◎ホワイトハウス・ダウン(2013年 アメリカ 132分)
原題 WHITE HOUSE DOWN
staff 監督/ローランド・エメリッヒ 脚本/ジェームズ・ヴァンダービルト
製作総指揮/ウテ・エメリッヒ チャニング・テイタム リード・カロリン
撮影/アンナ・J・フォースター 美術/カーク・M・ペトルッチェリ
衣裳デザイン/リジー・クリストル 音楽/トーマス・ワンカー ハラルド・クローサー
cast チャニング・テイタム ジェイミー・フォックス マギー・ギレンホール ジョーイ・キング
◎黒幕はブラックゴースト団か?
ジャームズ・ウッズが出がけに星条旗のバッチをはずしたとき、
あらま~と展開がわかってしまうのはちょっと悲しかったけど、
『エンド・オブ・ホワイトハウス』が某国による工作だったことをおもえば、
こちらはなんだか『サイボーグ009』みたいな黒幕が蠢いてて、
ちょっと漫画的な印象だったかな~とおもうのは、世代なんだろか?
中東への核攻撃を行うことにより、
ブラックゴースト団が大儲けをするという裏話は、
もはや、リアルなようでいてリアルな感じがしないのは、
大団円を迎えてもなお、黒幕の存在が明確な名称として現れないからなのかな?
まあたしかに、スローモーションで描かれるアクションの臍は、
きわめて映像的ではあるんだけど、
ホワイトハウスの屋内と庭内に、ほとんどの場面が固められている分、
どうしても出たり入ったりの話になってしまうのは仕方ないのかな。
主題になってるのが親子の信頼というあたりは、
いかにもハリウッド的な置き方だけど、
これはこれでちょっとばかし感動しちゃったりする。
ただ、なんだろう、
ところどころ、
「くすりとした方がいいんだろうな~」
っていうカットが置かれているのは、
緊迫感を和らげるためなんだろうけど、
これって観客の対象年齢を下げてるんだろうか?
大統領に憧れる娘という設定を持ってきてる分、そうしないといけなかったのかな?
まあ、親子で英雄になっていくという設定は、
もともと嫌いじゃないからいいんだけどね。