女の火花(PART 3 OF 3)
つまり、小百合さんには女子高育ちの“嗅覚”が備わっているとデンマンさんは思ったのでござ~♪~ますか?
そうですよう。確かに女同士の見方って、男が女を見る見方とは全く違っているように思いますよう。
そうでしょうか?
そうだと思いますよう。女が女を見る時には、確かに品定めをするような鋭い視線があるように感じます。
男が女を見る時には「鋭さ」はないのでござ~♪~ますか?
あのねぇ~、男が女を見る時には「額の狭さ」というような些細な事など、ほとんど気にしないものですよう。
。。。んで、どこに注目するものなのでござ~♪~ますか?
もっと大局的な見方をするものですよう。
大局的な。。。とおっしゃいますとォ~。。。
だから、僕は以前にも書いたでしょう。思い出してくださいよう。
男の見方
英文法の先生で、とてもユニークな先生が居ましたよ。ユニークと言っても、このエピソードがあったから、僕はこの先生がユニークだと思うようになったのですよう。寺田先生と呼ぶ事にします。僕は名前を忘れてしまったのですよ。思い出せません。まだ入学して日の浅い頃でした。春から夏になる頃の話です。
その寺田先生は女性でござ~♪~ますか?
もちろん、男の先生ですよ。女性の先生は一人も居ませんでした。当時、埼玉県の有名校は別学だったのですよ。熊校(県立熊谷高校)は男子校でした。
その先生は、どのような感じの先生でござ~♪~ますか?
山岳部の顧問をしている先生でした。また、油絵を描くのが趣味でしたよ。どちらかと言えば寺田先生は、あまりパッとしない先生なのですよ。40代だったでしょうか。。。山岳部の顧問と言う響きから山男か?というと、そういう印象でもない。がさつな感じでもない。そうかと言って繊細で洗練されている印象でもない。ざっくばらんで自然体、と言う感じでしたね。
。。。んで、どのような事があったのでござ~♪~ますか?
いつものように、とりわけ変わった事もなく授業は進んでいったのですよ。僕は、寺田先生の教え方がうまいと思った事もなく、とりわけ魅力的な授業をする先生だ、と思ったこともない。いわば、いつもどおりにマンネリ化した、興味のあまり感じられない授業を進めていましたよ。
それで。。。?
ふと、先生は窓の外に眼をやったのですよ。当時の校舎は木造で、僕のクラスは学校で最も古い昭和の初期に建てられた木造平屋の教室だったのですよ。寺田先生は、しばらく黙って外を見ていた。生徒の幾人かは、オヤっと思って先生の目線の行き着くところを見定めるような風でした。でも、ほとんどの生徒は無関心に教科書を見たりノートに落書きをしているようでした。僕は先生が何を見ているのだろか?と思って窓の外を見たのだけれど、僕の座席からでは窓の外の風景は垣根と空だけしか見えない。
それで。。。?
先生は、感極まったように言ったものですよ。
“う~~ん。。。いい尻をしているなあぁ~”
つまり、先生は窓の外を通る女性を眺めていたのですか?
そうですよ。生垣(いけがき)の向こうは砂利道になっていて、そこを女性が歩いてゆくのが見えたのでしょうね。僕の座席からでは人が通る様子は全く見えないのですよ。先生は窓辺に立っていたから見えたのでしょう。
それで。。。?
“オイ、いいケツだとよォ~” クスクスっと笑って、僕の後ろに居た原島君などは、ポルノ雑誌を見たようなエロい笑いをもらしながら、僕の背中を小突(こづ)いたものですよ。教室の、そこここで、くすくす笑いが起こりました。先生も皆に聞こえるような声を出した事に初めて気づいたかのようにニヤニヤしながら、教壇の方に歩いてゆきました。
デンマンさんは、どう思ったのでござ~♪~ますか?
女性の尻を見て、その素晴しさに感極まるような感嘆を漏らす人が僕以外にもやっぱり居るものだ、と僕は半ば同志に巡り会ったような気持ちでしたよ。
つまり、高校1年生のデンマンさんは、すでに女性のお尻を見て“う~~ん。。。いい尻をしているなあぁ~。。。”と、感嘆したことがあったのでござ~♪~ますか?
ありましたよ。声には出さなかったけれど、まさに声に出てしまうほど感嘆したことが何度もありましたよ。
。。。んで、そのように感嘆してしまう素晴しいお尻って、一体、どのようなお尻なのでござ~♪~ますか?
これは個人、個人によってだいぶ違うと思うのですよゥ。美意識の問題ですからねぇ。でも、卑弥子さんが僕にマジで尋ねるのならば、僕はシャロンさんの次の写真を見せる他に思い浮かびませんよう。
うふふふふ。。。このようなお尻が素晴しいのでござ~♪~ますか?
卑弥子さんは、同性として何か感じるものはないのですか?
確かにシャロンさんは、きれいな方だとは思いますわ。でも、特にお尻に魅力を感じる事はござ~♪~ませんわ。
そうですかぁ~。。。でも、着こなしがセクシーだとか。。。そのように思うことはありませんか?
う~♪~ん。。。確かに、着こなしが洗練されていると思いますわ。でも、芸能人の写真を見るようで、身近な美しさを感じませんわ。
なるほどねぇ~。。。そういうものですかぁ~。。。確かに人体の一部に感じる魅力は人によって違うのでしょうね。寺田先生も、クスクス笑う生徒を見て次のように言ったものですよ。
“まだ、君らには分からないかもしれないなぁ~”
「いえ、先生、僕には分かりますよ」 僕は手を上げて寺田先生に、そう言いたい衝動に駆られたものですよう。
そのようなエピソードがあったので、デンマンさんは寺田先生がユニークだと思うようになったのでござ~♪~ますか?
そうですよ。思っていても、なかなか生徒の前で口に出せるものではないですよ。それを自然体で感嘆し、自然に口に出す。凡人には、なかなかできない事だと僕はその時に思ったものですよ。考えてみたら、寺田先生は油絵をやりましたからね、当然デッサンなどで女性のヌードを描いていたと思うのですよ。
つまり、生垣の外を歩く女性を、寺田先生はヌードをデッサンするような目で眺めていたと。。。デンマンさんは、そう思うのでござ~♪~ますか?
そうですよ、常日頃から美術的に女性の美しさを見出そうとしているような習慣ができていない限り、授業中に窓から見えた女性の尻の美しさに感嘆できる人はまず居ないですよ。しかも、生徒の前で、自然に感嘆の言葉を漏らすのですからね。
その事がデンマンさんには、とっても感動的だったのでござ~♪~ますか?
そうですよ。
『名物先生 (2009年11月19日)』より
つまり、男はヤ~らしい見方をするのでござ~♪~ますわね!?
違いますよう。。。ヤ~らしい見方ではありませんよう。男は女性の美しさを追い求めるのですよう。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。
デンマンさんは大局的な見方だとおっしゃいましたけれど、額がお尻になっただけのことですわ。
確かにお尻のほうが額よりも大きいですけれど、五十歩百歩でござ~♪~ますわよう。
そうでしょう!?
あなたは、どう思いますか?
とにかく、面白いお話がまだ続きますわ。
あなたもどうか、また、あさって読みに戻ってきてくださいましね。
では、またぁ~。。。
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
日本では公立高校でも別学がありますが、
カナダでは公立高校は共学と決まっています。
わたしは幼稚園からずっと共学でしたから、
「女の学園」って、全く経験した事が無いのです。
なんかにおう
「女子校育ちの女たち」
この記事を興味深く読ませてもらいました。
女ばかりの学園で育つと
いろいろと面白い経験もするのでしょうね。
あなたはいかがでしたか?
高校は共学でした?
それとも別学?
面白いエピソードがあったら、
ぜひコメントに書いてくださいね。
ところで、卑弥子さんが面白い話をまとめました。
興味があったら読んでみてください。
■ 『あなたも笑って幸せになりませんか?』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。