呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

芽室岳でのAPRS

2010年04月18日 | トランシーバ
【Google Earthで2点だけの軌跡のKMLファイルを見た所】

 17日に登頂した芽室岳にトランシーバVX-8Dを持参して、稜線分岐点手前でスマートビーコンをONにしました。BEACON STATS TXTには「VX-8D/WALKING」と入れておきました。しかし稜線に出るまで、別からのビーコン受信はされませんでした。稜線に出てからはビーコンを捉える音のピ ン・ポーンの音がポツポツ聞こえ始めました。しかしこちらのビーコンはキャッチされませんでした。

 芽室岳の山頂でやっと十勝唯一のI-GATE局「JA8FRI(帯広)」のビーコンがようやく捉えられました。続いてピ・ ロ・ロンと中継された自局のビーコンを捉えた音も聞こえました。これで、googleAPRSに伝えられた筈です。稜線分岐点に戻ると、ピ・ ロ・ロンと再び中継された自局のビーコンを捉えた音も聞こえました。

 これで山で初めて2点間の軌跡ができたと期待しました。VX-8Dの画面では最後に自局のビーコンが捉えられた事を示す最上段(No1)に自局のSSID(アクセスポイントの識別子)と時間15:00を示しているだけなので「JA8FRI(帯広)」に受信されたものだと思い込んでいました。

 帰ってGoogle Maps APRSで見ると最初2点間の軌跡に見えず、1点の表示しか出ていないように思いました。それまで気付きませんでしたが、2回目の受信は「JA8FRI(帯広)」に受信されたものではありませんでした。

 Google Maps APRSで「JO3UZQ-7(自局)」の情報内容を見ると「JK8JVF」に受信されたものという事が判明しました。しかもVX-8D本体ののSTATION LISTには「JK8JVF」からのビーコンは残っておらず、「JK8JVF」からのビーコン間隔の間に、下山し始めてしまったからでしょう。

 「JK8JVF」を検索すると苫小牧のI-GATE局でした。91.3kmも先にビーコン電波が1パケットだけ届いたのでした。2回自局のビーコンを捉えた音も聞こえましたが最初は「JA8FRI(帯広)」で、1時間後の2回目は「JK8JVF(苫小牧)」でしたので別の局の受信だったために線にならず2回目に受信された地点が現在地として地図上に残っていると思ってしまいました。

 今回、VX-8D本体に新たに受信されたビーコンは10局で、前回のを併せると15局の記録がSTATION LISTに残っています。何と琵琶湖の湖北の局までキャッチしていました。


【2回目にキャッチされた「JO3UZQ-7(自局)」のビーコン位置。BEACON STATS TXTに入れた「VX-8D/WALKING(WORKINGは入力ミスでした)」もコメント欄に現れています。Google Maps APRSの表示の初期設定の1目盛りが5kmでは線にみえませんが・・・】


【縮尺を拡大すれば2点間の軌跡が現れました。地図の▲芽室岳は少しずれているようです。】


【時間が早い芽室岳の方のポイントをクリックすると、そちらの情報も現れました。】


【マウスポインターを右のポイントに持って行くとキャッチされた「JA8FRI(帯広)」方面への方向の線が現れます。】


【マウスポインターを左のポイントに持って行くとキャッチされた「JK8JVF(苫小牧)」方面への方向の線が現れます。】

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●自局の情報を見ます。


【「JO3UZQ-7(自局)」の情報内容で、最下段に2回目にビーコンを拾って頂いた「JK8JVF(苫小牧)」が出ています。1バケットだけ受信されました。】


【確かに私の「JO3UZQ-7(自局)」から発して受信されたパケットは約1時間の間隔になる2パケットだけです】

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●2回目にビーコンを拾って頂いた「JK8JVF(苫小牧)」の情報を見ます。


【「JK8JVF」は苫小牧のI-GATE局でした】


【苫小牧の「JK8JVF」の情報内容を見ると確かに私の「JO3UZQ-7(自局)」から発して受信されたのが最下段に出ています。1パケットだけです。時刻はUTCで06:00:02になっているのでJST時間では15時丁度の頃に稜線分岐点からのビーコンが受信されたのでした。】

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最初にビーコンを拾って頂いた「JA8FRI(帯広)」の情報も見ます。


【一方、最初にビーコンをキャッチして頂いた「JA8FRI(帯広)」の情報内容を見ると、受信時間はUTCで05:00:27となっておりJSTでは苫小牧より1時間前の14時に受信された事が判ります。パケット数も前回の25から1増えています。】


【「JA8FRI(帯広)」の近隣局にも出ていますが、現在位置を示す時間は稜線分岐点の苫小牧でキャッチされた時間になっていました。】


【「JA8FRI(帯広)」の直接受信した局は最下段に3無線パスとあるので、これを地図表示してみます。】


【「JA8FRI(帯広)」の受信点の単面積あたりのパス濃度のようです】
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●次に新たに受信された10ビーコン局を確認してみます。


【受信時間は、当日時刻で表示されますが、帰宅後翌日に撮ったため04/17と日付に変わっています。「1」は自局で、「2、3」は初めて捉えられた局です。新しく受信した1から時間順に並んでいます。】

先ず、1の自局の詳細画面を表示してからスクロールしました。



【15:00稜線分岐点の記録が残っていました。】


【2 は夕張市の局】


【3 は札幌方面の局】


【「4、6」は初めての局。5は帯広のI-GATE局】


【4は札幌の局】


【6は日高町の局】


【「7、8、9」は初めての局】


【7は札幌方面の局】


【8は何と琵琶湖の湖北の局】


【9は千歳の移動局】


【「10、11、12」も初めての局です】


【10は富良野の局】


【11は千歳の「気象情報局」】


【12は苫小牧方面に移動中の局】

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●最後に、Google Earthで2点だけの軌跡のKMLファイルを見てみます。

表題のGoogle Earthでは、3次元にならず、高度が棒グラフのように現れました。

【襟裳岬が見える範囲で拡大したGoogle Earth】


【付近の市町が現れるまで拡大してみた所ですが点にしかなりません】



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