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春の古馬頂上決戦・天皇賞(春)
近年はステイヤー決戦の色合いが濃くなっているが、
そんな中でも多くの実力馬がここを春の最大目標に定めて駒を進めてくる。
近年はオルフェーヴルやゴールドシップ、キズナといつた実績馬が馬券圏外に敗退した一方で、
一昨年にゴールドシップが3度目の挑戦で念願のタイトルを手にした。
昨年は単勝1番人気に支持されたキタサンブラックがレコードタイムで優勝し連覇達成。
2着には4番人気のシュヴァルグラン、3着には2番人気のサトノダイヤモンドが入った。
しかし、それ以前は下位人気馬の台頭も多く、過去10年のうち6年で単勝10番人気以下の馬が3着以内に食い込んでいる。
今年も3200メートルという距離を味方につけられそうなタイプには注意が必要だ。
長丁場とあって、騎手の駆け引きも見所のひとつ。
日本競馬の伝統が息づく頂上決戦・天皇賞の名に相応しいレースを期待したい。
天皇賞は1.2枠が好走多く、チェスナットコートが人気になっている。
蛯名騎手は長距離得意で買われる理由には納得できるが、妙味が無くなってしまった。
◎トーセンバジル
前々走の香港ヴァーズでは、勝ち馬でG1・7勝目を挙げた名馬ハイランドリールから0秒4差の3着に好走。
前走の日経賞では2番人気の支持を受けたが、5着に敗退。
良馬場でもタフなコンディションになっていた中山の芝が合わなかった。
昨年の京都大賞典では、2分23秒1という走破時計で2着。
速いタイムの出やすい馬場コンディションへの対応力は履歴が証明しているし、
近親には天皇賞(秋)を日本レコードで制したトーセンジョーダン、
京都新聞杯を日本レコードで勝利したトーセンホマレボシがおり、高速馬場でパフォーマンスが上がりそうだ。
ハービンジャー産駒は、ディアドラが秋華賞、モズカッチャンがエリザベス女王杯、ペルシアンナイトがマイルCSと
昨秋の京都のG1を総なめにしたのは記憶に新しいところ。(※菊花賞は産駒不出走)
前走から引き続きM.デムーロ騎手が手綱を取る今回、巻き返しは十分にあると考えていい。
○ミッキーロケット
京都記念は先行して3番手。3角から仕掛けて上がって行き2番手に上がったが、そこで筒一杯。
直線は伸びを欠いて1.1秒差の7着と見所無い結果に終わってしまった。
しかしながら今までの実績から、このG1とは呼べない面々相手なら、
好枠を味方に付けて、経済コースを回ってこれれば、あわやの場面を作り出せるかもしれない。
▲カレンミロティック
2016年の天皇賞春ではキタサンブラックと壮絶な一騎打ちの末、
ハナ差競り負ける悔しい結果となったが、この好走はこの馬の力を証明するものと言える。
10歳を迎え、近走成績を見ると衰えた感もあるが、大敗で評価を落とすと痛い目に合う。
久々の大駆けを期待したいところ。
☆ヤマカツライデン
天皇賞の波乱の立役者となれるか、逃げ馬の同馬に期待してみたい。
昨年は前半1000Mを58秒3のハイペース飛ばし、キタサンブラックの前に馬群に沈んだが、今回は同型馬不在。
前走の大阪杯は4コーナー手前で後続にこられたが、前回の大敗でノーマークになれば侮れない。
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