狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

脳卒中・心血管疾患(3):認知症予防、虚血性心疾患、糖尿病、血糖値・血圧の下げ過ぎ注意、魚・マグネシウム・ビタミンD・牛乳・味噌・納豆、栄養バランス、生活習慣病、メタボ 

2018-02-28 05:52:57 | 健康・医療・暮らし 2018~

 (2018/03/01:タイトル編集)

 以下は、下記の「引用文献」を元にして編集した、文章構成のものとする。悪しからず (^_^;)。(尚、本ブログ記事により、当方は、収入を一切受け取っておりません。)

 「脳卒中の気付きに大事なのは『FAST』。FACE(顔)、ARMS(腕)、SPEECH(話し方)に変異が表れ、TIME(時間)との勝負になる。」
 脳卒中には、睡眠不足、暴飲暴食、塩分の多い食事(但し、関連学会が定める基準値は、必要以上に低めに設定されている)、高血圧、ストレスや喫煙、多量飲酒、肥満、運動不足などが関係する。
 「子育てや母親同士の交流などで悩み、また女性は更年期になると血管を広げる作用がある女性ホルモンが減少するので、血圧は少しずつ上がっていく。この様な時期にストレスを解消するために暴飲暴食すると、高血圧に拍車がかかる」。

 「糖尿病は、血糖が高い状態を放置すると全身の動脈硬化が進み、目や腎臓などに重い合併症が出る恐れがある。しかし、血糖を下げ過ぎると高齢者にはかえって有害な場合があるとの研究が、内外で増えてきた。」
 「国内では高齢患者千人余りを13年から平均6年追跡した『J-EDIT』研究が有名。研究を率いた東京都健康長寿医療センターの荒木厚内科総括部長らがデータを詳細に解析した結果、HbA1cが7~8.4%だと脳卒中の発症は少ないが、それより低くても高くても発症リスクが上がることが示された。」

 「魚や果物、野菜や大豆などに多く含まれるミネラルとして、マグネシウムが在る。食事でマグネシウムを多く摂取している人は、少ない人に比べて心筋梗塞などの虚血性心疾患になるリスクが3割以上低いとする大規模調査結果を、国立がん研究センターや国立循環器病研究センターが発表した。」

 「認知症を予防する食事として、脳の血流や神経系を良くする不飽和脂肪酸やDHAやEPAの含まれる、秋刀魚、イワシ、サバなどの青魚が良い。骨まで柔らかく加工されたサバの水煮の缶詰などを上手に利用するとよい。」
 「青魚だけでなく、鮭などに含まれるアスタキサンチンという成分は抗酸化作用が強力で、ビタミンEの500倍とも言われている。アスタキサンチンは、脳内の活性酸素を除去し、脳の炎症を抑え、認知症予防や記憶能力向上に有効。」
 「魚以外にも最近では、トマトや白カビチーズ、ウコン(ターメリック)、オリーブオイル、ココナッツオイル、茄子、赤ワイン、納豆、コーヒー、アブラナ科の野菜などが、認知症の予防に効果が期待されている。」
 「その他、ビタミン、ミネラルなど、トータルで栄養バランスのよい食事を心がける。」
 「スパイスなどの香辛料や香りのよいハーブや香味野菜、ゴマや柑橘類、だし汁を濃い目にするなど、味にメリハリを付け、塩分の代替としても良い。」
 「咀嚼をしっかりと行うことが脳の働きを活性化する。人とのコミュニケーションも脳を活性化させると言われているので、楽しく会話をしながらの食事を、」ぜひ毎日の習慣に。   
 また、「適度な有酸素運動も、効果」が有る。

 2003年に世界で初めて「メタボリックドミノ」を提唱した、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科の伊藤裕教授は、メタボ放置で健康寿命を縮めるとして、
  「メタボは、日本語では代謝症候群と訳します。代謝というのは、エネルギー産生や必要な栄養素の合成・分解など、生きていくために必要な働きのことです。これが障害されると、年を重ねるごとに身体はフレイル(脆弱)に陥り、認知症にもつながります。」
  「血の巡りが悪くなると、細胞に必要な酸素や栄養素もうまく届けられず、身体に不必要な物質の排出能力も落ちてたまり、身体は弱っていく。代謝は長い年月をかけて悪くなるため、自覚に乏しいのです。」
  「運動や十分な睡眠は代謝改善に役立ちますが、肥満の解消には、やはり食事量の制限が不可欠です。運動だけすればよいという話ではありません。」
  「食事の見直しで体重を落とし、運動と睡眠で代謝を改善することに意味があるのです。」

 「ビタミンDは、紫外線を浴びることによって、皮膚で産生されるという特性がある。食事で補わずとも、日の光を20分程度浴びていれば作り出せる。皮膚の炎症やがんを引き起こす可能性も有る紫外線だが、我々の健康に重要な役割も果たしている。」
 「骨や筋肉を強くし、免疫力を向上させ、うつ状態の予防(元気の素)に効果を発揮し、元気になる。元気が出ないのは、ビタミンDが足りないことも大きな原因となっている。ビタミンDは、あんこうの肝・ウナギ・すっぽん・干しシイタケなどに含まれているが、毎日食べられるものではない。血液中のビタミンD濃度を調べてみると、日本人の半数が不足している。日の光のない冬場だけでも、サプリメントで補うことも考えた方が良い。」

 「『飽和脂肪酸』とは、肉やハム、ソーセージ、バター、乳製品、チョコレート、クッキーなどに含まれる、冷蔵庫に入れると固まる脂。これに対して『不飽和脂肪酸』は、サラダ油やごま油、大豆製品、魚介類などに含まれる、冷蔵庫に入れても固まらない油。」
 「飽和脂肪酸をとると、血液中のLDL(悪玉)コレステロール値が上がり、不飽和脂肪酸をとると、これが下がる HDL値が低いと、余分なコレステロールがたまって、動脈硬化が進むことになる。」
 「コレステロールは体にとって必要不可欠の存在であり、体の隅々の細胞まで運ばれ、血管の壁を作る役割を担っている。一方、HDL(善玉)コレステロールは、末梢組織の余分なコレステロールを回収するなどの役割を担っている。」
 「牛乳は飽和脂肪酸が多いにもかかわらず、牛乳には脳卒中に対する予防効果が有る。その上で注目すべきは、カリウムの健康効果。カリウムは、血圧を下げる働きがある。カリウムは野菜や果物に豊富に含まれているが、牛乳にもコップ1杯(200cc)当たり約300mg含まれている。牛乳摂取量を増やしてカリウムを補うことで、余分なナトリウム(塩分)の排せつを促し、高血圧や脳卒中の予防効果が期待できる。牛乳はさまざまな栄養素を含む複雑な物質。カリウムだけでの効果では無い様子である。」

 引用文献
  ・2016/12/27付・産経新聞:「高齢者の血糖下げ過ぎ注意 脳卒中などリスク上昇、主治医と相談を」
  ・2017/02/07付・NEWSポストセブン:「女性の脳卒中 高血圧以外に睡眠不足、暴飲暴食が原因のことも」
  ・2017/09/08付・毎日新聞:「心筋梗塞 大豆、魚食べリスク減 マグネシウム効果 がんセンターなど調査」
  ・2017/10/19付・日経Gooday:「『牛乳は動脈硬化を促進』は誤解?検証で見えたこと」
  ・2017/09/27付・zakzak(夕刊フジ):「晩秋から冬に元気が出ないのはビタミンD不足 日本人の半数が不足しているとの結果も 栗原毅 サプリで認知症予防&健康長寿」
  ・2017/08/30付・JIJICO:「認知症を予防する食事とは?」
  ・2017/10/04付・zakzak(夕刊フジ):「【健康寿命UP術】肥満から始まり認知症にまでつながる『メタボリックドミノ』 中年期から要注意」


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