呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

ミウラ・ベースキャンプ3

2008年12月17日 | 海外登山準備
【ミウラ・ベースキャンプのウォーキングマシーン】


 昨夜は酒を飲まずに睡眠トレをやってみたが、酒抜きが良かったのかどうかは判らないが、昨日より改善されているようだった。高所順応の効果が現れているそうだ。でも睡眠中にSpo2が相変わらず50を切っているのが気になる。Spo2の値の振れ幅が小さくなっているのが順応の効果が現れている現象だそうだ。

 トレーニングを始める前にマウントクックのI氏がトレーニングに来て、折角、酸素分圧を一晩かかって9.8まで下げた部屋に入り込んで来て私の連絡先を 教えて欲しいとノートに記載を求めた。一気に酸素分圧は10.6まで上昇してがっくり来る。トレーニング後に連絡先を情報交換をする。

 午前中のトレーニングは高度5600m(酸素分圧10.2%)まで回復するまで安静状態で待ってからスタートし、トレーニングの最後には最高6100m(酸素分圧9.7%)まで上がった。

 今日は最初から片足2kgのアンクルウェイトを足首に着けてトレーニングを行う。最初の30分は、荷物の負荷5kgで時速3.5~4kmで続ける。
 次の30分は+5kgして10kgのバックパックで同じように時速3.0~3.5kmで続ける。
 最後の30分は今回の最後になるので、バックパックの負荷は15kgにして、時速時速2.5~3.0kmでやってみた。この時の速度3kmは、呼吸を意識しても運動負荷が大き過ぎるのか、ぐんぐんSpo2が下がって50を一瞬切るまで下がった。

 Spo2が70を切るとフワフワする感覚が強くなりふらつく感じが出るのでついつい手摺りを持ってしまう。Spo2が60を切るとクラクラする感覚が強くなって気分が良くない。でも意識ははっきりして物事を考えられるのは確認できたし、簡単な暗算もできたけれど鈍くなっているように思える。

 今回のトレーニングで教わった結果、呼吸法は吐く方が大事で、二酸化炭素を十分に吐き出す必要がある。でも心拍数が高くなって呼吸が荒くなると、吐き切る余裕がない。

 歩行のピッチに合わせた呼吸のリズムが大事で、吐く方に意識をしないと、自然に深く吐き出しする事は難しい。深い呼吸も意識をしないと直ぐSpo2が下がってしまうが、早い呼吸をしないと酸素摂取量も増えないのでバランス良くする必要があるのが実感できた。

 東京は午前中から雨が振り出す。夜行バスの23時発までの時間潰しには雨は敵だ。コインロッカーにザックを預けてうろうろする。


【ミウラ・ベースキャンプの低酸素発生装置】


【睡眠トレ:上が16日夜、下が17日夜】



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