狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

脳卒中・心血管疾患(4):「血管を詰まらせない・破らせない」、食後一過性高血糖、魚と野菜、「フレンチ・パラドックス」のチーズと赤ワイン 

2018-02-28 06:03:00 | 健康・医療・暮らし 2018~

 以下は、下記の「引用文献」を元にして編集した、文章構成のものとする。悪しからず (^_^;)。(尚、本ブログ記事により、当方は、収入を一切受け取っておりません。)

 秋津壽男医師(総合内科医)  
   「高血圧や高血糖を防ぐには、まず食事における減塩と分量の管理です。」
   「糖についてはこれまで、一時的に数値が高くても、1カ月の平均値であるヘモグロビンA1cが低ければ問題なしとされたのですが、現在では『食後一過性高血糖』も血管によくないと分かっています。ですから、血糖値が緩やかに上がるGI(グリセミック指数)の低い食物を多く摂るとか、繊維の多い食材を最初に食べて糖の吸収を遅くするなどの工夫が必要となります。」
  <GIとは、ブドウ糖摂取後の血糖値上昇率を100とし、それを基準に同量の食品を摂取した時の上昇率を表した数値。食パン95、白米88、うどん85などに対し、玄米とライ麦パンはともに55。そばも54でしかない。>
   「玄米や人気のもち麦、押し麦など、GIが低いものは消化しにくい。噛むのにも手間が掛かるので、高血糖対策には効果的です。」

 本多京子氏(管理栄養士、医学博士)
   「血管によい食事を一言でいえば『メタボ予防』。魚と野菜の工夫に他なりません。」
   「血管を若く保つのに役立つEPAとDHAが酸化していない鮮魚に限ります。調理すると成分が油として溶け出すので、それを逃がさない調理法も大切。キノコや昆布など旨みのある食材と一緒に少量の塩や酒を振り、ラップをして電子レンジで蒸す。ポン酢をかけると、塩分も少なくさっぱりして美味しいです。」
  <サバやイワシなど、青魚の缶詰もおすすめだという。>
   「魚は調理に手間取り、日持ちしないのがネック。酸化すれば、栄養素として無意味となってしまいます。その点、缶詰は密封され、水分も殆どが魚の煮汁。サバの水煮缶を鍋にあけ、水とちぎった豆腐を入れ、青菜を加えれば味噌汁になる。サンマのかば焼き缶も、鍋で水と混ぜ、ニラや小松菜、チンゲン菜など下茹でが不要な野菜を入れ、煮立ったら溶き卵を回しかける。これで卵とじの完成です。」
  <かつての漬物や塩鮭とは異なり、現在は加工食品から“見えない塩分”を摂らされているため、要注意だという。出汁についても、>
   「市販の顆粒の出汁は塩分が強い。空のペットボトルに縦に割った昆布を落とし、鰹節や煮干しを入れて水を張り、1日冷蔵庫に入れておくと、アクがなくて減塩にもなる水出汁ができ、3~4日は持ちます。」

 大阪市立大学医学部の井上正康名誉教授
  「夜に飲む適量のお酒は、動脈をリラックスさせて血流を改善する良薬となります。」
 
 長野市民病院の池田宇一・理事長兼病院長
  「赤ワインの効能を指す、いわゆる『フレンチ・パラドックス』の基準である度数14~15度で1合弱というのが目安です。この分量であれば動脈硬化予防に効果的で、飲めない人でも無理して飲んだ方がよいとされています。ただし、それ以上の度数の焼酎やウイスキーは必ず薄めるべき。喉や食道にダメージを与えてしまいます」

 その「フレンチ・パラドックス」に関連する事が、支那(中国)の蘇州(スーチョウ)大学の研究者グループが行った研究結果で示された。チーズが心臓の健康にプラスの影響を与えていることを示した。1日40グラムのチーズを消費することで、心臓発作や脳卒中のリスクが14パーセント減少すると明かした。
 「飽和脂肪酸が豊富なチーズの消費が多いフランス人が、心臓病を患う確立は少なく、これはフランスのパラドックスとして知られているが、カルシウムが豊富である事と、天然酸が含まれている事を理由とした。チーズには、他にも潜在的に有益な栄養素を含んでいるとも明かされた。」
 また、「以前行われた調査の分析と共に行われた研究は、飽和脂肪酸が豊富なチーズが善玉コレステロールの割合を上昇させ、悪玉コレステロールの割合を低下させていることも示した。」

 引用文献
  ・2017/04/30付・デイリー新潮(週刊新潮):「血管を“詰まらせない”“破らせない”ための修復法」 
  ・2017/12/04付・トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT):「1日40グラムのチーズで心臓発作のリスクが減少」

 関連文献
  ・2017/10/02付・毎日新聞・医療プレミア:「血管年齢を若返らせる『三育』とは」


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