WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

NBAプレイオフ 二十七日目

2012年05月25日 17時42分38秒 | Weblog
ついにイースタンも一つのシリーズが終焉を迎えた。
明日のセルティックス対76ersの第七戦を持って、カンファレンス・ファイナルへ。


今日の試合はイースタン第二シードのヒート対第三シードのペイサーズ。
第三戦でチーム崩壊の一歩手前まで追い込まれながら、
第四戦から連勝して勢いに乗っているヒート。
ホームで相手の勢いを止めたいペイサーズ。
結果は、やはり自力で勝るヒートが勝利し、4勝2敗でカンファレンス・ファイナル進出を決めた。
ペイサーズも先発メンバーが全員二桁得点を記録。
デイビッド・ウエストは24点を決めた。
それでもペイサーズが勝てなかったのは、ただ単純にヒートがそれを上回ったということ。
ウェイドが41点、レブロンが28点とエース二人がしっかりと貫禄を見せつけ、
更にチャルマーズが15点、マイク・ミラーが12点。
ヒートはエース以外のメンバーが点を取ると負けない。
エース二人で第五戦、第六戦と70点近く取るのだから、それもそのはずである。

これでヒートはカンファレンス・ファイナルでセルティックス、又は76ersと対戦する。
ただ明らかに風はヒートに追い風だ。
元々イースタンはブルズとヒートの二強対決と見られてきたが、
ブルズがローズの怪我と共に崩れ去った。
ヒートがイースタンの優勝候補筆頭であることは誰の目にも明らか。
更に、セルティックスはベテランが多いため、明らかに疲労困憊状態にあり、
76ersも勢いはあれど、チーム力ではニックスやペイサーズを下回る。
しかもこれでウエスタンのカンファレンス・ファイナルで、
スパーズとサンダーが死闘を繰り広げてくれようもんなら、一気にヒートのチャンスは膨らむ。

不安を挙げるとすれば、ボッシュの怪我の具合だ。
彼無しでもカンファレンス・ファイナルは勝てるかもしれない。
しかし、その先を目指すのであれば、ボッシュの存在は不可欠である。
彼の存在が今後のヒートの行き先を決めることは間違いない。
ボッシュの一日でも早い復帰が待たれる。

オールNBA発表

2012年05月25日 17時29分57秒 | Weblog
ついにオールNBAチームが発表された。
先日予想したものと見比べてみよう。

予想               実際

●オールNBA ファーストチーム
PG パーカー(スパーズ)   →×クリス・ポール
SG コービー(レイカーズ)  →○
SF レブロン(ヒート)    →○
PF デュラント(サンダー)  →○
C ラブ(ティンバーウルブス)→ドワイト・ハワード

●オールNBA セカンドチーム
PG ポール(クリッパーズ)  →パーカー
SG ウエストブルック(サンダー)→○
SF グレンジャー(ペイサーズ) →ラブ
PF グリフィン(クリッパーズ) →○
C バイナム(レイカーズ)   →○

●オールNBA サードチーム
PG ロンド(セルティックス)  →○
SG ウェイド(ヒート)     →○
SF デング(ブルズ)      →カーメロ
PF ジョシュ・スミス(ホークス)→ノウィッツキー
C ノア(ブルズ)       →チャンドラー


こんなところ。
予想通りにNBAはファーストチームにポールを選んだ。
確かにポールがクリッパーズに与えた影響は絶大。
しかし今年のNBAを語る上で、パーカーの存在を外すことは出来ないんじゃないか、と。
それぐらいパーカーは、今のスパーズの中で唯一のスペシャルな存在だ。

NBAが選んだ選手を見ると、チームやチーム成績への影響ではなく、個人スタッツを重要視している印象。
それがハワードの選出であり、カーメロ、ノウィッツキーの選出だろう。
個人的には今年のハワードは問題ばかり起こし評価できないが、残した数字は確かなもの。
ただグレンジャーぐらいは選んで欲しかったし、ブルズから一人も選ばれないのもどうかと。

まぁ、投票なんで何を言っても仕方ないけど…。

NBAプレイオフ 二十六日目

2012年05月24日 15時51分37秒 | Weblog
今日はオールディフェンシブチームの発表がありました。
最多得票はレブロンだとか。
彼のオールマイティーさには驚くばかりです。
ちなみに選ばれたのはガードが、ポールとトニー・アレン。
フォワードにレブロンとイバカ。
センターがハワード。
最優秀守備選手のチャンドラーは、セカンドチームに選ばれました。


そしてプレイオフ。
イースタン第四シードのセルティックス対第八シードの76ers。
今日の試合でも決着はつかず、第七戦までもつれることになった。
今日の試合、ホームの76ersが勝利し、3勝3敗。
最終戦の舞台はボストンをはいえ、もはや何が起きてもおかしくない。
前回の短縮シーズンであった99年もイースタンでNBAファイナルに進出したのは第八シードのニックスだった。
その時は、ファイナルでツインタワーを擁したスパーズに敗れ去った。
今回もここまでイースタンの第八シードが残り、ウエスタンではスパーズは馬鹿みたいな強さを見せつけている。
99年の再現は充分に有り得る。

明日はヒートとペイサーズの第六戦。
舞台はインディアナ。
ヒートのピットマンとハスレムは第五戦のフレグラント・ファールにより、
第六戦の出場停止が決まっている。
ピットマンはいいとしても、ハスレムの出場停止がどう響くだろうか。
そして崖っぷちに追い込まれたペイサーズはエース・グレンジャーが怪我から復帰できるのか。
ちなみに99年のイースタンカンファレンス・ファイナルで第八シードのニックスと対戦したのはペイサーズだったが…。

トゥーロン国際  対トルコ

2012年05月24日 15時12分13秒 | Weblog
ロンドン五輪前哨戦トゥーロン国際が始まった。
日本の初戦は、対トルコ戦。
トルコは五輪出場権を逃し、今回はオーバーエイジを含めたメンバーで、
フル代表の底上げを狙ってのトゥーロン国際に出場してきた。

今回の日本のメンバーは、フル代表に権田、酒井宏、香川、宮市を奪われ、
更に清武もJリーグとの兼ね合いで選出できず。
ボランチの山口の選出もなかった。
まぁ五輪本番でも香川や宮市を選出できる可能性は低いだろう。

そんな今日のスタメンは、GKが安藤。
最終ラインは左から酒井高、濱田、鈴木、吉田。
ボランチに扇原、山本。
二列目は左から大津、東、水沼。
そしてワントップに大迫。

結果は後半に2点取られての0-2での敗戦。

今日の課題は、まずプレイの軽さだろう。
タックルが軽く、粘りがない。その為、五分のボールは全てトルコに奪われた。
確かに芝が長く、ボールが転がらなかった為、プレーしづらいのはあったと思うが、
それは本番でも充分有り得るため言い訳にはならない。
五輪本番ではさらに厳しさが要求されるため、今日のような軽いプレイでは一勝もできないだろう。

更に、ゲームの組み立てに難があった。
日本の組み立ての中心は扇原である。
しかし、この日のトルコはコンパクトな中盤で最終ラインからボランチへのボールをケアしてきた。
その為、日本の最終ラインはなかなか扇原にボールを入れることが出来ず、
アジア予選のように試合を組み立てることが出来なかった。
同じボランチを組む山本は組み立てに特長のあるタイプではなく、
扇原が機能しなくなると日本の攻撃力は一気に落ちた。
東がポジションを下げてボールを引き出していたが、そうなると東の怖さが半減する。
やはりセンターバックが持ち上がるなど、扇原をフリーにさせる作戦が必要である。

二列目もインパクトを残せたとは言い難い。
唯一良さを見せていたのは東と途中出場の斎藤ぐらい。
イメージとしては、東はプチ香川、斎藤はプチ岡崎といった感じだろう。
ただこの両者にしても、もう少しシュートへの意識を高めてもらいたい。
その他のメンバーはインパクトなし。
水沼は試合から消えている時間が長く、大津はただファールを貰うだけ。
大津については特長がどこにあるのか、見ているこっちも分からなかった。
高木については出場時間が短かったこともあるが、ノーインパクトで終わった。

それに比べてワントップは比較的仕事が出来ていた。
大迫はしっかりとポストプレーをこなし、指宿も一発の怖さはあった。
あとはポストプレーからワンツーで前を向くプレーなど、ひねりが欲しいところだ。

最終ラインについては、守備力は決して悪くなかったが、
やはり前述の通り、組み立てに難があった。
あとサイドの吉田は裏を取られ過ぎである。
二点目は明らかに吉田に原因があり、
抜かれた後に追いかけるのも遅く、相手に充分な時間を与えてしまった。
五輪本番はダブル酒井にサイドを任せることになるだろう。

GKはやはり権田がベストである。
安藤も最低限のプレーは見せていたが、安定感に欠ける。
後ろからの指示という点からも、権田に任せることになるだろう。


次戦は中一日でオランダ戦。
相手は格上である。日本のセンターバックがどこまで通じるか、ある程度の指標になるだろう。
そして組み立てにおいて、どのような変化が見られるのか。
守備にかける時間が長くなることが予想されるので、シンプルにゴール前まで持って行きたいところだ。

日本対アゼルバイジャン

2012年05月23日 22時05分33秒 | Weblog
まず、この試合は日本にとってW杯最終予選の為の最終調整として組まれた試合。
相手はアゼルバイジャン、格下である。
決して結果にこだわるべき試合ではないが、こんな相手に負けるのもどうかと。

今日の日本代表のイレブンは、招集できなかった遠藤、ハーフナー、今野、吉田、清武を除いたメンバーで組まれた。
ハーフナーのいないワントップには前田ではなく、
テストも兼ねて森本を起用。
二列目は左から香川、本田、岡崎。
この試合は香川と本田の出来が注目された。
そして遠藤のいないボランチは長谷部と細貝を並べた。
最終ラインはサイドはいつもの内田と長友。
センターには吉田、今野がいないので、伊野波と栗原を起用した。
ゴールは守護神、川島が守った。

結果をそれぞれのポジションごとに述べていこう。

まず前線は森本がインパクトを残せず、怪我をしてピッチから引いた。
更に森本の代わりに出た前田が良いポストプレイを見せただけに、森本を最終予選で起用することは少ないだろう。
最終予選は現在李が怪我で離脱しているため、前田、ハーフナーを中心の起用となるだろう。

そして、二列目は相変わらず好パフォーマンスを見せた。
香川はドイツでの活躍が嘘ではないことを証明するようにゴール前で一人違いを作り、
本田は遠藤を欠いた日本代表の中で唯一ボールが収まる場所となった。
岡崎の献身的な動き、そしてゴールへの執念も見事だった。
そして、香川と岡崎はゴールという結果を残し、三人とも最終予選に向けて問題はなさそうだ。
更に途中交代で出場した宮市も彼ら三人とは違う「スピード」という武器を垣間見せた。
周りが使い方を知れば、もっとチームの中で生きることができるだろう。

ボランチは長谷部、細貝共にそれなりのパフォーマンスを見せたが、
やはり彼らの特長はディフェンスにある。
ゲームを作ることは出来ず、遠藤の穴を感じさせた。
最終予選のボランチの一角は、間違いなく遠藤になるだろう。
ただ長谷部の代わりを細貝に任せることや、試合終盤に細貝をアンカーとして起用することも有りうるだろう。
そして今回試合途中から起用された高橋も攻守共にそつのないプレイを見せた。
攻撃に絡むという意味では長谷部や細貝よりも良い活躍を見せた。
既にボランチには3枚いるため最終予選での起用は難しいが、今後を期待することが出来そうだ。

そして中村憲は短い時間しかプレイしなかったが、
最終予選での起用は充分に考えられるだろう。
ポジションとしては遠藤、又は本田の代わりが予想される。
遠藤、本田に比肩するパサーなだけに彼の存在は貴重だ。

最終ラインについては、まずサイドから。
何事もない限り、今日と同じく内田と長友の起用になるだろう。
彼らは欧州でのシーズン後半戦スタメンで起用されており、コンディションは良い。
更に、今日試合途中から起用された酒井宏も可能性は感じさせた。
クロスの精度だけなら内田と長友を上回る。
駒野を含め、良いバックアッパーになるだろう。

最終ラインの中央については今日は栗原と伊野波を起用したが、
スピードに不安を感じさせた。
何度か裏をとられ、最終予選を安心して任せることができるレベルにはない。
やはり、吉田と今野が中心になるだろう。
今日途中から出た槙野を含めても起用の優先順位は
①吉田②今野③栗原④槙野⑤伊野波となるだろう。

そしてゴールキーパーはもちろん川島である。


こんなとこだろうか。
あとは今日のメンバーに遠藤を加えて、どんな攻撃を展開してくれるか。
そしてワントップの前線をどうするか。
あと10日後にW杯最終予選は始まる。

NBAプレイオフ 二十五日目

2012年05月23日 21時48分46秒 | Weblog
ウエスタンのカンファレンス・ファイナルは27日の日曜からに決まり、
それまではイースタンのセミファイナル。

今日行われた試合は第二シードのヒート対第三シードのペイサーズ。
第三戦のウェイドとヘッドコーチの口論から何とか立ち直り、
第四戦はレブロンとウェイドで70点を稼ぎ、勝利をおさめた。
そして迎えた第五戦。
ホームのヒートが後半に一気に引き離し、32点差で勝利。
ヒートはレブロンが30点、ウェイドが28点と二人のエースがしっかりと働き、
ボッシュの穴を埋めたい他のメンバーも、バティエーが13点、ハスレムが10点とエースに続いた。
対するペイサーズはグレンジャーが怪我。
第三クウォーターに引いたまま、戻ってくることはなかった。
彼の怪我の具合が今後の戦績に影響することは間違いない。
第六戦にグレンジャーは戻ってこれるのか。
そしてペイサーズは連勝中のヒートの勢いを止めることが出来るのか。
第六戦はインディアナで行われる。

ダルビッシュ 二敗目

2012年05月22日 23時39分38秒 | Weblog
ついにダルビッシュが捕まった。
マリナーズと今季二度目の対戦。
同一チームと二回対戦するのは初めて。
マリナーズがどんな対策を取ってくるのか注目された。

そして結果は4回5失点(自責点は4)。
96球、被安打4、四死球6、奪三振5。
ヒットは1回に1本のペース。
問題は四死球の数である。
四死球6はメジャーに来てから最多。
今日ダルビッシュがしっかりとコントロールして投げられたのは初回の先頭アクリーに対してのみ。
アクリーに対しては外角低めに2球フォーシーム。
そして低めにスライダーを決めて、三振を奪う。
ここまでは、今日のダルビッシュは期待できる、と誰もが思った。
しかし、ここから一気に崩れる。

今日もイチローには2本のタイムリーを許す完敗。
イチローがメジャーでも好打者なのは間違いないが、
それにしても意識しすぎているのか、打たれすぎである。

今日のピッチングについては、特に言うことなし。
どの球種もコントロールが悪かったし、それを捕手のナポリのせいにすることも出来ない。
確かにトレイアルバならもう少しリカバリー出来たかもしれないが、
今日はダルビッシュが悪すぎた。

今日は完全に試合を壊し、先発投手としての役割を果たすことができなかった。
相手の先発はマリナーズのエースであり、一昨年のサイヤング賞ピッチャーのヘルナンデス。
そんな相手に4回で5点も失えば、十中八九負ける。
実際この試合も1-6で敗れた。

次回の登板は最低でも試合を作ってもらわなくてはならない。
それが先発投手としての最低条件である。
四球を連発するようなピッチャーは野手からも信頼されることはない。
それではいくら勝ち星をあげても意味がない。

NBAプレイオフ 二十四日目

2012年05月22日 23時21分19秒 | Weblog
ウエスタンのセミファイナルが今日で終わり、
ついにカンファレンス・ファイナルのカードが決定。

ウエスタン第二シードのサンダー対第三シードのレイカーズ。
サンダーの3勝1敗で迎えた第五戦、
鍵を握るはずだったレイカーズのインサイドの二人は合わせて24点に終わり、
レイカーズのプレイオフはここで幕を閉じた。
エースのコービーこそ42点あげたものの、彼に次ぐスコアラーが登場しなかった。
更に第三クウォーターにウエストブルックを勢いづけてしまったのも痛かった。
エースのデュラントやハーデンに比べると、比較的波があるのがウエストブルック。
その彼を調子に乗せてしまうと、レイカーズとしても勝ち目はない。
サンダーはカンファレンス・ファイナルでスパーズと対戦する。
ここまで18連勝のスパーズが勝つのか。
それともデュラント、ウエストブルックを擁するサンダーが勝利するのか。
怪我人が相次いでいるイースタンの現状を考えると、
ウエスタンを制したチームがNBAチャンピオンに一番近い存在になるだろう。

イースタンは両シリーズが2勝2敗。
第五戦を制したチームが優位に立つのは言うまでもない。
今日の試合はイースタン第四シードのセルティックス対第八シードの76ers。
第五戦を制したのはセルティックス。
この日、セルティックスはブラッドリーがプレイできず、初めてレイ・アレンをスタートから起用。
しかし、アレンは5点止まり。
そんなセルティックスを支えたのが、バスだった。
期待されていなかったバスが27得点。
両チームにとって想定外の存在が活躍し、セルティックスが勝利を手にすることになった。
しかし、第六戦はフィラデルフィアで行われる。
76ersとしてはここで息を吹き返して、第七戦に臨みたいところだ。

NBAプレイオフ 二十三日目

2012年05月21日 23時03分14秒 | Weblog
早くも一つのセミファイナルが終わり、
カンファレンス・ファイナルに進出するチームが決まり始めた。

ウエスタン第一シードのスパーズ対第五シードのクリッパーズ。
スパーズが逆転で第四戦を制し、4連勝でこのシリーズを終わらせた。
スパーズはこれでレギュラーシーズンから18連勝。
途方もない強さである。
この試合、初めてポールが23点と、パーカーの17点を上回る。
しかし、クリッパーズは勝利を上げることが出来なかった。
決して勝つチャンスが無かったわけではない。
最後のチャンスでポールが決めていれば、勝てたかもしれない。
ただ、この試合にもし勝てたとしても、このシリーズを勝ち抜くことは出来なかっただろう。
それぐらいチーム力の差が感じられた。
クリッパーズはシーズンの前半でビラップスが負傷。
彼がいればもう少し接戦に持ち込めたことは間違いない。
まだグリフィンやジョーダンに代表されるように成長中のチームである。
来季は更に強いチームとなってNBAチャンピオンを目指してくれることだろう。
対するスパーズは万全の体制でカンファレンス・ファイナルに駒を進めた。
相手はサンダー、またはレイカーズ。
スパーズの連勝を止めるチームは現れるのだろうか。


そしてイースタン。
第二シードのヒート対第三シードのペイサーズ。
第三戦では絶不調のウェイドがヘッドコーチと口論をし、
チームの危機が噂された。
しかし、そんな不安は杞憂に終わった。
この試合をアウェーのヒートが制して、2勝2敗のタイに並んだ。
この試合、ウェイドは30点と復調。
更にレブロンが40得点、18リバウンド、9アシストと、これぞスーパースターという活躍。
この二人でボッシュの穴を埋めた。
ハスレムも14得点奪い、チームを助けた。
問題は第五戦である。
この試合を勝ったチームが優位になることは間違いない。
ホームで戦うヒートは勝てるのか。
何としてもボッシュが帰ってきてくれるであろうカンファレンス・ファイナルまで駒を進めたい。
ペイサーズはこの試合、10得点に押さえ込まれたヒバートの活躍が鍵を握るだろう。
ヒートが唯一タレントを欠いているインサイドをヒバートとウエストでこじ開けて、勝機を見つけたい。

チャンピオンズ・リーグ決勝 チェルシー対バイエルン

2012年05月20日 23時49分31秒 | Weblog
ついに迎えたCL決勝。
カードはバルサ、レアルがいないチェルシー対バイエルン。
舞台はバイエルンのホームと、誰が見てもバイエルンへの追い風。

出場停止の選手が多い中、スタメンが発表され、
チェルシーはディフェンシブなメンバーを組んできた。
ディフェンスラインには怪我をしていたケイヒルとダビド・ルイスが戻り、
テリーの穴は何とか埋めた。
中盤は底にミケルとランパードが並び、トップ下にマタ。
右にカルー、左にバートランド。
前線はドログバのワントップ。
フェルナンド・トーレスとのツートップや、サイドにストゥーリッジを置かない当たり、
ディフェンスを重視したメンバーと言えるだろう。
対するバイエルンは、攻撃的な選手を並べた。
最終ラインに通常ボランチのティモシュクを起用し、
中盤の底にはクロースとシュバインシュタイガーと司令塔タイプを二人並べた。
しかし、このメンバーを並べることで、ベンチに攻撃的な選手を置くことが出来なくなった。(オリッチのみ)

そして始まった試合。
攻めるバイエルン、守るチェルシー。この構図は前後半変わらない。
しかし、点が入らないことが、チェルシーの作戦通りに進んできることを指していた。
準決勝でもバルサをいなしたチェルシー。
このままでは準決勝同様にチェルシーが勝つのか。
誰もがそう思い始めた後半38分にミュラーがヘディングで決めて、バイエルンが先制。
やはり基本通りにヘディングは地面に叩きつけること。これを実践したミュラーのゴール。
しかし、これで試合は終わらない。
チェルシーはフェルナンド・トーレスを入れて、攻勢を強める。
そしてそのトーレスが奪ったコーナーキックを、マタが蹴り、ドログバのドンピシャヘッド。
これ以上ないタイミングでニアにヘディングを叩き込み、チェルシーが追いつく。
こうなると、一気にチェルシーの流れ。
その流れのまま、延長戦に突入する。

チェルシー優位と思われた延長に、またドラマが待っていた。
ドログバがリベリを引っ掛けて、バイエルンがPKを獲得。
蹴るのはロッペン、守るはツェフ。
そして、こういう舞台に意外と弱いのがロッペンである。
ツェフのフェイントに動揺し、見事にPKを止められる。
ただバイエルンとしては、PKをとったプレーでリベリーが負傷退場したこともあり、この後は攻め手に欠く。
同様にチェルシーもPKストップのあとは、前半からの守備で体力が限界ということもあり、延長戦は幕を閉じた。


そして、PK戦。
先行はバイエルン。
ラームがしっかりと決める。
チェルシーの一番手はマタ。
既に蹴る前からノイヤーの雰囲気に飲まれた感が出ていた。PK失敗。
そして、バイエルンはゴメスが決める。
一番プレッシャーのかかる外せない二番手のキッカーはルイス。
しかし、ルイスがPKで一番リスクが高いといわれる高めに決める。
そしてバイエルンはノイヤーが決める。
そしてチェルシーは、なんとランパードがここでまた高めに決めてくる。
このルイス、ランパードの気持ちが入ったシュートで勢いが変わる。
そして、1本目から全て方向は読んでいたツェフが、この流れの中、オリッチのシュートを止める。
チェルシーはアシュリー・コールがこれまた難しいサイドネットにドスン。
これでチェルシーはタイに追いついたに過ぎないが、流れは明らかにチェルシー。
そしてバイエルンの五番手シュバインシュタイガーのシュートをまたもやツェフが止める。
そして、最後にドログバが決めて、チェルシー優勝。

モウリーニョでも達成できなかったことを、こんな期待されていないシーズンに達成したディ・マッテオ監督。
来季もこのまま指揮できるのだろうか。
そしてチェルシーの優勝で、トッテナムは残念ながら来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を逃すこととなった。
バイエルンを恨んでください。

それでは、来季はどんなドラマが待っているのか。
グアルディオラのいなくなるバルセロナはどうなるのか。
マンチェスター・シティーあたり来季はCLも来るのだろうか。
まずはオフシーズンにどんなチームを作るのか注意深く見てみましょう。