【「清岳荘」駐車場からの斜里岳(夕方)】
一昨日、D環の1つ外れて修理に出していた、トレッキングシューズのグランドキングGK68がが修理から戻って来たので、一般ルートの秋の斜里岳を計画しました。単独なので行き当たりばったりで、沢の状態がどの程度なのか調査不足で出発です。
昨夜、清岳荘の駐車場で車中泊をした時には、寒冷前線が通過して大雨と雷ででしたが、今日は午後から晴れるという地上天気予報なので、沢の増水が少しでも少なくなってからと、山頂に12時頃に着くようにと、朝はゆっくり8時過ぎに出発します。
昨年の晩秋に斜里岳の登山口に行って沢が積雪と凍っていたので中止したのですが、今日は予想通りぎりぎり間に合ったようです。今年最後の秋の山行になるでしょう。沢の流れは結構きついように感じます。今回はトレッキングシューズで来たので、石の頭を飛び渡らなくてはなりません。
久し振りなのでどの程度ヌメっているのか沢の感覚が戻っておらず、バランスと反射神経が劣った老体では若い時のようにヒョイヒョイという訳にはいかず、ストックを駆使して何とかボチャンとならないよう苦労して渡渉を続けます。
見上げると、上部は雲に覆われて、山頂はガスの中です。早く山頂に着いてもガスの中で何も見えないのは面白く無いのでゆっくり登ります。水ボチャを避けて慎重に登るには丁度よいかもしれません。
下二股まで、十数回以上の渡渉で少し慣れてきました。ここで予定通り旧道を進もうか、渡渉が面倒なので新道を登ろうか迷いますが、やはり知らないルートなので全て体験したい気持ちが勝って、旧道の沢ルートを進みました。
この旧道では滝の標識がいくつも現れて、結構気持ちが良かったので旧道を登ったのは正解だと思いました。ルート上では滝の横にロープや鎖が幾つか設置されていましたが、ぬめりは少なくて手助けしてもらう必用はありませんでした。
上二股まで、渡渉が何十回、へつり、沢中の登りが続き、流れは殆ど変わらず勢いがありました。上二股から間もなく流れが減り、直ぐに枯れます。何とか靴を濡らさず来れました。上部のガスは全く動かず、12時頃に着いた山頂では相変わらずガスの中です。
これでは、ガスが晴れるのは暫く期待できそうもないなと思いながらも、山頂下の陰でお茶を沸かして1時間程待ちましたが、山の天気は遅れるので、仕方なく下山にかかりました。やはり予備日の明日登るべきでした。
下りには、熊見峠より手前に、龍神池の標識があったので立ち寄ってみます。小さな池ですが、澄んでいて藻の種類が底から何本も水中にヒョロっと立っている姿は美しくて驚きました。
熊見峠は這松で展望はありませんでしたが前後では展望のある所もあり、ひょっとしてヒグマが見えないかなと目を凝らして見渡しても見つける事はできませんでした。この頃から斜里岳山頂の雲が上がり始めます。瞬間的に山頂も見え始めました。
悔しいけれど、やはりあれ以上待っても時間切れだったと、納得です。
【清里町で斜里岳が見え始めました。(昨日)】
【登山口への8kmの林道(昨日)】
【到着した登山口に近い「清岳荘」から見た駐車場(昨日)】
【「清岳荘」駐車場から見える斜里岳(昨日)】
【今朝、「清岳荘」からの出発】
【林道を行くと旧の「清岳荘」があった付近】
【登山口】
【直ぐに沢に入る】
【最初の渡渉(渡ってから振り返る)】
【いよいよ沢を行く】
【(へつりを)振り返る】
【渡渉を繰り返します】
【最初は沢横に道もあり、早くも6合目の表示が木にぶら下がっていました】
【上部は雲】
【途中にあった「仙人洞」】
【下二股に近づきました】
【振り返ると、建物があったのか基礎跡のようなものがあります】
【下二股で左右のどちらに進むか迷います。】
【「水連の滝」】
【左岸を行きます】
【「羽衣の滝」が現れました】
【「羽衣の滝」の下を渡渉です】
【すぐにまた渡渉です】
【「羽衣の滝」の上部側壁を登ります】
【次々渡渉です】
【次は「万丈の滝」が現れました】
【左岸を登ります】
【ぬめりはひどくありません】
【急流横を登ります】
【「見晴の滝」が現れました】
【次は、左が「七重の滝」で右が「竜神の滝」】
【なめが続きます】
【「8合目」標識】
【いよいよ上二股に近づいて】
【流れが少なくなって来ました】
【最早、流れの中を歩いても靴は濡れません】
【上二股に着きました。直進です】
【最初は少しだけ流れがありました】
【直ぐに流れが消えます】
【ただ登るだけなので楽です】
【周囲を見ても、雲は相変わらずです】
【「9合目」の標識から】
【直ぐに稜線に出ます】
【山頂方向はガスの中】
【山頂は見えません】
【這松が凍っています】
【ぼんやり神社模型が見えます】
【アルミ製でした】
【山頂への最後の道】
【山頂に着きました】
【山頂標識】
【裏側は風で雪が残っています】
【待った挙句、下り始めても上部は雲】
【少し日が差してきました】
【もうすぐ上二股】
【上二股に着きました】
【熊見峠方面に左折します】
【白樺の道】
【右手が「龍神の池」の案内】
【「龍神の池」に寄って行くことにしました】
【「龍神の池」が見えました】
【小さな池です。透明で美しい池でした】
【藻がヒョロヒョロ水中に立っています】
【熊見峠方面に登り返します】
【分岐点に出ました】
【分岐点先から振り返ります】
【熊見峠を望む(中央右の台形の尾根の左)】
【山頂のパノラマは無理だったので、ここでチョット】
【山頂を振り返ります。台形の左のコルから未だ隠れているピークに登ったのです】
【熊見峠手前で振り返る。ほぼピークの雲が切れてきました】
【熊見峠は這松の中】
【這松と白樺の道を進みます】
【下り始めて暫くすると山頂に雲は殆ど無くなって来ました】
【中途半端な紅葉です】
【長い下りの末、沢の流れが見えてきました】
【下二股に着きました】
【後は何度も】
【渡渉を】
【繰り返すだけです】
【下りでは】
【すっかり渡渉にも慣れました】
【「清岳荘」に帰着すると、すっかり晴れです。クソっ!】
【本日のルート】