狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

過剰医療(1):バリウム検査は日本のみ ーアメリカでは行われないバリウム検査、リンパ節郭清手術、前立腺がん手術、抗がん剤「シクロフォスファミド」による治療

2018-02-27 11:49:03 | 予防医療の危険性と生命倫理
 以下は、下記の「引用文献」を元にして編集した、文章構成のものとする。悪しからず (^_^;)。 (尚、本ブログ記事により、当方は、収入を一切受け取っておりません。)

 「バリウム検査は、胃がん検診で一般的に行われる方法だが、実は、もはや、日本でしか行われてはいない。ほとんど知られていないが、そもそもバリウム検査は日本で開発されたものなのだ。」
 「バリウム検査で食道がんや胃がんの位置を正確に特定するのはほぼ不可能ですし、むしろX線撮影による被曝のほうが心配です。米国ではほとんどCT検査で胃がんの診断をしていますが、CTのほうが身体への負担は明らかに少ない」(医療コンサルタント)。
 「バリウム検査の際、検査している間はずっと放射線を浴びている為に、被爆量が極めて多く、15~20mSv(ミリシーベルト)で、胸部X線写真を撮影する際の150~300倍の被曝量となる。当然、発がんリスクがある。」
 しかし、CT検査による放射線の被爆量は、撮影部位(頭部・胸部・腹部・全身など)や撮影手法により異なるが、1回あたり5-30mSv程度で、同様か、それよりも多い。胸部X線撮影検査は、0.06mSv程度と少ない。(国立研究開発法人 放射線医学総合研究所)。しかし、アメリカでも、まだそんなにCT検査を?(私の感想)。
 「撮影の際に服用するバリウムには、副作用が有る。不快感や嘔吐といった症状のほか、腸閉塞、腹膜炎を発症することもある。また、アナフィラキシーショックにより、血圧低下に伴い失神、意識消失、呼吸困難といった重篤な症状も報告されている。」
 「2016年3月15日付読売新聞記事によると、英国オックスフォード大グループの調査で、日本人で75歳までにがんになった人のうち、放射線診断によってがんが誘発された人の割合は、3.2%に上るという。つまり、がん全体の3.2%がレントゲンによる被ばくが原因らしい。これは、調査対象の15カ国のうちで最も高い割合となっている。
 これだけリスクがあるにもかかわらず、胃がんを発見できる可能性はほとんどない。」
 また、バリウム検査の他にアメリカでは行われないものとして、リンパ節郭清手術、前立腺がん手術、日本では最も人気の有る抗がん剤「シクロフォスファミド」による治療等が有る。

 引用文献
  ・2013/09/27付・国立研究開発法人 放射線医学総合研究所:「CT検査など医療被ばくの疑問に答える 医療被ばくリスクとその防護についての考え方Q&A」
  ・2016/08/28付・Business Journal:「なぜ医師はバリウム検査を受けない?無意味で発がんリスク増大、重大な副作用も」
  ・2017/09/07付・現代ビジネス(週刊現代):「バリウム飲むのは日本だけ?アメリカでは絶対やらない手術・薬・検査」
 
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  ・2015/11/22付:「医療従事者はヒマな者が多い・・・仕事を作る為のマッチポンプ式ビジネス『予防医療』による『医原病』」



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