人生なればこそ、賭けるのである

私たちの人生とは、いわば選択であり、知りたいという願望であり、運命に祝福されたい、とねがう心のあらわれである。

スーパースプリントシリーズ2017 まとめ

2017-08-01 02:14:19 | 地方競馬


走距離1,000メートル以下のレースのみで構成されるシリーズ競走、
『スーパースプリントシリーズ(略称:SSS)』。

7年目を迎える本年は、昨年同様5戦のトライアルおよび
ファイナルの習志野きらっとスプリントが行われます。

SSSは、超短距離戦で能力を発揮する異才の発掘と、
各地方競馬場で実施可能な最短距離を極力活かすため
ワンターンのスプリント戦によるシリーズとして2011年に創設されたもので、
各地区の超スピードホースが、トライアル、そしてファイナルで極限の速さを競い、
初夏の地方競馬を大いに盛り上げます!

創設からラブミーチャンが三連覇ののち、
8歳のナイキマドリードや3歳のルックスザットキルがファイナルを制しているこのシリーズ。
昨年は4歳のフラットライナーズがファイナルを制しました。
今年は古豪が意地をみせるのか、それとも新星が誕生するのか。

 激戦必至の究極のスプリント戦をぜひお見逃しなく!!



SSSファイナル「習志野きらっとスプリント」が終わり、
今年のスーパースプリントシリーズをまとめたいと思います。

SSSは、ファイナルが7月末、トライアル5レースがすべて6月におこなわれ、
ダービーシリーズと被っている週もあって、
地方競馬が一番盛り上がる時期と言っても過言ではなく、
6月はなんだかんだ毎日、競馬予想をしていたような、楽しい忙しさに追われた月でした。

すべてのレースが、800~1000mという超短距離で繰り広げられるという事で、
その道のスペシャリスト達が集うレース。

皆さんのご想像通り、このSSSはスタートが超大事なわけで、
シリーズの6レース中4レースは、逃げた馬がそのまま勝ちきっています。

なので、レースにおけるスタートの比重がすごいです。
最早、見逃し厳禁!スタートの段階で、負けた!とか勝った!
と、そんな気持ちになるシリーズってなかなか珍しいんじゃないでしょうか。

距離わずか4Fしかない名古屋でら馬スプリントは800mと園田FCスプリント820mは、
逆に、逃げ馬が捕まってしまって、勝ちきれてないところも面白いですね。

長距離には長距離の良さが、そして短距離には短距離の良さが
それぞれあって、このSSSは、確りと短距離戦の醍醐味を堪能することができました。

そんなSSS2017。早速、トライアルからファイナルまでを動画で振りかえって見ましょう!




※レース名をクリックすると、動画へとびます。

6月4日土曜日に鳴尾記念、5日の日曜日に、安田記念と、この早池峰スーパースプリントがあり
尚且つ6日火曜日に東海ダービー、7日水曜日に東京ダービー、8日木曜日に北海道スプリントCと
面白いレースが目白押しで、かなりの時間泥棒でしたが楽しかったです。

第二回早池峰スーパースプリントは9歳馬のエーシンシャラクが逃げ切って優勝。
昨年の同レースで3番人気4着だったが、今年は1番人気を背負って堂々と逃げ切り勝ち。
残念ながら、ファイナルへの出走はなかったものの、
老いて益々盛んな勢いで、今後も地元のスプリント路線を盛り上げていってくれる筈。

4番人気2着のキングオブローも8歳と高齢だが、
中央時代はダート1200mで2勝、芝1200mで3勝を挙げておりここでは実績上位だった。
年上の馬に負けたのだから、この馬だってまだまだやれるはず。

3番人気3着は7歳牝馬のスマートアレンジ。
ヴィーナススプリントを圧勝しており、牝馬同士なら上位の存在。
この距離なら、牡馬相手でも十分に勝負になる事を証明した。

予想はこんな感じでした>>>早池峰スーパースプリント2017予想




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川崎スパーキングスプリントがおこなわれた15日は、
園田で兵庫ダービーもあり、ダービーシリーズ・SSSとダブルで盛り上がりました。

前走の船橋記念から5ヶ月ぶりのレースとなった前年度覇者フラットライナーズが、
58kgの斤量をものともせず、2着に1馬身差をつけての完勝でした。

2着のキョウエイアドニスは、前走の閃光スプリント1200mを9着と破れ、
ここでは5番人気でしたが、前々走の初鷹スプリント1000mは1着しており
距離短縮が好走の理由だったのではないでしょうか。

4歳牝馬のディーズプリモが3着。
半弟に東京ダービー、JDDを制したヒガシウィルウィンがいて、
否が応にも期待されてしまうんですが、姉は短距離でその才能が開花した印象。
長い目で見守って生きたいところ。

予想はこんな感じでした>>>川崎スパーキングスプリント2017予想





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名古屋でら馬スプリントがおこなわれた20日は、
金沢で石川ダービーがあり、この日もダブルで盛り上がりました。

名古屋でら馬スプリントは、SSSの中で一番距離が短い800m!
中央競馬を含む日本の平地重賞競走としては、最も短い最も短い距離になります。

1番人気のレディエントブルーが落馬競争中止。
連覇を狙ったハナノパレードは4着。大混戦を制したのは、5番人気のハイジャでした。
ハイジャは、前走長良川特別1600mから一気の短縮でしたが
カツゲキキトキトら強豪馬と走ったこともあり、元々力はあった馬。
4歳とまだまだ伸び白がありそうで、今後に期待したいところ。

3番人気2着だった6歳牝馬エトワールロゼは、昨年の11月からここまで5戦して【1-4-0-0】
と、充実一途。今回も2着と勝ちきれなかったが、

9番人気で3着と三連単44万馬券の立役者となったのが、4歳牝馬のビュウイモン。
前走の1400m兼六園無料開園特別で12頭立て12着とシンガリ負けと
まったくのノーマークだった馬だけに、驚きは隠せない。
今回も最低人気。勿論、好走には、落馬等のアクシデントも要因だと思うが
出走馬全てにチャンスがあるのが競馬だとすれば、これぞ競馬という結果でした。

しかし、競争中止した一番人気のレディエントブルーは大丈夫なのでしょうか。
情報がないと心配になりますね。どうか無事であってほしいものですが・・

予想はこんな感じでした>>>名古屋でら馬スプリント2017予想





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21日は、グランシャリオ門別スプリントと京成盃グランドマイラーズの
2重賞があって出走馬の履歴を診たりするのが、楽しかったのを覚えています。

見事1番人気の支持に応え勝利したタイセイバンデットは、
6歳馬ながら、中央地方合わせて10戦という鮮度の持ち主で
その勢いのままファイナルの習志野きらっとスプリントで2着して、
スピードが全国レベルである事をを証明しました。

4番人気2着レッドペリグリンは、安定感が魅力も、如何せん勝ちきれない印象。
相手なりに走るタイプなのか、グランシャリオ門別スプリント以降も2戦して
2着、3着という成績に甘んじている。その分、軸としては信頼できるかもしれない。

3番人気3着は7歳馬トウカイピジョン。
中央交流重賞の北海道スプリントカップでは、地方勢最先着の5着なら
今回の面子では威張れる成績で、この着順も納得がいく。

予想はこんな感じでした>>>グランシャリオ門別スプリント2017予想





※レース名をクリックすると、動画へとびます。

前日の帝王賞の興奮冷めやらぬ翌29日、
SSS2017トライアル最後の園田FCスプリントがおこなわれました。

一昨年2着馬と、昨年の2着馬とがゴール前で競り合う形に。
勝負に賭ける想いか、意地なのか、ハナ差上回った一昨年2着馬マルトクスパートが優勝。
これで4連勝目を飾り、勇躍ファイナルへ向うも、結果は14着とまさかのシンガリ負け。

2着は7番人気カッサイ。昨年は7連勝でこの舞台へ臨み、1番人気2着。
今年は近走の不振から低評価だったが、地力はある馬でこの結果も驚けない。
この超短距離なら常に勝ち負けするだけの能力はある。警戒しておきたい。

3着は8番人気マイアリエス。
この距離は初だったが、思ってた以上に適正があったという事だろうか。
父サウスヴィグラスは地方の大種牡馬で、産駒も多いがやはり大舞台に強い。


予想はこんな感じでした>>>園田FCスプリント2017予想





※レース名をクリックすると、動画へとびます。

ファイナルの習志野きらっとスプリントは7月25日という事で
まだ記憶に新しく、レースがしっかりと目に焼きついています。

SSSの各トライアルから、出走権を得てここに臨んできた猛者達。
いよいよファイナルとなり、チャンピオンがきまります。

2017年のスーパースプリントシリーズの王者は、4歳牝馬スアデラでした。
南関東でモダンウーマンらと鎬を削った経験が大舞台で花開きました。
絶好のスタートを決めると、SSSのファイナルを飾るに相応しい逃げっぷり。
2着タイセイバンデットとの差は6馬身と、これが重賞初勝利とは思えない強さでした。

3着には中央から移籍初戦1番人気のブルドッグボスが喰い込みました。
交流重賞の東京スプリント4着、かきつばた記念2着、クラスターC2着と
実績上位で、ここならと思いましたが、勝ち馬の強さに脱帽です。


予想はこんな感じでした>>>習志野きらっとスプリント2017予想




今年のSSS如何だったでしょうか。
私は、1レースも見逃すことなくLIVEで観たかったのですが、
リアルタイムには間に合わなかったレースもありました。

観れなかった方は是非、来年はネット中継でリアルタイム観戦してみてください。
超短距離戦だからこその面白さを知ることができます。
「永遠の一瞬」まさに、ポスターに書かれているキャッチコピーの通りです。

来年のSSS、今年の教訓を活かして予想の方も頑張りたいものです。


ダービーシリーズ2017も面白かったです。見逃してしまった方は是非! 










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