サン・ラザールの裏路
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ケイトー。。。、最近、パリへ行ってサン・ラザールの裏路を散策したのォ〜?
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いや。。。 コロナウィルスで世界中が騒いでいるので、とてもパリへ旅行することなど考えられませんよ。。。
それなのに、どういうわけでサン・ラザールの裏路を取りあげたの?
実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んだら次の箇所に出くわしたのですよ。
サン・ラザールの裏路
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その時、ぼくは、辻の陰に、二つの別の影を見ました。
ぼくはたちどまりました。
それは、白衣を着た二人の修道女だったのです。(略)
「何をしているんだろう」
(略)十時をすぎた、このパリ、サン・ラザールの裏路、おそらく、そうした修道女たちには罪と、穢れに満ちた夜の辻を、彼女たちが歩かねばならぬ理由がわかりませぬ。
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■『拡大する』
何か仕事で帰りが遅れたというなら、まだ灯光のきらめく、平凡な表通りが一町先にあるはずです。
しかも、雨が少しずつ、あたりをぬらし始めたというのに。
ぼくは好奇心にかられてそっと、この二人の修道女のあとをつけ始めました。(略)
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突然、彼女たちはたちどまり、角灯の陰で誰かと話し始めました。
ぼくは、とある壁の陰から、ジッとそれを見つめていました。
聞きとれぬ小声の後に、修道女は一枚の紙を相手に渡して、それから去っていきました。
雨が、少しひどくなり始めたので、修道女を追うことをやめました。
身近な家の入り口の中にはいり(フランスの市では、各家庭はアパート生活ですから入り口は、誰でもはいれるのです)、ぼくは雨の降りやむのをまちました。
その時、角灯の陰から、先ほど、紙を渡された相手が小走りに、ぼくと同じ入り口の中にはいってきました。
「いやになっちゃう」
戸口の陰にもたれているぼくの姿に気づかず、女は、誰ともなしに呟きました。
ほの暗い電灯の光に彼女の、厚い化粧、真っ赤なルージュが、能面のように不気味に浮かび上がっていました。
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ただ、眼の隈(くま)だけが、疲労のためか、小ジワが寄り黒くふちどられているのをぼくはぼんやり見つめました。
「おや……」
女はぼくを見つけて,何か呟き、口をまげて笑いました。
立っているのがつらいのでぼくは、地面に腰をおろして膝をかかえました。(略)
女は黒いハンドバッグから、煙草を出し、口にくわえてマッチをくしゃくしゃに探し始めました。
どうしても見つからぬらしいから、ぼくは、自分のを出して火をつけてやりました。
「あんた、寝る所ないの」
と彼女は訊きました。
この女は、ぼくがパリによくいる、外人浮浪者の一人と思ったのかしらん。(略)
「さっき、尼さんが渡したの、あれ何だい」
「ちょっ、捨てちゃったよ。自分たちの所に来いって言ってんのさ」
「あの尼さんたち、時々来んのかい」
「らしいね」(略)
「行く人あるの」
「時にはね」
それから彼女は舌をちょっと出して嗤(わら)いました。
ぼくは、君、なぜ行かないのかと聞きたかったけれど黙っていました。
雨はまだ振りつづけていましたが、汽車に乗り遅れそうなので、ぼくは、上衣の襟をたてて外へ出ました。(略)
一町ほど行った時、うしろから、走り音がきこえてきました。
それは彼女でした。
雨でその顔や服はぬれていました。
「あんた、マッチ、忘れたよ」
と彼女は言いました。
「とっときなよ」
ぼくは急に嬉しくなり、マッチを彼女のぬれた掌(てのひら)に渡しました。
「有難う」
と彼女は言いました。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
(94−98ページ)『ルーアンの丘』
著者: 遠藤周作
2017年8月3日 第1刷発行
発行所:株式会 PHP研究所
つまり、サン・ラザールの裏路、おそらく、そうした修道女たちには罪と、穢れに満ちた夜の辻を、二人の尼さんが歩いていたので、ケイトーも不思議に思ったと言うわけねぇ~。。。
そういうことですよ。。。当時、サン・ラザールの裏路は赤線地帯だと思うのです。。。
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つまり、赤線地帯に尼さんがいるのは不自然だというわけねぇ〜。。。
そういうことですよ。。。
でも、それは尼さんたちが娼婦を更生させようとパンフレットを配ったりして運動していたでしょう。。。
結局、著者の遠藤さんも後を付けて行って、当の娼婦から話を聞き、そういう結論に達したと思うのですよ。
。。。で、その事がケイトーの興味を引いたわけなのォ〜?
そうです。。。読んだ後で、ふと、かつてのバンクーバーの事が思い出されたのですよ。。。シルヴィーは、1980年代はトロントで暮らしていたと思うので、当時のバンクーバーの様子を知らないと思うけれど、いわゆる娼婦、当時はセックスワーカーと言われていたのだけれど、バンクーバーはすごかったのですよ。。。彼女たちがバンクーバーの繁華街は、もちろん、ウェスト・エンドの住宅地にまで出没して、うるさくて住民が安眠を妨げられた。。。
どうしてうるさくなるわけ?
彼女たちを目当てに、冷やかし半分の野次馬や客たちが住宅街にまで車で入ってくる。。。セックスワーカーとの言い合いや、クラクションを鳴らしたりで、まるでお祭りの夜のような騒ぎが出現した。。。毎日、それが続くと住民はたまったものではない。
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"Hookers on Davie" 1984 documentary
。。。で、ケイトーもウェストエンドに住んでいたので、そのお祭り騒ぎに参加したというわけぇ〜?
あのねぇ〜、僕が住んでいた地区はスタンレー公園に近いところだったので、セックスワーカーは来なかった。。。デイヴィー・ストリート、ジャーヴィス・ストリート、ブロートン・ストリートのような、ウェストエンドの中心部をなす通りにセックスワーカーが屯(たむろ)していたのですよ。。。
結局、ケイトーとセックスワーカーの出会いはなかったわけぇ〜?
ところが品行方正な僕でも、セックスワーカーとの出会いがあったのですよ。
ぜひ、その時のことを聞きたいわァ〜。。。
確か1982年か、1983年頃だと思うのですよ。。。僕はクウィーン・エリザベス・シアターへ「インド民族音楽の夕べ」を楽しむためにルンルン気分ででかけたのですよ。
一人で。。。?
ジューンさんと一緒に聴きにゆく予定だったのだけれど、彼女が急にパリに出張することになった。。。だから、僕一人で行ったのです。
ケイトーは、インドの民族音楽にも興味があるのォ〜?
興味があります。。。あのマンドリンの親分のようなでかい楽器でビヤ〜ン、ビヤ〜ンと共鳴するようなエキゾチックなメロディ〜を奏(かな)でると、僕の心も共鳴するように反応するのですよ。。。しかも、ジャズをインド楽器で演奏するという余興まであった。
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。。。で、隣に坐ていたのがハイクラスのセックスワーカーだったというわけぇ〜?
まさかァ〜。。。、セックスワーカーがインド楽器が奏でる音楽を聴きに来るわけがいでしょう! 稼ぎに忙しくって、そんな暇はないはずですよ。。。
。。。で、どこにセックスワーカーが出現するわけよ?
公演が終わってマンションに帰ろうとしたけれど、腹が減ったので近くのチャイナタウンまで歩いていって、安くて美味いラーメンに似た中華ヌードルを夜食として食べたのですよ。。。 それから、歩いてジョージアホテルの前を通りかかった。。。たぶん、11時を過ぎていたと思うのだけれど、それと分かる派手でセクシーな服装を身にまとった女たちにワッと取り囲まれてしまったのですよ。。。
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あらっ。。。ウエストエンドじゃなくて、バンクーバーでも有名な老舗ホテルと言われているホテルジョージアの前でつかまったのォ〜?
そうなのですよ。。。 少なくとも5人のセックススワーカーに囲まれて「あたしを買ってよ、あたしを買ってよ。。。」と、すごいセールスピッチが飛び交った。。。 その内の一人が、他の女を退けて僕に食い下がった。
ついに、ケイトーは餌食(えじき)になったわけねぇ〜!?
いや、残念ながら僕は十分な現金を持ち合わせてなかった。。。 聞けばシアトルから出稼ぎに来たというのですよ。。。警察の取締が厳しくなったので、バンクーバーは当時、フッカー天国だというのを聞いて流れて来たと言うのです。
つまり、バンクーバーのフッカー市場がよく分からなかったのでウエストエンドからちょっとばかり離れたホテルジョージアの前で客引きしていたわけなのねぇ〜。。。
たぶん、ウエストエンドのめぼしいスポットは地元のセックスワーカーの縄張りになっていたと思うのですよ。。。しかたないので、出稼ぎの女たちは金のある旅行者を目当てにホテルジョージアの前に陣取っていたようです。
つまり、ケイトーを日本からやって来た金持ちの旅行者だと思ったわけねぇ〜?
そうなのですよ。。。 だから、僕は地元に住んでいる貧乏な日系カナダ人だと、英語でベラベラと言い訳を並べたのです。 それで彼女は、やっと納得して僕を解き放してくれました。
「あんた、いい仕事を見つけて、金を稼ぎなさいよ! 所持金が9ドルなんて、みっともないわよ。。。いくら出稼ぎだと言っても、9ドルじゃあ、とても相手にする気がないわ。」
彼女とすれば、すでに午後11時を過ぎていたので、ホテル滞在のお客をゲットして一晩ホテルジョージアで過ごそうと予定したようですよ。。。だから、他のシアトルからの出稼ぎセックスワーカーも、どうやってホテル代をうかせるか必死だったわけです。
つまり、この事を言うために、わざわざ私を呼び出したのォ〜?
もちろん、そればかりじゃありません。。。 まだ、バンクーバーが「フッカー天国」だと言われる数年前、トロント大学の学生だった僕は愛車ピントでトロントからバンクーバーまで国道1号線を東から西の端まで、大陸横断したのですよ。。。帰りはアメリカを横断してニューヨークに立ち寄りトロントへ戻ったのです。
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■『ニューヨークの混浴露天風呂』
その時初めてバンクーバーを訪れたの?
そうです。。。1週間ほど滞在するつもりでグランヴィル・ストリートの安宿に落ちついたのですよ。。。
確かシャワーとトイレが共同で、1泊7ドルほどでしたよ。
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そういう所ってぇ、安全なのォ〜?
確かに、金持ちが泊まるところじゃない。。。 あのねぇ〜、僕は、それまでにもニューヨークのブルックリンだとか、比較的治安の悪い所で数週間ほど滞在していた経験があるから、どのような服装をして、どのように振る舞えば、現地の貧乏人と見られて、犯罪に巻き込まれずに済むのか? そういう事を意識的に学習したのですよ。
それで、その安宿で何があったわけなのォ〜?
バンクーバーの観光名所をほぼ全て見て回ったあとで、することがないから僕はスタンレー公園のテニスコートで、知り合いになった人とテニスを楽しんでから宿に戻ったのですよ。。。すると、安宿の入り口に30歳代のごく普通の女性が編み物をしてながら立っている。
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なんで、安宿の入り口で立ったまま編み物をしていたの?
だから、僕も不思議な人を見る思いで、その女性の服装とか表情をマジマジと見ながら、安宿に入ろうとしたのですよ。。。と、二人の眼が合った。。。 “Do you need company by any chance? (ひょっとして、お話し相手でも欲しいんじゃないの?)”と、その女は、取ってつけたような笑みを浮かべて僕に話しかけてきたのですよ。
あらっ。。。 それってセックスワーカーがお客をゲットするときの呼びかけじゃないのォ〜?
そうなのですよ。。。 でも、ごく普通の膝下まである長めの花模様のプリーツスカートを身につけた女は、とてもセックスワーカーには見えなかった。。。外は、そろそろ暮れかかってくる頃だった。。。
「あなたは、ここに泊まってるの?」
「うん。。。そうだよ。。。」
「どこからやってきたの?」
「トロントから。。。」
「あらっ。。。ずいぶん遠いところからやってきたのねぇ〜。。。」
そう言うと、彼女は僕を値踏みするようにマジマジと頭からつま先までじっと眺め回して溜息をついている。。。若いからムンムン、ムレムレしているようだけれど、この貧乏くさい服装から考えてみて、とても上客とは言えない。。。そんな風に考えていることが、彼女の表情から読み取れるようだった。
でも、そもそも1泊7ドルの安宿の前で客引きをしているんでしょう? 上客などハナから望めないじゃないの!? 上客をゲットすならホテル・ジョージアの前で客引きすればいいじゃないの。。。
そうなのですよ。。。でも、その女自身が、その安宿に滞在していたのです。。。おそらく編み物をしていたほどだから、小さな子供がいるシングル・マザーかもしれない。。。子供がいる自分の部屋では商売ができないから、その安宿に泊まっている比較的お金を持っていそうな客を物色していたに違いない。
つまり、ケイトーの服装や、いでたちを見て、これは商売にならないと決めたのねぇ〜? うふふふふふ。。。
そうなのですよ。。。 「トロントから車で大陸横断してきたので、とにかく一番安そうな宿を探して、ここに決めたのですよ」薄ら笑いを浮かべて、そう言ったものだから、「これはダメだ!」と思ったに違いない。。。 それ以上は突っ込んでこなかったのですよ。
あらっ。。。ホテルジョージアの前でケイトーを客にしようと必死の思いで勧誘したセックスワーカーとはだいぶ違うわね。。。。 うふふふふふ。。。
そうです。。。ノースウエスト準州政府でコンピュータの仕事についてから、バンクーバーに再度、出てきた時には、「インド民族音楽の夕べ」を楽しむほどになっていたから、彼女たちの目に、ホテルジョージアに滞在している金持ちの日本人青年に見られたのですよ。。。(微笑)
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ノースウエスト準州の首都・イエローナイフ
■『猫カフェと癒し』
セックスワーカーとはいえ、5人の女性に囲まれてケイトーは鼻の下を伸ばしきったわけねぇ〜。。。 うふふふふふふ。。。
長い人生には、そういうことも、たまにはあるものですよ。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたも、デンマンさんのような経験がりますか?
ええっ。。。 「そんなことは、どうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」
あなたは、そのように強い口調で私に命令するのですか?
分かりましたわ。
シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。
次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。
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■『エロいけれどためになる』
■『地球上のネット普及率』
■『原発はダメだったのに』
■『スカートをはいた兵隊』
■『行田シンドローム』
■『幻の暴走機関車』
■『CIA@NOパンツ』
■『やっぱり、セックス』
■『セックス風呂具村』
■『CIAの黒い手再び』
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■『アダムとイブは何を食べたの』
■『舞踏会 明子』
■『波乱の人生』
■『国際化だよね』
■『イングナさんを探して』
■『美しい日本語 チェーホフ』
■『横の道@ニコライ堂』
■『また塩野七生批判』
■『日航スチュワーデス』
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■『クレオパトラ@塩野批判』
■『テルモピュライの戦い』
■『思い出の蓮』
■『角さんと天罰』
■『ラーメン@リガ』
■『角さんと天罰がなぜ?』
■『南京事件と反知性主義』
■『あけびさんの卒論』
■『愛は降る星の彼方に』
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■『サイバー戦争』
■『エロくて、ごめんね』
■『モバイル社会とガラケー』
■『元老のアメリカ』
■『ケネディ家の呪い』
■『欧米を敵に回す』
■『ソフィアからこんにちわ』
■『ドイツが原爆をロンドンに』
■『いまだに謎』
■『さらば大前研一』
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■『空飛ぶスパイ』
■『愛情はふる星@ベトナム』
■『ヒラリーと塩野七生』
■『ケネディ夫人@インドネシア』
■『究極の大前研一批判本』
■『フェルメールの謎』
■『女に文句を言う女』
■『あなたの祖国』
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■『正しい戦争』
■『ゴールデンシャワー』
■『死刑廃止』
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■『かまびすしい』
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とにかく、今日も一日楽しく愉快に
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じゃあね。 バーィ。
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ィ~ハァ~♪~!
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