NBAプレイオフ 十三日目

今日もセミファイナル進出チームが2チーム決まった。
イースタンは全てのチームが出揃い、残るはウエスタンの二つのシリーズ。


まず、今日進出を決めたチーム、それはイースタン第八シードの76ers。
なんと一回戦で第一シードのブルズが敗れ去ることになった。
プレイオフが始まる前には、誰も予想できなかった波乱。
いや、第一戦でエースのデリック・ローズが怪我をした後でも優位に立っていたのはブルズだったはずだ。
今季のレギュラーシーズンも、ブルズはローズを欠きながら、イースタンの第一シードを獲得した。
ブルズを欠いたとしても、地力ではブルズが上だったはずだ。
しかし、ローズが怪我したことで、76ersの士気は上がり、逆にブルズにとってショックは大きかった。
その精神的な違いが、この結果につながった。
ブルズはシリーズの途中で、追い打ちをかけるようにノアも怪我で離脱。
今年はブルズの年ではなかったということだろう。
76ersに勝ったとしても、その先は厳しかっただろう。
76ersは、この勢いと共にセミファイナルに進出する。


イースタン第四シードのセルティックスも第六戦に競り勝ち、セミファイナル進出を決めた。
第五シードのホークスとしては、この試合に勝てれば、ホームの第七戦に持ち込めただけに、痛すぎる敗戦となった。
ホークスは第五戦からホーフォードが復帰し、この試合も互角に渡り合った。
しかし、最後にそのホーフォードが同点に追いつくフリースローを外し、決着がついた。
これでセルティックスはセミファイナルで76ersと対戦することになった。
セルティックスにとっては決して難しい相手というわけではないが、楽観視せずに臨むことが大切だろう。


そしてこの日唯一決着のつかなかったシリーズがウエスタン第三シードのレイカーズ対第六シードのナゲッツ。
この日、ホームのナゲッツが勝利し、3勝3敗に追いついた。
この日はナゲッツのローソンが活躍。
逆にレイカーズはインサイドのバイナム、ガソルが合わせて14点とブレーキ。
第七戦は、ホームで行われることや、ワールドピースの復帰などレイカーズにとって期待できる要素はあるが、
この勢いを考えると接戦になることが予想される。
バイナム、ガソルのインサイドの活躍が無い限り、レイカーズにセミファイナル進出への道は見えてこない。