デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

思い出が美しすぎて PART 2

2008-05-24 12:33:40 | 海・河のスポーツ・旅行・車



卑弥子の秘め事





卑弥子さんのお母さんは卑弥子さんが在原業平(ありわらのなりひら)さんを慕っている事を知っていたのですか?



そうだと思いますわ。あたくしが心ひそかに業平さまをお慕い申し上げていた事は母には内緒でしたけれど、やはり母親ですもの。。。、あたくしが業平さまにお目にかかっている時の様子などから、あたくしの気持ちを察していたのでござ~♪~ましょうね。あたくしが斎宮(いつきのみや)として一生独身で終わる事を不憫に思ったのでしょう。

でも。。。でも。。。斎宮は男性と肌を接してはならないと言う厳しい掟(おきて)がありますよね?

ええ。。。あたくしも心得ていたのでござ~♪~ますわ。

それにもかかわらず、卑弥子さんは禁を犯してまで一線を踏み越える決心をしたのですか?

そうですわ。もし伊勢に本当に神様がおられるのであれば、あたくしは伊勢の神様のお導きで業平さまとあのような形で巡り逢う運命だと思いましたわ。

つまり、神のお導きだと。。。

そうでござ~♪~ますわ。

でも。。。でも。。。歴史家や文学者の中には、そのような事は起こらないのではないかと言っていますわ。。。

なぜでござ~♪~ますか?

業平さんは平城天皇と桓武天皇の孫とはいえ、斎宮の父親の文徳天皇よりも年上ですわ。しかも、臣下の業平さんと、未婚の内親王である斎宮が、事実恋におちるだろうか?そのような事はありえない、と信じ込んでいる人たちが多いのですわ。

レンゲさんも信じられないと思っているのでござ~♪~ますか?

あたしは正直なところ半信半疑ですわ。信じようとしているあたしも居れば、疑っているあたしも居ますわ。

しかし、身分だとか年齢の開きなどは、ほんの表面的なものでござ~♪~ますわ。『エマニエル夫人』だってそうでしょう?老紳士マリオはエマニエル夫人とは40才も年が離れているのでござ~♪~ますわ。これまでの歴史を振り返ってみても、年齢や身分を越えて恋に落ちたカップルはたくさん居ますわ。また、あたくし以外にも斎宮であった女性が恋に落ちたケースはあったのでござ~♪~ますわ。デンマンさんが次の記事の中で斎宮であった当子(まさこ)内親王と藤原道雅(みちまさ)の悲恋の事を書いていますわ。

■ 『愛と性に萌えて (2007年2月7日)』

ええ。。。あたしも読みましたわ。でも当子(まさこ)内親王と藤原道雅(みちまさ)が一線を踏み越えたのは、当子内親王が斎宮を辞めてからですわ。

つまり、レンゲさんはデンマンさんのように斎宮であったあたくしが禁を犯して殿方と肌を合わせたことを非難するのでござ~♪~ますか?

いいえ、その逆ですわ。あたしは卑弥子さんが、そこまでして業平さんとの愛を貫き通した事に感動したのですわ。

レンゲさんは、本当にそう思ってくださるのですか?

もちろんですわ。

ありがたいですわ。あたくしはレンゲさんならば、きっとあたくしと業平さまの恋を理解してくれると思っていたのでござ~♪~ますわ。 




『女は二人でも姦しい (2008年2月15日)』より


こうして『エマニエル夫人』まで持ち出して卑弥子さんは、平安の昔、恬子内親王(やすいこないしんのう)として生まれ、斎宮(いつきのみや)として伊勢神宮の神に使える身であった頃、在原業平(ありわらのなりひら)に熱烈な恋をしてしまった事を振り返って、自分で弁護していますよう。

でも、デンマンさんとアンナさんの恋と、あたくしと業平様の恋とでは全く事情が違っていますわ。

そんな事はありませんよう。卑弥子さんは次のように言っていましたよね。

もし伊勢に本当に神様がおられるのであれば、

あたくしは伊勢の神様のお導きで

業平さまとあのような形で

巡り逢う運命だと思いましたわ。


そうですわ。この事とデンマンさんとアンナさんがどう関わっているとおっしゃるのでござ~♪~ますか?

だから、僕も同じような運命的な出会いをアンナさんに感じたのですよう。

しかし。。。しかし。。。あたくしは伊勢の神様のお導きでしたけれど。。。デンマンさんはどこの神様のお導きだったのでござ~♪~ますか?

カリスですよう。美(beauty)と優雅(grace)を司る女神ですよう。


The Three Graces

(3人のカリス)




カリス (Χάρις, Charis) は、ギリシア神話に登場する、美(beauty)と優雅(grace)を司る女神。
複数形はカリテス (Χάριτες, Charites)。
通常はゼウスとエウリュノメの娘たちとされるが、母親はヘラとする説も多い。
また、ヘリオスとヘスペリスたちの一人アイグレの娘たち、あるいはディオニュソスとアプロディテの娘たちとする説もある。

ローマ神話にも取り入れられ、グラティア(Gratia、複数形グラティアエ (Gratiae) )と呼ばれた。
英語読みグレイス(Grace、複数形グレイシーズ (Graces) )でも知られる。

元々人数は不定であったらしい。
ヘシオドスの『神統記』によれば、エウリュノメの娘たちとしてアグライア、エウプロシュネ、タレイアの3柱の名があげられている。
一般的にはこの「三美神」がよく知られているが、他の叙事詩ではパシテア、カレ、アウクソ、ヘゲモネ、クレタ、パエンナ、カリスなどの名が挙げられている。

パシテアはホメロスの『イリアス』に登場することでよく知られており、エウプロシュネ、カレ、パシテアの3柱をカリスたちとする説もある。
また、アテナイではアウクソとヘゲモネの2柱を、ラコニア地方ではクレタとパエンナの2柱をカリスたちとしていた。
後にラコニア地方のスパルタではアグライア、エウプロシュネ、クレタの3柱を指すようなった。
またヘパイストスの妻をカリスの1柱とする説があり、一般的にはこれはアグライアであるとされるが、ホメロスによれば単にカリスという名であるとされている。

カリスたちは美しい若い娘の姿であるとされる。
オリュンポス山の山頂に住み、神々の宴ではアポロンの竪琴やムーサたちの歌声と共に演舞した。
神々や人々に肉体的な美しさを表して喜ばせるだけでなく、精神的な部分においても優美を与えたといわれるため、美術だけでなく技術を志す人々にも信仰された。

本来は春の芽生えの活力を表した神であったと考えられている。
当然ながら、美の女神となってからはアプロディテの従者とされるようになり、またその娘とする説も生まれた。




出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


そんな神様の事は、これまでのあたくしの人生で聞いたこともござ~♪~ませんでしたわ。古代ギリシャの神様を持ち出してきて、また理屈であたくしをやり込めるのでござ~♪~ますか?

あのねぇ、卑弥子さんが言う伊勢の神様だって、古代日本の神様ですよう。新人類と言われる10代や20代のミーちゃんハーちゃんに伊勢の神様と言っても、ほとんどの人が知りませんよう。

デンマンさんは、その“カリス”という女神を信じているのでござ~♪~ますか?

もちろん、それまでの僕は信じていませんでしたよう。でも、アンナさんの話を聞いているうちに、僕とアンナさんが Lighthouse Beach で生まれたままの姿で向き合ったのは「カリス女神」のお導きだったのだと信じる事ができるようになりましたよう。







それは、デンマンさんの都合のいいように「カリス」と言う、訳の分からない女神を古代ギリシャ神話の中から持ち出してきたまでの事でござ~♪~ますわ。

僕が持ち出したのではなく、アンナさんが持ち出してきたのですよう。そして、アンナさんがナチュリスト(naturist)になったのも、また、アンアさんを Lighthouse Beach に導いた事だって、まさに「カリス女神」のお導きだったのですよう。なぜなら、もしアンナさんが「カリス」を知らなかったら、Lighthouse Beach で裸になる事もなかったのですよう。

分かりましたわ。それで、デンマンさんは『エマニエル夫人』を観た夜、マリアさんと一緒に過ごしたのでござ~♪~ますか? 

僕はカリス女神のお導きでアンナさんのアパートに行きましたよう。うしししし。。。

マジで。。。?

もちろんですよう。でも、驚きましたよう。

どうしてでござ~♪~ますか?

アンナさんが“エマニエル夫人”になって僕を待ち構えていたのですよう。





アンナさんは、本当にデンマンさんをこうして待ち構えていたのでござ~♪~ますか?

そうなのですよう。

信じられませんわ。また、あたくしをからかうのでござますわねぇ~?

やだなあああぁ~。。。これだけ手の込んだ事をして僕がただ卑弥子さんをからかうために記事を書いていると言うのですか?

だってぇ~。。。そうとしか考えられませんわア。

分かりました。今日は、すでに記事がかな~り長くなってしまったから、また、あさって卑弥子さんが納得のゆくように説明しますよう。

また、あさってに延ばすのでござ~♪~ますか?
 
僕の身にもなってくださいよう。ライブドアには語数制限があって、これ以上書くと2ページになるのですよう。いろいろと手間、ヒマがかかって大変なんですよう。


【卑弥子の独り言】



ですってぇ~
いつも、これから面白くなる、と言う時に終わりにしてしまうのですよねぇ。
本当にムカつきますわ。
あなただってそうでしょう?
でも、これだけ手の込んだ事をして書くのですから、全くの出鱈目ではないと思うのでござ~♪~ますわ。

信じられないけれど、やっぱり気になるのですわよねぇ。
あなただって、そうでしょう?

とにかく、寅さんの映画のことも含めて
あさってもデンマンさんを追及しようと思いますわ。
どうか、あなたもまた、あさって読みに戻ってきてくださいね。
では。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

デンマンさんのお話はいつでも

かなり手の込んだエピソードですわよね。

ちょっと信じがたいお話もあります。

でも、日本の諺に次のようなものがありますよね。

“火のないところに煙は立たず”

もちろん、英語にも同様な諺がありますよ。

次の2つの言い方があります。

There's no smoke without fire.

Where there's smoke, there's fire.


アンナさんがデンマンさんに寄せる思いを

わたしは理解する事ができます。

英語に yellow fever という語句があります。

辞書をひくと「黄熱病(おうねつびょう)」と出ていますが、

俗語では次のような意味があります。

○ 東洋人崇拝。

○ アジア人、特に女性に性的に

  異常に惹かれる西洋人の精神的状態。

アンナさんは、明らかに日本人としてのデンマンさんに

惹かれていますよね。

とにかく、歌川国貞の春画をマリアさんに見せたのは

アンナさんでしたから。。。



ところで、『エマニエル夫人』をまだ観たことがない人は

次のリンクをクリックすると

YouTubeで、出だしのところだけ見れますわ。

■ 『YouTube で観る 「エマニエル夫人」』

あの有名なサウンドトラックを聞くこともできます。

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。







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