(2018/03/01:タイトル編集)
「血管を強くして、出血・突然死を防ぐ!」
人間の生命維持に不可欠で、血管と脳神経も造る「コレステロール」は、認知症も防ぐ。
バランスを取るオリーブオイル。
以下は、下記の「引用文献」を元にして編集した、文章構成のものとする。悪しからず (^_^;)。(尚、本ブログ記事により、当方は、収入を一切受け取っておりません。)
「コレステロールは、健康障害を引き起こす悪者のように思われているが、」次の主要な働きをはじめ、「コレステロールは人間の生命維持には欠かせないものである。」
「・60兆個の細胞の細胞膜をつくる主成分
・脳の神経組織の成分
・体内のさまざまなホルモンの原料
・脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸の材料
・ビタミンA・E・Kなどの吸収を助ける働き」
「『LDLコレステロール』が何故、悪玉コレステロールと言われるようになったのか?。」
「『血管に炎症』が起こると、LDLコレステロールが駆けつけて炎症を修復する。この炎症が継続的に起こると、修復が繰り返されてその部分がかさぶたのように盛り上がり、『プラーク』という塊になる。このプラークが大きくなると心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まり、また、プラークが破裂したりすると血液が凝固して、細い血管が詰まったりして傷害を起こすことから、『LDLコレステロール』は『無実の罪』(悪玉の汚名)を着せられてきた。 」
「心筋梗塞等の本当の原因は、『血管の炎症』によるものであり、これは喫煙や高血糖、糖尿病、遺伝的体質、極度の肥満、ストレス等により引き起こされるもので、『LDLコレステロール』が原因ではない。」
「たまごの栄養成分表を見ると、コレステロール値が多いことが分かる。このことが、消費者の誤解を招いている。人間のコレステロールの80%は肝臓で作られたもので、残りの20%が食物から摂取して作られたもの。人間の体は、血液中のコレステロールを一定に保つように調整しており、食物のコレステロール値が高いから血中のコレステロール値が高くなるものではない。たまごの摂取量とコレステロール値の調査でも、たまごを食べなかった人と日に2個食べた人のLDLコレステロール値に差は見られなかった。最近、欧米では、『たまごは1日に何個食べてもだいじょうぶ』といわれるようになってきた。」
「また、最近の医学の研究結果では『コレステロール値は高い方が元気で長生き』という科学的な研究がたくさん発表されている。米国の内科医師会では2007年にコレステロール値を測定する必要のあるのは、若い人(男性35歳未満、女性45歳未満)で家族性高脂血症の疑いのある人として、検査そのものを制限しました。」また、2010年に米国心臓病学会でも『心血管系疾患の症状のない人たちの血圧とコレステロール検査は5年に1回でよい。』とした。」
鈴木功医師(鹿児島県・鈴木内科クリニック院長)
「そもそもコレステロールは体の細胞にとって大切なものであり、必要なものです。 肝臓で8割が合成され、LDLコレステロールが全身への運送屋、HDLコレステロールが回収屋です。 コレステロールが不足すると細胞膜の受容体の機能低下から神経伝達の不具合がおこりやすく、うつ状態になりやすくなります。 筋肉の収縮や肝臓の機能にも問題を生じ、免疫機能も低下することがわかっています。血管ももろくなり、脳出血もおこしやすくなります。細胞膜の修復の材料ですから、老化もすすみ、癌にもなりやすくなります。」
「じつはコレステロールは炎症をおこし、傷ついた血管を守っていたのであり、炎症をおこしていた真犯人(グルコーススパイク、トランス脂肪酸など)は別にいたのですが、それがわかったのは後の話です。」
「LDLのなかに一部悪いものもあります(糖質とトランス脂肪酸が関連)が、これは通常の検査では区別されません。動物性油からとってかわった植物性油そのもののもつ、性ホルモンかく乱などさまざま危険性も、時の経過とともに報告されるようになりました。バターにかわったマーガリン(トランス脂肪酸)の害についてはいまさら書くまでもないでしょう。血管の炎症、腸管の炎症、脳への影響、アトピーなどのアレルギー、不妊症などさまざまです。血管の炎症の原因が血糖のスパイクやトランス脂肪酸などであることもわかってきたのは実は最近のことなのです。すべてはコレステロール悪玉説からはじまり、それに便乗した製薬業界、食品業界が一体となってキャンペーンをおこなってきたわけです。」
「コレステロールは火事を消していた消防隊だったというたとえ話があります。消防隊の邪魔をし火をつけて回っていた犯人(糖質)をとりしまるどころか、さらに火をつけることを奨励し、野放し状態にし、消防隊を一生懸命取り締まってきた結果はもう十分すぎるほど出ています。」
「コレステロール低下薬(スタチン)の作用 もちろん肝臓に働いてコレステロールの合成を阻害しますが、それだけではありません。 脂肪からつくられるケトン体というエネルギー源の合成をも阻害します。ケトン体は空腹時や睡眠時、絶食時の生理的なエネルギー源です。」
「これがつかえなければ筋肉をとかして、たんぱく質をエネルギー源にしてしまいます。つまりスタチンの副作用である筋肉痛、脱力、横紋筋融解との関連です。 中性脂肪をさげる薬との併用でよりおこりやすいこともすぐに理解出来ることです。」
「他にも最近になって明らかになったスタチン全般の副作用は以下のようなものです。うつ状態、睡眠障害、記憶喪失、性機能障害、間質性肺炎、発癌、多発性神経炎 催奇性 肝機能障害 血小板減少。」
「排毒より修復に必要な栄養をしっかりとること。」
「”断糖肉食”は、まさに飽食の時代の現代に最適な食養生である。」
(鈴木氏、ここまで)
「コレステロールは抗酸化剤としての作用が有る。」
また、「胆汁酸の産生も助けている。人体では1日あたり 800 mg のコレステロールを産生し、その半分は胆汁酸の新たな生成に使用されている。毎日、合計で20-30 gの胆汁酸が腸内に分泌されている。分泌される胆汁酸の90%は回腸で能動輸送され再吸収され再利用され、腸管から肝臓や胆嚢に抱合胆汁酸が移動することを、腸肝循環と呼んでいる。」
「ビタミンA、D、EおよびKなど、脂溶性ビタミンの代謝にも、重要な役割を果たしている。」
「そしてコレステロールはビタミン以外にも色々なステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロンなど副腎皮質ホルモンやプロゲステロン、エストロゲン、テストステロンや誘導体など性ホルモン)の合成の主要な前駆体である。」
「最近、コレステロールが細胞シグナル伝達に関与していることが発見された。それによると、原形質膜で脂質輸送の役割を果たし、原形質膜の水素イオンやナトリウムイオンの透過性を下げる働きがあることが示唆されている。」
「脳、神経系にコレステロール全量の1/3も多く含まれているのは、神経細胞から伸びた神経伝達を司っている軸索を覆っているミエリン鞘にコレステロールが大量に含まれているためである。」
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、植物性・オメガ9系・一価不飽和脂肪酸であり、HDLコレステロールを減らさずに、LDLコレステロールを減らして、バランスを取る。またオリーブオイルには、抗酸化作用や便通改善等も有る。リノール酸・リノレン酸は植物性・オメガ6系・多価不飽和脂肪酸であるが、悪玉LDLコレステロールを同様に減らせるが、同時にHDLコレステロールも減らしてしまう。尚、魚に含まれるDHA・EPAはオメガ3系である。
本ブログ過去の関連記事
・2015/02/22付:「イスラエルは入植地拡大に伴いパレスチナの樹齢数百~数千年にも及ぶオリーブの木々を破壊している」
引用文献
・JAえひめフレッシュフーズ株式会社:「3.コレステロールのパワーを理解しましょう」
・2014/03/14付・鈴木内科クリニック(鹿児島県鹿児島市福山町):「ブログ コレステロールは悪くない!No.1~No.4」
・ウィキペディア:「コレステロール」
参考文献
「新オリーブオイル健康法」 (著者:松生恒夫氏、出版社:講談社、出版日:2009/3/19) |
関連文献
・201708/25付・PR TIMES:「『血管を強くして突然死を防ぐ!脳卒中と心臓病のいい病院』8月29日発売!」
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