【Google Earth によるトラック】
いびきで何回か目が覚めるが、5時になってから起き出す。外は雪のようだが、どの程度積もっているのかなと思いながら、朝食と出発準備にかかる。6時に小屋の入口を開けると、細かい雪がわずかに降っているという程度で、昨夜の降り始めと変わらない。新雪も3~4cm程度で、まだ大したことは無い。出発する頃、4人パーティーは起きて来た。ワカンを持って来ていないので、少しでも沈むのを防ぐためにアイゼンを付ける。
今日の気がかりは、滝谷の沢の横断だけでもう何も問題は無い。気楽に下り始める。滝谷の沢の横断箇所も、来た時トレースを付けたピンクの旗の目印の付いているルートより上部にルートを取って、避難小屋上部に至るルートの方が安全に渡れた。相変わらずアイゼンの調子が悪い。白出沢先の林道に着いてやっとアイゼンを外せる。
雪は降ったり止んだりで大したことは無いが、下るにつれて「みぞれ」に近づき、11時過ぎに駐車場に着くと、ほぼ雨に変っていた。今ならチェーンは必要無いが、平湯峠を越えるまでは着けておこうと思う。それは正解だった。平湯峠前後では立ち往生して、チェーンを着ける車で溢れ返っていた。立ち往生した車を縫うようにして峠を越える。
この先、ソバを求めて進む。R158を進むと、岐阜県の道の駅「桜の郷荘川」の「ひだ荘川温泉 桜香の湯」の中にある「レストラン おうか」で「ざるソバ」(確か650円?)を頂く。メチャ、うまかった。店を出てからも余韻が残って、もっとソバを食べたくなり、先にあるそば処「心打亭」に入ろうとしたら15時を過ぎていて、閉まっていた。
仕方なく、その先の手打ちそば専門店「蕎麦正」に入る。「源流そばセット」(1300円)を頼む。ここはソバそのものは新蕎麦で、「レストラン おうか」と同様うまかったが、おつゆの味がキリっとしておらず、生のわさびも付いていたが殆んど擦り減っていて感激も薄く、味が合わなかったので、それ程の感激は無かった。残念である。
今回の最大の失敗は、山での積雪対策のワカン・ストックリングの準備をしなかった事。成功点は念のためにタイヤチェーンを積んだ事だった。
【滝谷への道】
【滝谷の踏み跡:槍平方向でピンクテープのルート】
【帰りの白出沢】
【林道に出る】
【穂高平に戻る】
【夏道の近道標識(来る時は見逃していた)】
今回の全ルート軌跡(GPSデータはこちら)
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