走距離1,000メートル以下のレースのみで構成されるシリーズ競走、
『スーパースプリントシリーズ(略称:SSS)』。
7年目を迎える本年は、昨年同様5戦のトライアルおよびファイナルの習志野きらっとスプリントが行われます。
SSSは、超短距離戦で能力を発揮する異才の発掘と、
各地方競馬場で実施可能な最短距離を極力活かすため
ワンターンのスプリント戦によるシリーズとして2011年に創設されたもので、
各地区の超スピードホースが、トライアル、そしてファイナルで極限の速さを競い、
初夏の地方競馬を大いに盛り上げます!
創設からラブミーチャンが三連覇ののち、
8歳のナイキマドリードや3歳のルックスザットキルがファイナルを制しているこのシリーズ。
昨年は4歳のフラットライナーズがファイナルを制しました。
今年は古豪が意地をみせるのか、それとも新星が誕生するのか。
激戦必至の究極のスプリント戦をぜひお見逃しなく!!
PATで地方競馬が買えるようになった昨今、
地元の興奮を家にいながらにして楽しめるというのは最高なんじゃないでしょうか。
ダービーシリーズといい、このSSSといい買えると思うと、ついつい予想してしまいますね。
さて、スーパースプリントシリーズ第1弾となっている
盛岡競馬場ダート1000m「第2回早池峰スーパースプリント」が
6月4日に行われたのですが、結果はどうだったでしょうか。
※2017年の早池峰スーパースプリントは0:29からご覧になれます。
早池峰スーパースプリント/エーシンシャラク
勝ったのは一番人気のエーシンシャラク。
逃げ切って重賞初制覇となりました!
私の予想は◎キングオブロー2着○エーシンシャラク1着▲タイセイメテオ4着という結果。
3番人気スマートアレンジは牝馬ながら3着。
ヴィーナススプリントを圧勝していましたしこの距離ではやなり侮れない存在でした。
5連勝していた2番人気のスティルプリンスでしたが、
結果は8着とやはり重賞では壁がありました。
1着が9歳、2着8歳、3着7歳と、
勢いよりも、経験が活きたレース結果だったという事でしょうか。
こういったスーパースプリントシリーズ第一弾の結果を踏まえて
第二弾川崎スパーキングスプリントの予想を考えていきたいと思います。
まずは枠順と有力馬の短評から。
川崎スパーキングスプリント(ダート900m・1着賞金500万円)
①01 デトロイトスター 増田充 吉橋淳(川崎)
②02 ディーズプリモ 山崎誠 内田勝(川崎)
③03 フラットライナーズ 左海誠 林正人(船橋)
④04 デュアルスウォード 小林拓 香取和(大井)
⑤05 カオスモス 川島正 小久智(浦和)
⑤06 キョウエイアドニス 江川伸 武井和(川崎)
⑥07 シゲルミマサカ 和田譲 鈴木義(川崎)
⑥08 サトノタイガー 笹川翼 小久智(浦和)
⑦09 メジャーアスリート 高橋哲 柘榴浩(浦和)
⑦10 サウスビクトル 瀧川寿 高月賢(川崎)
⑧11 ツルオカボルト 石崎駿 久保与(大井)
⑧12 ピースフォーエバー 森泰斗 河津裕(川崎)
ぱっと枠順見たところ、あれ?
なんか見たことある!みたいな馬がちらほらいますね。
そうです、デュアルスウォード、カオスモス、シゲルミマサカ
サトノタイガー、メジャーアスリート、サウスビクトルの6頭は中央からの移籍組です。
出走馬の約半分は移籍組という事になるんですが、
サトノタイガーなんかは結構長いので、最早地方馬という感がありますけど、
カオスモスはまだ移籍してここが3戦目と、移籍組にもいろいろありますね。
ディーズプリモ 父シニスターミニスター 川崎ダ3-0-1-2
半弟に東京ダービーを制したヒガシウィルウィンがおり、ここは姉にも注目したい。
出走馬中唯一の牝馬となった東京湾カップで逃げ切り勝ちという、
牝馬として初の制覇という快挙を成し遂げて、東京ダービーへ向かうも15頭立て14着。
その後はマイル、中距離を中心使われ、人気に推されるも期待に応える事ができず。
4歳になり短距離を使われたのが良かったのか、相手関係が楽になった事も相まって
良化が感じられる成績。まだ差はあると思うが、上手く逃げれれば侮れない。
フラットライナーズ 父シニスターミニスター 川崎ダ1-1-0-1
昨年のこのレースの勝ち、その勢いのままァイナルの習志野きらっとスプリントを制覇。
1000m以下は【4.0.0.0】と未だ黒星無し。この路線は負けられません。
前走の船橋記念は2着とクビ差だったが、斤量も2kg重かった分もあったか。
今回は5ヶ月ぶりのレースとなる点がどうかだが、先手を奪えれば連覇濃厚。
カオスモス 父マイネルラヴ 川崎ダ0-0-0-0
重賞には手が届かなかったが、アーリントンCやダービー卿チャレンジTで2着あり
1400m~1600m路線の名バイプレイヤーは言い過ぎかもしれないが、確りと存在感を示していた。
加齢の為、徐々に力が落ちていき、六甲Sでシンガリ負けの11着が中央在籍での最後のレースとなった。
移籍後ここまで2戦、ゆりかもめオープン7着、さきたま杯もシンガリ負けの12着という結果。
さすがに厳しいと見るべきかもしれないが、テンのスピードだけはまだまだ通用しそうで
900mという距離であれば、地力なんとかならないだろうかと淡い期待を抱かせる。
サトノタイガー 父キングカメハメハ 川崎ダ1-0-0-1
昨年11月のJBCスプリントで8番人気5着と、9歳となってもまだまだ衰え知らず。
今年は三戦して、9着6着8着と振るわないが、昨年3着した習志野きらっとスプリントは
前走の京成盃グランドマイラーズ12着からの巻き返しだったので、ここも実績を評価したい。
内枠に速い馬が揃っているので、捕まえるのは難しいかもしれないが、
3着候補として、馬券内にはいれておくべき存在。
ツルオカボルト 父サウスヴィグラス 川崎ダ0-0-0-0
3走前の弥生賞では、ゆりかもめオープンを勝つラクテに1と1/2馬身差で勝っており、
そのゆりかもめOPで負けているディープリズモ、カオスモス、サウスビクトルらよりは純粋に力が上と見たい。
1000mは【2.0.1.0】と馬券圏内を確保しており、900mは初だが適距離の可能性もあり楽しみ。
川崎スパーキングスプリントの予想印
◎フラットライナーズ○ツルオカボルト▲サトノタイガー
本命は連覇濃厚なフラットライナーズ。
5ヶ月の休養明けというのは気になるが、逆に言えばそれくらいしか不安要素がない。
対抗にはツルオカボルト。
弥生賞では強い競馬だったので、前走からの距離短縮も向くはず。
単穴は古豪サトノタイガー。
6歳時にJBCスプリントで2着があり、実績だけ見れば、この面子の中では一枚も二枚も上で。
ディーズプリモは、最内枠を活かして果敢に逃げれば面白い。
展開向けば侮れない存在で、紐には入れておいたほうが良さそう。
カオスモスはもう終わった感があるが、一発を狙うならこの馬になる。
さきたま杯では逃げて力尽きたが、今回は500mの短縮で上手く嵌れば。
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