コンセプトって?
SH:幸せな家族。
そう言ってシャーロックはメアリーを見て「Hi、メアリー」と挨拶します。


SH:旅行はどうだった?
MW:どうして・・・
SH:待って、メアリー。子どもがいるんだから。
MW:どうやってここまできたの?

シャーロックは少年に言います。
SH:すまないがお茶を淹れてくれないか?
Boy:いいよ。
SH:Thank you.

少年は立ち上がりメアリーを見ると挨拶をしながら部屋を出ます。

MW:どうやって私を見つけたの?
SH:僕はシャーロック・ホームズだよ。
MW:やめて、真面目に、どうやったの?私はランダムに動いていたのよ。
常にサイコロの目にゆだねてきたのに。


(↓以下、早口なセリフの部分はすごくいい加減な訳です。難しくてよくわかりません。
そしてこのセリフを一息で言い切ったベネディクトはやっぱりすごいわ。)

SH:メアリー、人間の行動はランダムではあり得ないんだ。
人間の心理上の不安が位置づける確率を理解すればいかなる性質の人間でも変数の数を大幅に減らすことができる。
無限とも思える無作為に発生する可能性を実行可能な最小数の変数に下げる方法を少なくとも僕は58通り知っている。


SH:だがそれらの方法はかなり難しくて、代わりに僕は・・・
メモリースティックの中に追跡システムを取り付けたんだ。
MW:最低!


メアリーを出し抜いて嬉しそうなシャーロック。

MW:ホント、やな奴。
SH:わかってるよ。それにしても君の顔ったらないな。
MW:確率の計算?
SH:信じただろう。
MW:可能な変数!
SH:うん。そのあたりはもうネタが切れかけてたんだ。


MW:メモリースティックとはね。

ジョンが部屋の奥から出てきます。

JW:そう、僕のアイデアだ。


夜。
ジョンとメアリーの会話です。


JW:AGRA
MW:ええ。
JW:頭文字だと言ったね。


MW:ある意味では真実よ。
JW:ある意味?嘘ばかりだな。
MW:I'm so sorry.
JW:君だけじゃない。
MW:え?
JW:アレックス、ガブリエル、エージェイ・・・君は「R」。

頷くメアリー。

JW:ロザムンド。
MW:ロザムンド・メアリー。
私は「メアリー」が好きなの。
JW:僕もだよ。

そして一拍おいて、「昔は」とジョンはため息をつきます。


MW:私は・・・他にどうすればいいのかわからなかったのよ。
JW:留まることはできたし、僕に話すこともできた。
夫婦が問題を解決するためにやることだよ。
MW:もちろん、そうよ。
JW:メアリー、僕はあまり良い人間じゃないけど大抵の場合、君が評価するよりはマシなんじゃないかな。
MW:いつもあなたはいつもいい人だった、ジョン。私は疑ったことなど一度もない。
あなたは批判も不満も言ったことがなかった。私はあなたにふさわしくない。私は・・・
私はあなたとロージーを守りたいだけなの。それだけなのよ。


ジョンがメアリーの手を握ります。
そして会話をじっと聞いていたシャーロックが口を開きます。

SH:君は僕が守る。
だがロンドンじゃないとダメだ。僕の街だし土地勘がある。

シャーロックの言葉に戸惑うメアリー。

SH:帰るんだ。すべてうまくいくと約束するよ。

その時、レーザーの赤いポイントがジョンの頭部に当たります。
それに気づいたシャーロックが叫びます。


SH:ふせろ!

シャーロックの声と同時にメアリーがジョンを床に伏せさせます。
シャーロックはテーブルを壁にし、メアリーはバッグから銃を取り出しています。

現れたのはエージェイでした。
メアリーとエージェイが撃ち合っています。

続きます。

冒頭のカードゲーム、Happy Familiesといのが面白いですね。
「幸せな家族」というコンセプトがわからないと言うシャーロックが、
必死にワトソン家を応援してるんですね。

ジョンのセリフ「嘘ばかりだ、君だけじゃない。」はねー・・・
ジョンが打ちひしがれるほどの後悔をさせるための布石とはいえ、何だかねー・・・

そしてあらためて見るとジョンの役どころがほとんど無いと感じてしまいます。
極端な事を言えば、シャーロックも別に必要ないし。
だってシャーロックの才能なんてこれっぽっちも出番がないただのスパイドラマだし、
ジョンの射撃の腕はどこいった?状態なんですもん。
ホームズファンとしては非常に面白くありません。

よし、言ったぞ!ちょっとスッキリ。

Sherlock 4-1 The Six Thatchers その13

2017-02-23 21:52:25 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。





意識を取り戻したシャーロックはマイクロフトのもとに行きます。


MH:AGRA?インド北部のウッタル・プラデーシュ州にあるヤムナー川沿いにある都市だ。
それはラクナウ州都の378キロメートル西に・・・
SH:あんたはウィキペディアか?
MH:そうだよ。


SH:AGRAは頭文字だ。
MH:いいね、頭文字は好きだな。大きな秘密結社には大抵ついている。
SH:最高のエージェントを集めたチームだ。だがあんたはすべて知ってるんだろう。
MH:もちろんだ。
SH:そのうちのひとり、エージェイがチームのひとりでもあるメアリーを探している。


MH:確かか?それは初耳だな。
SH:そう?


MH:彼はメモリースティックを探し既に人まで殺している。
AGRAは常に最高入札者のために仕事をしている。あんたもそれに含まれていると僕は思ってる。
MH:私が?
SH:そう、つまり、英国政府でもなんでも、あんたが今支えている政府だよ。
MH:AGRAはとても信頼できるからトビリシ事件に集められた。
彼らは人質を解放するために送り込まれたがすべては最悪の方向に進んだ。
それが最後。我々はフリーランスを使うのを止めたんだ。
SH:あんたが率先して?
MH:そうだ。フリーランスはあまりにも雑然としていて厄介だ。
未解決の問題は好きではないし、私の知る限りでは、それはないな。

シャーロックはノートを引き寄せます。

SH:別の詳述もあった、コード名だ。


「AMMO」と書きマイクロフトに見せます。

MH:AMMO?
SH:それだけだ。
MH:十分ではないな。
SH:ちょっと探ってくれないか?好意で。
MH:お前に対する好意はもう残ってないが。
SH:なら僕が集めてやる。


MH:誰が彼女を追っているのか探し出し止められたとして、それでそうするのだ?
ずっと彼女を救い続けられるとでも思っているのか?
SH:もちろん。
MH:感情論で?
SH:違う。僕なんだ。
MH:近頃はその違いがわからんね。
SH:話しただろう、僕は約束したんだ。誓いだよ。
MH:わかった。善処しよう。
だが忘れるな、弟よ。メアリーのようなエージェントは定年に達さない傾向がある。
彼らはある種、非常に恒久的な方法で引退するんだよ。
SH:僕の知る限りそれはない。



ジョンがメアリーの手紙を読んでいます。


MW:My darling.
出ていく私を憎んでほしくないから話しておくわ。
私は普通の人生を生きる許可を得たの。逃げたりはしない。約束する。
私が私でいるためにはやらなければならないの。
だけど、あなたとシャーロックには私のスキルに引かないでほしい。
I’m sorry, my love.

あなたは私を探そうとするわよね。でも無駄よ。
常にランダムに移動しているし、シャーロック・ホームズといえどサイコロの回転まで予測はできない。
あなたやロージーからターゲットを遠く離さなければならないけど、私は戻ってくる。絶対に。


メアリーは飛行機に乗ると普通の乗客を装いながらキャビンアテンダントと入れ替わり、
サイコロの目に従って移動していきます。
ノルウェイでは海岸の石垣の石をひとつ引き抜くと中からパスポートを取り出します。
(工作員御用達の偽造パスポートですね)
その後ポーランドなど欧州を移動していきます。


続きます。

メアリーの手紙、ちょっとわからない一節がありましたが何となく意訳しちゃっています。
I just need to do this in my own way.
... but I don't want you and Sherlock hanging off my gun arm. I'm sorry, my love.

この場合のHanging offってどんな意味になるのかしら。
わからなのでひとまず保留です。(一生保留かも)

Sherlock 4-1 The Six Thatchers その12

2017-02-21 22:11:10 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。


下記サイトのスクリプトを参照させていただきました。
Ariane DeVere



6年前のジョージア国、トビリシにある英国大使館。
クーデターが起こり武装した男たちに乗っ取られていました。

大使夫妻がチェスをしています。

夫人:どう思う?あと2手でチェックメイトかしら?
大使:あいつらに逆らってはダメだ、ダーリン。
夫人:あら、他に何をすることがあるというの?チェスも3か月で飽きてしまうわ。
何かも飽きたわ。
大使:彼らはすぐに誰かを寄こすさ。
夫人:「彼ら」?彼らって誰?かなり彼らへの信頼をつぎ込んだように思うわ。
そうね、私たちがここから脱出できたら彼らが喜ぶようなものがあるわ。

夫人:Ammoよ。
大使:Ammo?

その時、天上の窓が破られ工作員らしき者たちが押し入ってきました。
彼らは武装した男たちを倒していきます。


4人が並ぶと「AGRA」の文字が浮かびます。


メアリーが大使夫人に手を差し伸べます。
MW:大使夫人。
夫人:何をぐずぐずしていたの。

メアリーたちは人質を救出するため脱出しようとしますが、
武装した男たちに囲まれてしまいます。

Man:どうする?
MW:死ぬのよ。

メアリーがそういって閃光弾のピンを抜き床に叩きつけます。
その混乱の中、再び銃声と人質の叫び声が聞こえます。



221B。
シャーロックがメモリースティックを持ちながら何かを待っています。
そこにレストレードが入ってきます。
SH:それで?
レストレードは首を振りながら
GL:そんなに遠くには行けないだろう。すぐに捕まるよ。
SH:それは無理だろうな。
GL:どうして?
SH:メアリーと組んでいたんだ男だぞ。


シャーロックはテキストを打ちながら部屋を出ていきます。

場面は変わりある部屋の一室。
そこにはシャーロックを襲った男がシャーロックをネットで検索していました。


男の過去の場面。
トビリシの英国大使館の続きになります。
メアリーたちはバラバラになり男は胸像がたくさん置いてある工作室に逃げ込んでいました。
銃撃戦になりますが多勢に無勢だったのでスティックメモリーをサッチャーの胸像に隠します。

男は捕まり、Ammoについて聞かれ長い間拷問され続けます。
英国女性が裏切ったと聞かされています。


フラッシュバックが終わり現在に戻ります。

場面は嵐の夜に変わります。
森の中の教会に向かう人影があります。
「NO ENTRY」と書かれた扉を開け中に入ります。


その人影はメアリーでした。
そして奥ではシャーロックが待っていました。

SH:僕はバカだ。何もわかってない。
MW:そうね、ずっとあなたにそう言ってきたし。
私に送ってきたテキスト。何があったの?シャーロック。
SH:目の前が見えなかったほど僕はモリアーティだと確信していた。
真珠だと思った。

シャーロックはメモリースティックをメアリーに見せます。


MW:そんな。それは・・・
SH:そう、君がジョンに渡したのとよく似たAGRAのメモリースティックだ。
君以外の誰かも持っていた。誰だ?
MW:わからない。私たちはみんなひとつずつ持っていたけど・・・・
そう、まだ見てもいないのね。
SH:ちらっとは見たが僕は君から聞きたいんだ。
MW:どうして?
SH:聞いた事が真実だからだ。
MW:Oh, Sherlock.


MW:私たちは4人だったの。エージェントよ。
SH:エージェントなんてものじゃないな。
MW:ちゃんと言うと、アレックス、ガブリエル、私、そしてエージェイなの。
私たちの間には絶対の信頼があった。
メモリースティックがその証よ。
それぞれの偽名やバックグラウンド、何かもが入っているの。
裏切ることは絶対にあり得ない、私たちはお互いを破滅させられるほどすべてを持ちあったからよ。

SH:雇用主は誰だ?
MW:報酬をくれる人は誰でも。
つまり、私たちはずっと長い間絶好調だったのだけど、すべてが終わったわ。
ジョージアでクーデターがあった。トリビシの英国大使館は乗っ取られ大勢が人質になった。
私たちは彼らを救出するために呼ばれた。直前で計画の変更があったの。


SH:誰が君たちを?
MW:わからない。電話はありふれた声だったし。コード名は「Ammo」だったわ。
SH:「Ammo」?
MW:「ammunition(攻撃とか爆弾とか・・・そんな意味のようです)
私たちは実行したけどうまくいかなかった。全然だめだった。

トビリシ、メアリーが閃光弾を叩きつける場面。
暗闇の中の銃撃戦で混乱しています。

そして現在。

MW:6年前になるわ。長い時間のように感じる。私だけがそこから抜け出せたの。

SH:違う。
MW:え?
SH:僕は今夜、ある人に会った。6つのサッチャーを探している奴と同じ誰かだ。

シャーロックがメアリーにその男の画像を見せます。


MW:うそ、エイジェイだわ。彼よ。どうして、彼は生きてたの?
SH:ああ、元気だったぞ。
MW:
信じられない!驚いたわ。脱出したのは私だけだと思っていた。
M彼はどこにいるの?今すぐ彼に会わなきゃ!
SH:君はメモリースティックをジョンに渡す前、安全に保管していたのか?
MW:もちろんよ。私たちの保険だもの。何より、敵の手に渡ってはいけないし。
SH:エイジェイも生き残った。
そして今はAGRAの昔の偽名のすべてを使いメモリースティックを探している。なぜだ?
MW:わからない。
SH:トビリシは6年前だ。彼はどこにいたんだ?


SH:メアリー、言いづらいが彼は君の死を望んでいるんだ。

その言葉にメアリーは笑いながら否定します。
MW:違うわ、私たちは家族だったのよ。
SH:家族だって不和にもなる。メモリースティックは君を探し出すもっとも簡単な方法だ。
君はもうひとりの生存者だ。
彼が望むのは君なんだ、サッチャーの胸像を探すために人も殺している。
MW:彼は私を探し出そうとしている。彼は生き残っていた。それが重要なのよ。
SH:僕は彼から直接聞いたんだ。「彼女は死刑囚だ。」と。
MW:どうして私の死を望むの?
SH:君が裏切ったからだと。
MW:そんなのバカげてるわ。
SH:だが彼はそう信じている。



MW:私はいつもこうなることを恐れていた。
私がしてきたことがある日脳裏に蘇って亡霊が私を過去に引き戻す事を。
SH:そうだな、彼は実態のある幽霊だ。
MW:私はほんのささやかで穏やかなひ日々が欲しかったし、それを手に入れられると思っていた。
SH:違う、メアリー、君はそうできる。僕の誓いを忘れたか?
君たち3人の面倒をみるんだ。
MW:ドラゴンスレイヤーのシャーロック。
SH:僕のそばから離れるな。僕は君を守る。約束する。
MW:あなたに見せたいものがあるの。

メアリーは一枚の紙をシャーロックに渡します。

SH:これは?
MW:こんな事したくなかった。

紙は白紙でした。

SH:君はいったい・・・?


そう言いながらシャーロックは紙の匂いを嗅ぎます。
紙には薬が仕込んでありシャーロックはすぐに倒れてしまいます。

意識が遠のきながらシャーロックはメアリーの声を聞いています。

MW:それでいいのよ。
SH:ダメだ。
MW:大丈夫よ。これがベストなの。私を信じて。
SH:No.

メアリーはメモリースティックを手にし部屋を出ていきます。

MW:私が戻るまで2人の面倒をみてね。

I’m so sorry.

遠のく意識の中、シャーロックは幼い女の子の歌声と海賊の帽子を被った男の子、
そしてアイリッシュセッターもいます。


意識が戻ったシャーロックはメモリースティックが消えていることに気づき
急いで建物をあとにします。

続きます。

何度か出てくる「dead woman walking」、
「dead man walking」で死刑囚とかそんな意味になるらしいのでそのまんま訳しましたが、ちょっと違うかも。
しかし相変わらずメアリーに出し抜かれるシャーロック・・・