◎スティルウォーター(Stillwater)
マルセイユに留学している娘アビゲイル・ブレスリンがレズビアンのルームメイトを殺害した罪で収監されてて、その無実を晴らすためにオクラホマ州スティルウォーターからやってくるマット・ディモンの物語なんだけど、髭のせいか、ディカプリオにしか見えないのは僕だけだろうか。まあ、それはそれとしてマット・ディモンに肩入れして同棲までしちゃう変な男に惚れちゃう癖のあるカミーユ・コッタンの役どころはおもしろかった。
そんなことより、これ、冤罪を晴らすんだけど、ほんとはどうなんだよ、娘の真実はどこにあるんだよっていう簡単なものじゃないね。でなければ、前半の90分がこんだけつまんなくてだらだらとマット・ディモンの凡庸さを追いかける必要はないわけで、90分過ぎて監禁が始まってから俄然おもしろくなる。