「秘密の約束」は21世紀の残酷な詐欺
5.お父様の最側近である日本指導者の証言
統一家の混乱を克服する為の摂理的理解(6)- ⑥ その5
今まで、統一教会の機関紙である統一世界とみ言選集に証言されたお父様のみ言を基準にした時、お母様はお父様と2000年以降2011年までに一つになれなかった。もしも協会指導部が2010年以降のみ言をみ言選集に出版すれば、それまで統一家の食口が知らなかった衝撃的な多くの事情が明らかになるだろう。
お父様が聖和された年の2012年度にお母様がお父様と一つになった立場にいらっしゃったのか?これに関しては、お父様の最側近の一人であった日本指導者の証言を通して、答えようと思う。
日本統一教会の元名誉会長であり、世界平和統一家庭連合の元日本会長であり、米国ダンベリー刑務所でお父様と共にされた神山威氏は、2012年1月19日にお父様が、お母様が違う道を歩んでいるとし、お母様をルーシェルよりももっと恐ろしい存在だと語られたと証言した。
また、この場にはユン・ジョンノ、黃善祚、金孝律、石ジュンホ氏ら協会指導部の実力者たちも共にいたと証言した。ユン・ジョンノ、黃善祚、金孝律、石ジュンホ氏らは、現在、地上に生きている協会指導部の実力者である。下に神山威氏の証言を紹介する。
2012年1月19日、お父様が天正宮での訓読会において「お母様は、お父様とは違う別の道を行っている。お父様の話を聞かず、お母様が『私の言うことを聞きなさい!』と、言うことは、ルーシェルよりももっと恐ろしい存在だ。そんなお母様に従う者は小鬼だ。こいつら。」と語られ、お母様をお父様の前に立たせ、その後ろに石ジュンホ、ユン・ジョンノ、黄善祚、金孝律の4人を立て、絶対服従を誓う儀式をされたと言われています。
晩年、天正宮の訓読会では、録音することも禁じられていましたので、これは参加した人の記憶に基づいたものですが、麗水でのお父様を見てきた私は、これが真実であると確信しています。あなた方は、お父様が麗水や天正宮でこのように言われたことや儀式をされたことも否定するのでしょうか。
一番良いのは、教会本部が、この日の訓読会の記録を公開することです。また、麗水での記録も、すべて本部が持っていますので、これも公開し、お父様の真実を明らかにすべきだと思います。
上記に実名で言及した協会指導部は、どのような形式ででも本人の立場を釈明しなければならない立場にある。もし最後まで沈黙を一貫するならば、これは上にある事態を事実として受け入れるという暗黙の肯定として見るしかない。私は今までユン・ジョンノ、黃善祚、金孝律、石ジュンホ氏らが神山威氏の公開質問書に反論を提起したという話を聞いたことがない。
このように、お母様は父子協助時代以降、お父様と別の道を歩んで来られ、2010年5月15日午前3時25分にされたというお父様と一つになるという秘密の約束も真正性のある約束ではなく、協会指導部があえてお父様をないがしろにする虚言であることが明らかに証明されたわけである。
特に、お父様の秘密の約束(2010年5月15日)は、2010年4月13日に天正宮の父母様の寝室で協会指導部がお母様と亨進様を立ててお父様から異端者、爆破者、真の父母様宣布文を受けられから約1ヶ月後のことである。
当時、異端者、爆破者の動画を見ると、語るに良い言葉としては真の父母様宣布文であるが、お母様と亨進様が、お父様が書かれる内容を横で言って、お父様はそれを書き留めないようにともがかれたが、最終的に書くしかなかったという姿が動画にある。
協会指導部は、お母様を前に立てた1ヶ月後の2010年5月15日、再び秘密文書事件として、お父様をみすぼらしい姿で陵辱したのである。お父様は、わらにもすがりたい心情で、お父様と一つになるという秘密文書を条件に摂理を経綸されなければならなかったお父様の立場が、本当にあきれるしかなかったことだろう。
協会指導部は何を考えてお母様を前面に立て、秘密文書をお父様に出したのだろうか?明確な目的があったはずである。彼らの腹心は何だったのか?
協会指導部がお父様に、これから一つになるという秘密文書を投げかける代わりに「お父様とお母様が、最終一体、完成、完結、完了、一体、一和、一念」の境地におられるという名分を盗む為にお母様を前面に立てて詐欺劇を行ったものが、2010年5月15日午前3時25分に実施された秘密の約束事件であったと見ざるを得ない。
もし2010年5月15日午前3時25分にお父様とお母様が一つとなることを約束されたその秘密の約束が真正性ある約束であったなら、その後、お母様は父子協助時代に顯進様が統一家の摂理現場においてお父様の継代を継ぐ長子として、役割を果たすことができるように特段の措置がなされなければならなかったのではないのか?
また、父子協助時代に果たしてお母様がお父様と一つとなることを決意されたのなら、すぐに施行されれば良い事であり、何も秘密文書を必要とされることはないのではないだろうか?
もう一度言及したいが、誰よりもお母様がお父様と違う道を行っておられることは、協会指導部が正確に知っていた。それにもかかわらず、真実を隠して、自分の良心を騙してまでも、機会のある度にお父様とお母様は最終一体を成し遂げられた方として、お父様とお母様は一体、一和、一念の境地を成し遂げられた方なので、お母様のみ言はお父様のみ言であり、お母様の指示はお父様の指示であると現在まで主張している。
統一教会の集団を21世紀稀代の完全な愚民集団として転落させている統一家の悲劇は、今、終息されなければならない。統一家の食口は、今、はっきりと知らなければならない。
2000年以降は永遠不変の時代である父子協助時代である。これを否定することができるのか?
したがってお父様が天命されたように、お母様は摂理現場に中心となられてはいけない。お母様がお父様と一つになる絶対の前提条件は一つしかない。
父子協助時代におけるお父様の唯一の望みは、顯進様が長子として摂理を経綸されることであった。これが、お父様の確固たる確信であり信念であった。多くのみ言選集の中に、お父様のこの主張は方々に刻まれている。これは、誰も否定することはできないのではないのか?
お父様と一つとなったと言うには、誰もが父子協助時代に顯進様が統一家の摂理現場において長子の役割を果たすことができるように協力してこそ、お父様と一つになったといえる。誰もがという言葉の中にはお母様も含まれる。
統一家の食口を最後まで欺瞞しようとする協会指導部は、正常な人間の集団であると見ることができない。彼らは統一家においてお父様から無限の祝福を受け、お父様が絶対信頼してきた指導者達だった。
しかし明らかなことは、協会指導部は神様の存在を認めていない者達である。神様の存在を認めるならば、あのように狡猾な嘘を日常茶飯事のようにすることはできない。
また、協会指導部はお父様の摂理的な権威と位相、人類の真の父母というアイデンティティを認めない者達である。お父様のアイデンティティを認めるならば、お父様を軽視することはできない。
さらに、協会指導部は霊界の存在も認めていない者達である。霊界の存在を認めるならば、不義を日常茶飯事のように犯すことはできない。
したがって、協会指導部は悔い改めなければ統一家の食口であるとは言えない。
宗教の仮面をかぶったカルト宗教屋に過ぎない。天一国主人という祝福家庭が、このような状況で沈黙を守り、協会指導部に拍手し、歓呼し、協会指導部が追求する不義の欲望に協助するならば、神様の立場としてはその祝福家庭も清算の対象となるしかないと思われる。