◎ウインド・リバー(Wind River)
ジャレミー・レナーがエリザベス・オルセンの熱意にほだされていくあたりですでに物語の全貌は見えてきちゃうんだけど、それでも印象深い物語になってるのはやっぱり「ウインド・リバー」というのがインディアンの居留地のひとつだってことに尽きる。
それにしてもやけに評判がいいのは、アメリカという法の下の自由と平等を保証されている国の実態が見えてくるっていう作りと、厳しい自然の中の人間はエゴを剥き出しにしてしまうんだっていう諦観みたいなものが胸に刺さってくるせいなんだろうか?