車掌さんの松島音頭 (PART 1)
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デンマンです。。。 お元気ですか?
僕が記事を投稿するのは たいていバンクーバー時間でお昼頃になります。
投稿する前日に 草稿を書き終えており、
バンクーバー図書館は午前10時が開館なので、
その頃、パソコンに向かうと 先ず前日に書いた草稿を読み始めるわけです。。。
誤字や脱字を直しながら、
一通り読み終えると、
プレヴューで記事を読みながらリンクが正しく表示されるかをチェックします。
推敲して、特に誤りがなければ、投稿します。
それから Denman Blog のアクセス解析を見ることになります。
例えば、日本時間で6月10日ならば、次のような画面が表示されます。
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■『拡大する』
この時 日本時間では6月10日の午前4時27分になっていますが、
バンクーバー時間は、夏時間では16時間遅れているので9日の午後12時27分です。。。
だいたい、この頃 記事を投稿し終わって、ソフトカメラで画面を撮ることになります。
上の画面を見て、僕は『車掌さんが歌った松島音頭』に目が留まったのです。
バスガイドでも観光ガイドでもないのに国鉄の車掌さんが車内のマイクを使って『松島音頭』を歌う。
50才ぐらいの男の声でした。
決して歌がうまい訳ではない。
でも歌い慣れているのを感じました。
しかし、NHKの喉自慢に出ても合格の鐘はならなかったでしょうね。
ただし、そのサービス精神の旺盛な事には驚かされました。
僕も旅行が好きですから、日本のあちらこちらを旅行しましたが、
国鉄の車掌さんが車内のマイクを使って歌うのを聞いたのは、それが初めてで最後でしたね。
ところで、『松島音頭』の歌詞を調べたら、なんと北原白秋が書いたのですよ。
作曲が山田耕筰です。
知りませんでしたね。
松島音頭 北原白秋
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松は松しま、
磯馴の松の
松のねかたに、桔梗が咲いた。
見たよ、見ました、
一もと桔梗。
や、ほうれ、ほうい
舟ばたたゝいて
や、ほうれ、ほうい。
『d-score 楽譜 - 松島音頭』より
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急に、懐かしさが込み上げてきて、その当時の車内の情景、車外の情景がありありと思い浮かんできました。
車掌さんが歌い始めて、まもなくしてJR仙石線の松島海岸駅に着いたのでした。
電車から降りると、度肝(どぎも)を抜かれるような駅内放送がありました。
なんと、駅員さんがマイクで次のように放送したのです!
落ちる人が死んでから
乗ってけーさい
もちろん、僕の耳には、そのように聞こえたのですが
地元の人には次のように聞こえたはずです。。。
“落ツ(降り)る人が済(スィ)んでから
乗ってけーさい(ください)”
仙台地方の方言に慣れてない僕の耳には
「電車から落ちて死んだ人を見定めてから電車に乗ってください」
そんな風にかんぐってしまったのですよ。。。 (モナリザの爆笑)
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どうですか?
あなたも温泉につかって
さっぱりして、身も心も癒されたいと思いませんか?
上の写真は滝つぼで泳いでいる訳ではないのですよ。
これ、温泉なんです。
自然のお湯が流れているのですよ。
驚きでしょう?
ちょっと温(ぬる)めですけれどね。。。
でも、立派な露天風呂です。
宮城県鬼首(おにこうべ)温泉郷、吹上温泉の旅館峯雲閣にある湯滝です。
男女混浴の露天風呂なんですよ。
仙台からそう遠くありません。
宮城県大崎市にあります。
鳴子温泉郷とも呼ばれます。
陸羽東線鳴子温泉駅よりバスで約30分で着きます。
この温泉については次の記事で書きました。
■ 『七夕の起こりって? (2007年7月7日)』
興味があったら読んでみてください。
でも、仙台と聞いてすぐに思い浮かぶのはやっぱり松島でしょうね。
“松島や ああ松島や 松島や”
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松島湾内外にある大小260余りの小さな島が奇妙な形を見せてあなたの目を楽しませてくれるのですよ。
日本三景の1つだから、あなただって名前だけは聞いたことがあるでしょう?
芭蕉もこの地を訪れたのですよ。
あまりにも素晴しい景色を前にして芭蕉は俳句が浮かんでこない。
それで、思い余ってその感激を上の句として書いたということを僕は中学校の国語の時間に聞いた覚えがあるのですよ。
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仁王島
でもね、上の俳句は芭蕉が作ったのではないらしいのですよ。
実は、僕もこの記事を書く前まで知らなかったのですよ。
でも、念のために調べたら次のように書いてあるじゃないですか!
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松尾芭蕉が『奥の細道』で松島を訪れた際に、あまりに絶景なので句が浮かばず、
「松島やああ松島や松島や」と詠んだという逸話があるが、
この川柳は後世の狂歌師田原坊の作で、芭蕉の作ではないとされる。
ただし、その場で句が思い浮かばなかったのは事実らしく、
『奥の細道』には、同行した弟子の河合曾良の次の句が掲載されている。
「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす」
また別の説では、句は詠んだが景色に釣り合うよいものができなかったともいわれる。
アインシュタインが訪れた際に同行者に次のように言ったと伝えられている。
「どんな名工の技も、この美しさを残すことはできない」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実は、あの有名なアインシュタインが松島を訪れていたのですよ。
1922年(大正11年)12月3日のことでした。
アインシュタインは月見をするため松島を訪れたのです。
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東北本線で仙台駅から(初代)松島駅に到着し、
松島電車(路面電車)に乗り換えて
五大堂前電停に着いたのは午後4時を過ぎた頃で、
すでに十三夜の月が上っていたそうです。
それを見たアインシュタインは、
「おお月が…おお月が…」と言ったまま絶句したというのです。
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その後、気持ちが落ち着いた時に言ったのです。
「どんな名工の技も、この美しさを残すことはできない」
それほど松島は素晴らしいということです。
あなたは、松島に出かけたことがありますか?
一生に一度は訪れてみるだけの価値がありますよ。
アインシュタインも芭蕉も、そのすばらしい景色に感動したのでした。
(すぐ下のページへ続く)
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