呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

靴試し山行(2)-聖岳往復

2008年05月06日 | 南アルプス

今日は、ゴローの靴に昨日の靴下1.5足に加えてクッション性中敷を入れて試してみようと思う。先を急ぐ2人が一足先に出発する。こちらはゆっくり朝のコーヒーを飲んでから出発する。今日は雲一つ無く一日天気が良さそうだ。

連休前半のトレースがばっちりついていて楽だ。「小聖岳」に着くと雪渓を登っている先行の2人が遠くに見える。さすがガイドの方は良いピッチで登っているのが良くわかる。

私は「聖岳」への本格的な登りに入ると、雪渓よりやっかいな夏のザレ道と雪・氷のミックスの登りを選ぶ。夏道は殆んど現れていないが適当に登る。雪渓の方がキックステップを切る必要は無いのでトレースのある方に行けば良かったと後悔する。

山頂付近に着くと山頂直下の岩陰で2人が休んでいる姿がチラッと見えた。山頂は風も無く最高の天気で、赤石岳・塩見岳が大きく見える。富士山も「奥聖岳」の先にくっきり見える。

ふと下を見ると2人は雪渓を快適なピッチで下っている姿が遠くに見える。のんびり一休みしてから下る。帰りは快適な雪渓下りだ。「薊平」上部の2人のザックデポは消えていた。小屋に着くとまた独りぽっち。

ゴローの靴は中敷を入れた性か、つま先に強い圧迫を感じた。でも単純な圧迫でも無さそうにも思える。薄手の5本指靴下が「ザラザラ」タイプなのでその刺激で圧迫感に変っている様にも思える。その他は下りで小指付け根に多少当たる感じがするが特段の問題でも無い。明日は中敷の指部分を切り落として試してみようと準備する。

今日で連休は終わりだからこれから誰にも出会わないだろう。昨日の雨水はそこそこあるが、小川の水はどうなっているか見に行く。すると、沢は雪で覆われていて水を汲めそうな所は無い。沢をうろうろすると、流れる水音が聞こえる。

音が聞こえるところを掘れば水を汲めるだろうと、スノースコップを取りに戻る。流れに陥らないよう注意しながら雪を流れに落とし込みながら適度な穴を開けると、水量たっぷりの流れが現れた。これで明日の行動分までの水を確保できた。

小屋でウィスキーを飲みながら天気予報を聞いていると、後2日程度天候は持ちそうだ。「茶臼岳」経由で「易老岳」から「易老渡」に下ろうと思う。状況によっては「光岳」も視野にいれておこうと考える。
(6,700歩)

【薊平からトラバースルート方面】
【比較:3月の「薊平」のトラバースルート方面】
【薊平からの登り方面を見る】
【登り途中から「小聖岳」と「聖岳」】

【比較:3月の時の「聖岳」と「小聖岳」】
【「聖岳」方面】
【比較:3月の「聖岳」方面】
【「小聖岳」からの登り】
【「聖岳」からの「富士山」(6倍ズーム)】

【「聖岳」からの「塩見岳」・「赤石岳」方面(ズームアップ版:赤石小屋も見える)】

【「聖岳」からの赤石-富士-上河内-茶臼-光】

【聖岳からの中央アルプス遠望】

【聖岳からの300°パノラマ】
【「聖岳」からの雪渓下り】
【雪渓上部を振り返る】
【雲に覆われてきた富士山(6倍ズーム)】
【比較:3月の時の富士山(6倍ズーム)】

【「薊平」上部から「南岳」「上河内岳」。明日登るのは中央の「南岳」の左下に伸びる尾根筋から】
【比較:3月の「薊平」上部から】
【小屋横のせせらぎに穴を開ける】
【「聖平小屋」の積雪は減っている」】
【比較:3月の小屋正面入口】
【避難小屋の入口の積雪も減っていた】
【比較:3月の避難小屋の入口】
【避難小屋の積雪期入口】

【比較:3月の避難小屋の積雪期入口】
【トイレは手前の1つだけ扉が開く】
【男性用も使える】



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